村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

法印ホウイン・法眼ホウゲン・法橋ホッキョウとは

2022-07-05 23:58:49 | Weblog

今日は読売カルチャー茶話指月集チャワシゲツシュウ
『茶話指月集』は
利休の孫千宗旦から聞いた
利休に関する茶話を、
高弟 藤村庸軒が書き綴り、
久須見疎安が編集して、
江戸中期の元禄十四年に刊行した板本。

そのはじめの方に
 正親町天皇の禁中茶会のとき
 秀吉から「綱位」を下される機会があったが
 利休はこれを受けず居士号を称することを請うた。と

その【綱位コウイ】 の解説
僧綱 ソウゴウの位。
古くは僧正・僧都 ソウズ・律師。
のちに法印ホウイン・法眼ホウゲン・法橋ホッキョウ が加えられた。 
( 日本国語大辞典ヨリ)
今度は【僧綱ソウゴウ】がわからない
僧綱ソウゴウとは
日本における仏教の僧尼を
管理するためにおかれた
僧官の職である

864年(貞観6年)には
僧綱ソウゴウに対応する僧位として
僧正に法印大和尚位、
僧都に法眼和上位、
律師に法橋上人位が与えられた。

平安時代後期以降は
仏師や絵仏師、連歌師などにも与えられるようになった。
近世になると絵師が任命される例が増え、
武士の入道、儒者、医師などにも及んだ。
絵師の中では、
御用絵師だけでなく民間絵師も叙任されたが、
その手続きは面倒であった。
門跡寺院を窓口として
しかるべき旗本などの名義を借り
師匠などに保証人を頼んだ上で
町奉行に願書を提出し
許可を得た後、
寺院に再度申請を差し出し
評定にかけられ武家伝奏を介して
叙任の宣旨が下された。
(ウィキペディア)

狩野栄信の号は
法眼時代は伊川、
法印叙任後は伊川院、玄賞斎。
狩野探幽法印の「法印」は何か疑問
絵師に僧侶の位を当てて
ある事は知っていたが
それは【綱位】という事で
上の方から授けられるのだと
ちょっと解ったような気がする

写真は浜離宮のノウゼンガズラ

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蝉も雀もぬるる程

2022-07-05 00:38:59 | 短歌・俳句の事

水うてや蝉も雀もぬるる程 其角

今日は雨が降ったり止んだり
遠くには台風が出来て
九州地方に上陸するかも
どおりで体が重いし
具合が悪い
サカチカさんが道具の出し入れを
手伝いにきてくれた
私はちょっと動くと疲れてしまい
ごろり横になっている
お天気病とか気象病という症状

写真は
知らないおうちの
背の高い百合の花一本が
まもなく開花するところ

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