村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

福来たるや

2009-12-22 23:38:35 | 茶の事
さて今日は
サカチカさんと一緒に
袋物の材料を買いに行く約束
まずは 神田の稲垣政商店へ布地を買いに
そこは端切れを売っているらしいのだ

昭和40年から50年頃の風景のそのままの建物
一階の引き戸をガラガラと開けると 
中も40年代のそのままに雑然としている
良く見ると布製品や色々なきれ地が少しずつある
われらの欲しい半端な切れ地は
よく着物の帯が入っているビニールの袋の中に
一枚ずつ値段がつけて
それが5枚から8枚位ずつ入っている
好きなものを二人で選らぶ 楽しい 
奥の机の前に75歳前後の女性が
われら二人の様子を見るとはなしに見ている 
初めての客だな と思っているのだろう
その人に裏地はどの色がいいかとか聞くと 急に表情が明るく動き
「その色が洒落てるよ、何にでもあうよ」と
低い声だが歯切れのいい江戸弁で
私が手に持っていた薄草色の裏地をすすめられた 
それならば これにしよう
今回は茶入の袋なのでそう面積が多くはいらないが
結局色々9種類の布と裏地を買って 9,880円払った

神田駅まで5分位歩いているうちに 腹の虫は騒ぎにさわぎ納まらない
昼時だ ガード下の江戸っ子寿司とやらへ初めて入った
ランチサービス780円だったか
握りが8ケみそ汁付 
満足 満腹である

それから
JR浅草橋へ買い物の続き
東口を出ると
大変な人だかりだ
今日は大安吉日
年末ジャンボ宝くじを買う善男善女が大勢並んでいる
前年一番右の売り場で2億円が出たらしい
活気があるので 写真を撮った
此処のどなたかに福来たると なるやもしれぬ


さあ 糸屋と紙屋に行く
初めての店 商品を見渡し
店の人と言葉を交わし 教えてもらって
糸屋では買ってきた布地に合う絹糸を各色買った2,320円
紙屋では若狭の和紙一枚 294円
こういう買い物も楽しい時間だと サカチカさんと珈琲を飲みつつ話す


夕方 美刻の会 ビッコクのカイ
17時17分電車にのりましたと増様からメール
そしていつものように生ビールと中華を食べる
駅前の大きな店 餃子ビーフンとエビチリを頼む
増さまより 以前「残すほどは頼まないのよ」と お言葉あり
今日も緊張して注文したが 成功した 完食だ
家で毎月続きの読書会 声を上げて読む田辺聖子の「むかしあけぼの」
読んだら そののち
操体法という体のバランスを整える健康法をしてもらう
リラックスするらしく毎回すぐ眠ってしまうのだが
今日もすっかり寝ていた スイマセン


買い物をしたり 
大きな声で本を読んだり
ゆっくりと操体法をしてもらったり
小さな嬉しさ  私めにはちゃんと来たが 
サカチカさん 増さまにも 今日
福来たる
ような  気がするが・・・  気のせいか やはり
ささやか過ぎて福とはいえぬ か
コメント
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