村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

廣澤切ヒロサワギレ

2020-08-11 21:57:24 | 覚えたい古筆

伏見天皇宸筆フシミテンノウシンピツ
 廣澤切ヒロサワギレ
鎌倉時代

伏見天皇の御歌集の
自筆原本と称されるもの
世に廣澤切ヒロサワキレと呼ばれている
二,三首あるいは数十首に
分割せられて諸家に珍蔵せられている。


あまりに暑いせいか
うちの猫の姿が見えない
そのうち何処かから出てくるだろうと
気楽にテレビでも見ていたが
午後になってもいない
気になって探しはじめた
昼寝の場所はいくつもある
わたしの部屋
妹の部屋
荷物の部屋
茶室に水屋
荷物の部屋
ミーちゃんと呼んでも
来ない いないのだ
背伸びしてものぞき込んでもいない
でもどこかにいるはず
気になって昼寝も出来ない
ビデオも落ち着いて見れない
また同じ場所を探してみる
ひょっとしたら外に出たのかも
ミーちゃん ミーちゃんてばっ
大声で呼ぶ
名前を呼んでもいる気配はない
どうしょう
年も12歳は過ぎてる
外では生きていけないのよ
もう二度と会えないかもしれない
どこかに行ってしまったんだ
ああどうしょう
何も手につかない
帰ってきてミーちゃん
やることはあるのに
何も出来ない
夕方になってもまだ暑い
そんなとき
静かに階段を上って
ガラス戸をスーと開けようとする
手が見えた
ミーちゃんじゃないの
なんだ いたの
どこで寝てたの
答えてはくれないが
一秒前までどっぷり暗雲に埋まっていた心が
秋の名月のように晴れ渡る
食べられなかった
三時のどら焼きと
アイスクリームをパクパク
食べられる幸せ 
ミーちゃん見てるだけで幸せ

コメント
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