村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

二月は鶯点ウグイスダテ

2011-02-27 20:46:32 | 茶事 茶会 
日曜日 早起きして四谷の茶会へ
二月は鴬点ウグイスダテの点前を拝見する
点前はひとつで無いと以前伺っていたが
うちの点前と少々違う やはり色々あるのだ

釜は京大西家九代浄元の分銅釜 桐地紋 釻付は分銅 鵬雲斎の箱書
灰匙は 仙叟好 大判灰匙
灰器は 了全 了全というと永楽十代 保全は十一代 和全は十二代
香合は いなり焼きの鈴 身の部分を楽惺入が造っている
惺入は楽家一三代

今回から茶会記を書くことを勧めた
若い時 次の席を待つ間に茶の湯手帳に道具を思い出しながらひとつひとつ書いたものだ
意味が何だか分からずとも言葉はあんがい覚える
面倒でも書いておけば何かが記憶に残る
いつでも勉強
あとで不明のものは調べるのだが 
これが楽しい

寄付の掛物は 太田垣蓮月の歌 
青柳の糸こそ長くなりにけれ野辺の霞にたなびかれつつ

本席床 金森宗和消息 木俣清左エ門宛 二月四日付
花  椿 天ケ下・檀香梅ダンコウバイ
花入 南蛮写 真清水蔵六
炉縁 木地 紅梅
水指 虫明 馬の画 円能斉箱 
茶杓 大徳寺黄梅院 小林太玄    銘「春霞」                      茶碗 高取
薄器 七宝象嵌 曲薄器 淡々斎在判箱書 橋村萬象
菓子 すあま
干菓子 柿巻 梅落雁 

お菓子が美味しい
茶会が終わると
急いで私たちも和菓子作り教室へ直行
だから一番の席でないと間に合わない

始めは欲ばって
終わったらどこかへ行こうかとも思ったが
早起きは思いのほか疲れる
和菓子の後には真直ぐ家に帰ろう
そうして
帰ったら昼寝だ 


写真は貝母バイモ

木戸の手前に 
今年も貝母が
秘かに花芽を膨らます



茶の湯・茶道ランキング


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする