村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

雪の日 短歌12首

2011-02-18 23:22:01 | 短歌・俳句の事
明日は大炉の茶事
早く眠ろう

先日の雪の日の短歌12首

1.ざりざりと雪を踏みたる音残しゆるりと前を車の続くも

2.雪雨に弱きは草履しかたなく足袋まで凍るようを諦め

3.夕方から雪になるとの天気予報用意の傘の小さき危ぶむ

4.予報どおり雪の降りくる坂道に足元ばかりを見ん真剣に

5.椿やら咲きそろう墻 雪ならで危うし宵の坂道に見ん

6.一歩ずつ前ゆく人の足の跡重ねて踏まん雪つもる真夜

7.用意せし雨コートの裾翻し吹雪くが雪の中を進まん

8.傘を持つ手の冷たきに立ち止まり探せども無き右の手袋

9.間隔を僅かに空けてひとりずつ座る車内に発車を待てる

10.真夜中にポイント故障のアナウンス発車の見込み立たぬとうこの雪

11.しんしんと雪は白さを増しつつも音を消しさる真夜中ならで

12わが駅にやっと着きたる雪ふらば見慣れし道の景色うれしも



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コメント (2)
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