山鳥の
ほろほろと鳴く
声聞けば
父かとぞ思ふ
母かとぞ思ふ
和歌・歌人・31
行基ギョウキ
『玉葉集・巻十九・2614』
小鳥の鳴くのを聞いて
という小書ありて詠んだ和歌
行基ギョウキ
670~749
80歳
和泉の国の人
薬師寺の僧
諸国を巡歴して
一般の人々に教えを説き、
多くの信仰者を得た
有名な和歌だ
父母のいない寂しさは
時代を超え
心に響いてくる
写真は金魚の香袋
黒い出目金デメキンの香袋
とても良い香りがする
山田松香木店の包装で
何年か前に頂戴した
少しドキドキして
香袋の香りを聞く
新型コロナは味覚嗅覚に
異状が出るというから
味や匂いは重要
わかるわかる香袋
いい匂いだ
夕食の
ソーメンの味もわかる
五感は大切