村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

行基ギョウキ

2020-08-19 20:59:57 | 和歌と歌人

山鳥の
ほろほろと鳴く
声聞けば
父かとぞ思ふ
母かとぞ思ふ
 和歌・歌人・31
 行基ギョウキ
『玉葉集・巻十九・2614』

小鳥の鳴くのを聞いて
という小書ありて詠んだ和歌

行基ギョウキ
670~749
80歳
和泉の国の人
薬師寺の僧

諸国を巡歴して
一般の人々に教えを説き、
多くの信仰者を得た

有名な和歌だ
父母のいない寂しさは
時代を超え
心に響いてくる

写真は金魚の香袋
黒い出目金デメキンの香袋
とても良い香りがする
山田松香木店の包装で
何年か前に頂戴した

少しドキドキして
香袋の香りを聞く
新型コロナは味覚嗅覚に
異状が出るというから
味や匂いは重要
わかるわかる香袋
いい匂いだ
夕食の
ソーメンの味もわかる
五感は大切

コメント
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