村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

ぬけがけ の

2022-07-03 23:13:42 | 茶道具、古美術、骨董

ぬけがけの浅瀬わたるや夏の月 蕪村

今日は久しぶりに美術倶楽部の正札会へ
昨日は混んでいたようだが
今日はすいている
買いたい人は初日午前中に行くもの
私はゆっくりだ

かつて私は某所で毎月ひらかれる
色々な種類の茶事に参加していた
そこで使われるお道具は古いものが多く
大層勉強になったものだが
ある薄器は「堺庄サカショウ」という作家だった
聞いたこともなかったし
いったいどのような人物か
色々調べてみたが不明
ずっとモヤモヤのまま
今日の正札会の並べられた品の中に
その名前の薄器があった
お値段は二十二万円ほどの高価なもの
それを見つけて
一緒に行ったサカチカさんと
それについてあれやこれや話しをしていると
その持ち主の道具屋さんが
親切に作家の事を教えてくれた
ずっと何年もわからなかったのに
暑いけど今日出かけたおかげで解決納得
ちょっと爽快感
それ買えなかったけど 

漆工、萩野嵩山(堺庄) (1846-1929)
益田鈍翁お抱え蒔絵師
江戸京橋の茶道具商「堺屋庄兵衛」の子に生まれ、
江戸後期の書家「市河米庵」より「嵩山」の号を授けられ、
光悦・光琳・常憲院時代の
印籠の写しを得意とした と
ネットにもあったが

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