福岡天神から西鉄電車特急で30分のところにあるのが久留米。ブリジストンの創業者石橋正二郎氏が会社を興した地です。今、久留米市の石橋美術館 で面白いテーマの美術展が開催されています。「くらべる。つながる石橋コレクション ブリジストン美術館開館60周年を祝う」というものです。石橋美術館は東京のブリジストン美術館とともに石橋財団が管理運営を行っています。入館料の安さに創設者の文化向上に寄与したいという初期の強い志がうかがえます。
展覧会は、1つのキーワードに作品2点を並べて、時代、場所、作者などの比較をしながら自分なりの鑑賞を楽しむのです。このようにして、70のキーワードで140点の作品が展示されています。
例えば、キーワードが「二人」には、アンドレ・ロート『海浜』1922年頃と、古賀春江『海女』1923年が並べられています。
下記のキーワード「牛」には、グレゴリオ・ラッザリーニ『黄金の子牛の礼拝』、ミレー『乳しぼりの女』が並んでいます。
ブリジストンのコレクションだけでこの企画ができるほどの作品収集の厚さがあります。2時間半はかかるので途中の休息所でひと休み。全面ガラス張りの窓からは、目に染み入る5月の緑にほっとひと息つきました。窓枠に切り取られた景色は、普通の景色とはまた違った特別の主張をもって輝くのが不思議です。
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石橋美術館は広大な敷地を持つ石橋文化センターの一角にあります。石橋正二郎氏が文化センターを設立し久留米市に寄贈したものです。地域の文化向上と福祉に役立てたいと願う心に創業者の熱い息吹が伝わってきます。阪本繁二郎のアトリエも移築されています。
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やっと少しだけスナップエンドウを収穫しました。「皮算用」ではもっとたくさんあったのですが、白い花が咲いた段階で抜き取らざるを得なくなりました。実がつく前のちょっとむごい仕打ちですが、次に植えるゴーヤに場所を譲るためです。
野菜作りの最初の頃は「畝」を作ることすら知識がなかったし、植え付けの時期がいまだに学習できずにいます。そんな素人にも植物は優しい・・・。小さな収穫を楽ませてくれます。夕食時にはこれを茹でて、コマーシャルの宣伝みたいに「ゴクリ!」といきます。