新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

『少しずつ貧しくなっている日本の現実』

2020年01月04日 | くらし
3日の朝、チラシを見ながら「この超極暖を着たら暖かいのだけどね」と紺とグレーのタイツを夫に示しました。「HEATTECH ULTRA WARM」はヒートテックの2.25倍の暖かさです。
夫は今も暗いカラーは絶対に着ないのです。数年前から極暖のタイツを勧めていたのですがNO,Thank You!
でも今年は足の冷えが限界だったのか、意外にも「着るよ」と単純明快な返答です。早速3着をゲット。
売り出し期間中は1990円が1290に値下げしたのはラッキー。でも、この品質にこの価格でいいの?どうみてもおかしくない?と心に落ち着かない部分があります。嬉しさも中くらいなりおらが春です。

少し前の日経新聞に『価格が映す日本の停滞』の記事が載りました。『モノやサービスなど日本の価格の安さが鮮明になってきた。例えば世界6都市のディズニーランドの入場券は日本が最安値で、カリフォルニアの半額。ダイソーの製品100円が米国162円、ブラジル215円、タイ214円、中国産が多いのに中国ですら153円』、これは私も海外のユニクロやダイソーで実感しています。
同格の五つ星ホテルがロンドン17万円、東京7万円。
マックのハンバーガーを基準にしてみると為替レートは1ドル=67.94円となり、現在の108円とはかなり開きがあります。
もちろん今の不景気は円安だけでは説明がつきません。
賃上げが鈍り消費意欲が高まらないこと、結果物価低迷が続き景気も盛り上らず「負の循環」が日本の購買力を落ち込ませているのだとか。
1997年の実質賃金を100とすると、2018年は90.1にダウン。
『タイでは上昇する賃金や店舗料がダイソー製品の価格に添加され、それでも購買力が高まっている中間層には負担感が少ない。安い日本には世界の成長についていけない日本の停滞もにじむ』と、今年の経済に不安が残ります。さらには世界の貿易戦争も追い討ちをかけています。
・・・こういいながらも、100円ショップのゴム手袋を買ってきました・・・。

天然ゴム、ベトナム製。スーパーの245円よりずっと着脱がしやすく、品質もいいので愛用しています。

働き方改革も少しずつ形になっています。年末年始のごみ収集も1週間お休みでした。以前はこれが普通だったのです。
とどまるところを知らなかったサービスの向上に、市民はいつの間にかそれが普通と思うようになっていました。
「今」だけでなく持続可能な様に長い目で見直す。遅まきながら足踏みをして考え直すことができました。
収集車のスタッフのみなさんも、今年の正月は感銘が深かったことでしょう。

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