村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

光悦七種

2010-11-05 23:10:24 | 茶の事
金曜日だが今日は用事の何もない
私めには日曜日のような日だ
外へは一歩も出ず
ゆっくり昼まで寝ている
朝早く起きると損をしたような気がしてまた寝る
用事のある時はパッと起きてささっと出かけるから
家人にはすこぶる不評だ
昔から朝が弱く宵っ張り
それは
年をとっても変わらないようだ

茶会の道具に風を通す
木箱や中につめる紙類、布類をも一面に広げてある
それらのかたづけに今日一日を使うつもりが
昼まで寝ていて、ボーっとしたままでは遅々として進まない
まあ明日も明後日もあるからと安穏としていたが
さてと 予定表を見たらそうはいかない
明日はゼミ、
明後日は家で料理教室、
月曜日は中野と目黒とダブルで
火曜日は袋物
その次の水曜日が村雨庵の稽古日だ
今日中にどうにかしないと炉開きが出来ない
写真は三日のチョコだが
今日はメリーチョコレートなど食べて
元気になろう
さあ仕舞えるものは仕舞う
踏み台に乗って棚に上げ、
乾かした紙布は箱に入れまとめておく
寒くなるので奥からホットカーペットも取り出し
後は炉と風炉との炭道具などを入れ替えるだけになった
やれやれ ひと安心した

昨日の茶会に光悦が出た
さてそういえば
光悦七種は何と
不二山、
雪峰、
障子、
毘沙門堂、
雪片、
鉄壁、
七里。

また一説に、
加賀光悦、
雨雲、
時雨、
鉄壁、
有明、
紙屋、
喰違とも。

また光悦十作は、
黒光悦、
加賀光悦、
喰違、
鉄壁、
有明、
障子、
雪片、
不二山、
ヘゲメ、
毘沙門堂を。

その名を聞くとその茶碗が目に浮かぶほど有名だ
やはり光悦は凄い
その前の三日の茶会の松籟庵様の一元の茶碗も
光悦と良く似た形であり茶味も負けてはいない
光悦の作陶は
楽焼の2代常慶、3代道入から指導を受け、また茶碗の箱書を初めてしたと聞く

光悦は 永禄元年1558~ 寛永14年1637 79歳
楽常慶は 永禄4年1561~寛永12年1635 74歳
楽道入は 慶長4年1599~明暦2年1656 57歳
一入と一元も光悦とは時代をともにしていないがきっと茶碗は見ただろう
楽一入は寛永17年1640~元禄9年1696 56歳
玉水焼の一元は寛文2年1662~享保7年1722 60歳

この三百年から四百年前の茶碗達は
まだまだ この先も その魅力を発する



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