村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

白雲影裏笑呵呵 ハクウンエイリ カカトワラウ

2023-05-24 23:54:18 | 村雨庵 稽古 

今日の掛物は
白雲影裏笑呵呵
ハクウンエイリ
カカトワラウ

影裏とは
光の当たらない所。
また、物陰。
かげうら。

筆者は金閣寺住職の
村上慈海ムラカミジカイ

就任期間は
昭和39年1月~昭和55年3月

明治35年、愛知県に生まれる。
大正5年、鹿苑寺にて得度。
大谷大学哲学科を卒業後、
天龍寺僧堂で修行。
昭和10年、鹿苑寺住職となる。
相国寺派宗務総長、
慈照寺特命住職などを歴任し、
(財)禅文化研究所理事長に就任。


この一行は
碧巌録 ヘキガンロク
第七十四則
金牛和尚キンギュウオショウ呵呵笑カカトワラう
の中の

白雲影裏笑呵呵、
兩手持來付與他。
若是金毛獅子子、
三千里外見訛。

意味は
白い雲が輝く下で、
はっはっはと笑い、

両手で持ってきて、
他人に与える。

もし菩薩であるならば、
三千里の彼方の下心がわかるぞ。

という

頭に入ってこない

【碧巌録】ヘキガンロクとは
中国の仏教書。10巻。
臨済宗で最も重要な書といわれる。
宋の圜悟克勤エンゴコクゴン著。
1125年成立。
雪竇重顕セッチョウジュウケン
が百則の公案を選んだものに、
圜悟克勤が批評や評釈を加えたもの。

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