村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

四つ碗

2011-01-14 23:27:04 | 懐石・料理
最近は四つ椀でなく簡単なおしのぎでの茶事をしている
食事の時間も短く支度も片付けもとても楽である
一月の末にも同じように簡単に茶事をするのだが・・・

大晦日の想望庵さまの茶事で
久しぶりに客になり四つ椀で懐石を頂いた
折敷が運ばれ飯椀イイワンと汁椀の蓋を同時に取り
それを重ねて折敷の右に置く
両手で飯椀を取り、
次に箸を取り炊きたてのご飯を一口くちに含むと
お米は普段は感じないとても良い香りがする
次は汁椀の辛子を溶きながら
濃厚な味噌汁を賞味するのだ
ご飯を食べ味噌汁を頂き、ご飯を食べ味噌汁を頂く
あとは定石どおりに、お酒が出て汁替えがあり煮物椀と焼物、預け、強肴
懐石は順に進んでいく
四つ椀で懐石を頂くことは
日常とは違う囲まれた狭い空間の中、小人数で集中して食事をすることだ
客になり四つ椀の蓋をとる

やはり茶事は四つ椀懐石がなによりだ
大晦日の想望庵さまの茶事は
みなお一人でなさった
感謝して残らず頂戴したが
その御心を見習わなければ・・・

わが茶事も
また来月からは四つ椀でしよう

金曜、土曜、日曜日と三日間はうちでの料理教室
懐石料理も積み重ねだ

今日の料理には
逗子夫人とさかちかさんと勝どのの三人
逗子夫人が「四つ椀とは何か」と質問されたという
四つ椀とは・・・
懐石用の飯椀・汁椀・煮物椀・小吸物椀、
または飯椀・汁椀の身とふたの総称。
となっている
私は「または・・・」の方だったが
煮物椀と小吸物椀が含むのもあるようだ
質問があってこそ
意味がハッキリした


料理が出来あがれば
今日は新年会だ
余った蟹などを焼いて食べ
うらちゃんからのチーズと
さわわさんから頂いた赤ワインを気分よく空にした

写真は
逗子夫人から頂いた苺と 今日の宴のあとが・・・



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コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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オハヨーございます (Ah)
2011-01-15 07:44:19
漆器の産地で暮らしているのに.恥ずかしながら四つ椀とか八十椀とか知ったのは最近です。
聞くは一時の恥.聞かぬは一生の恥。
過去記事少しずつ読ませて頂きます。
凄く勉強になります。
返信する
有り難う御座います (村雨庵)
2011-01-15 11:38:57
お寄り頂き有り難う御座います
返信する

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