新・遊歩道

日常の中で気づいたこと、感じたこと、心を打ったこと、旅の記録などを写真入りで書く日記です。

ドイツ・オーストリアの旅③

2017年06月14日 | '17ドイツ・オーストリアの旅

フランクフルトのこのホテルの朝食は充実していることでも人気が高く、たっぷり食べて8時40分に出発。
目指すはハイデルベルグ。娘の卒業旅行で来た思い出の場所で、はっきり覚えていました。

ハイデルベルグ城からの眺め。木々の緑と統一された色の建物の調和が美しく、歴史を感じさせます。ネッカー川にはゲーテも賞賛したというカール・テオドール橋(アルテブリュッケ)がかかり、忘れることのできないパノラマです。

  

お城は13世紀ころから建築様式を変えながら拡張を続けましたが、度重なる戦争や火災で廃墟状態です。
お城の地下の強大なワイン樽は世界一の大きさ。直径7m。22万リットル。階段を登る人物と比べるとその大きさがわかります。
ショッピングタイムにはドイツの人気キャラクター、アンぺルマンのTシャツやグッズをゲット。残りの時間には「学生牢」まで足をのばしました。古き良き時代、ハイデルベルグの大学生はこの牢に入るのがステイタスだったとか。


昼食を済ませると、バスは古城街道を走ってローテンブルグへ向かいました。美しいドイツの丘陵と点在する村を眺めながらの170km、全く退屈しません。

     

普通でさえ城壁に囲まれたローテンブルグは中世の町そのものなのに、ラッキーなことに、「マイスタートゥルンクの祭」にぶつかり、いきなり「生」中世に放り込まれました。
町の人々は中世の服装に身を包み、まるで別世界、別空気、中世にタイムスリップしたかのよう!ブリューゲルの絵の農民を彷彿とさせるものでした。

 

 

 

夕食までの3時間がフリータイム。急な階段を登って城壁の上を歩いたり、聖ヤコブ教会に行ったり、シュネーバルを買ったりと、私の好きな街歩きです。

    

聖ヤコブ教会。左は十二使徒祭壇、リーメンシュナイダー作の「聖血の祭壇」は見逃しました。前回に確かに見たのですが場所が確認できずに残念。5500本のパイプオルガンが素晴らしい!

18時にマルクト広場に集合すると、ちょうど市議宴会館のからくり時計が動き始めました。ローテンブルグの老市長が町を救うためにワインを飲み干すという賭けに出て勝利を収め、その時の様子をからくり時計にしたものです。プラハやミュンヘンのからくり時計に比べたら地味かも・・・。

 

ドイツは白アスパラの最盛期で、市場にも山積みで売られています。たっぷりのアスパラ、ヴァイスベルスト(白ソーセージ)、ビールとドイツの中世の町は最高でした。ドイツの人は2か月半の間に50~100本のアスパラガスを食べるそうな!

泊まったのは、やはり城壁の中のホテルで、昔の建物を利用して拡張しているので段差もあったり迷路のようでした。
部屋の窓からの景色はさながら箱庭のようで、澄んだ小鳥の声が心地よく、これも旅情を濃くしてくれました。

 

ここには1泊なので、お風呂に入って、スーツケースの荷造りをして、休んだのは12時。ベッドに入ると疲れていたのですぐに眠ったようです。毎日のスケジュールは若い人向きでタイトです。                 この日の温度14~24℃   

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