村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

鱧ハモの季節

2010-07-06 23:01:19 | 懐石・料理
松屋会記の天文六年1537九月十二日
松屋久政が武野紹鴎の師匠の十四屋宗伍の朝会に招かれた
会席は

サケヤキ物

貝ツケ

引物 カサウ アメノウオ
菓子 ヤキグリ、クワイ、コブ
とある
膳の手前に飯と汁
向うに鮭の焼物と
殻付き貝をのせ
引物とは懐石で折敷のあとに出される菜の事だが
引物には琵琶湖で取れたアメノウオ(琵琶マス)の膾を出し
菓子は焼栗と慈姑クワイと昆布
この頃の会席は本膳料理の一の膳をやつしたようなものだったようだ
いにしへの料理を思いつつ
料理教室へ出かける

もう夏だ
今年初めての
鱧ハモの料理だ
落としと鱧鍋ほか
まず鱧をさばいて
湯引きして落とし身を梅肉で食べる
手先だけでなく腰を入れて骨切りするのよ
と何度も先生はおっしゃる
鱧は身が白く艶やかで
美しい
そして美味しい

朝は袋物
一度帰って整形外科へ行き
そのあと出かけた料理教室だ
今日もやはり忙しく
くたびれて いたのだが
鱧を食べれば
元気が出るのだ

しかし
次に鱧を食べるのは
たぶん来年か・・・



茶の湯・茶道ランキング
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 水屋 | トップ | 星の手向けにむかいあう »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

懐石・料理」カテゴリの最新記事