子供がまだ小さかった頃、幼稚園のバザーに出品するための手芸品をよく作りました。その時に我が家用にもと作ったのがフェルトで作った小さな果物。娘がそれをとても気にいり、成長するに及んでもよくその話が出てきました。市販のものと違って、手作りの温かさを幼いながらに感じたのかもしれません。「私に子供が産まれたときは、同じものを作ってね。」と言っていたのを思いだして、20数年ぶりにフェルト生地を買い求めました。
手芸は、なるほど作るほどに楽しいものです。今はその手の本もたくさん出回っています。孫にというより、こんなものを作ってみたいと久しぶりにわくわくしながら作りました。私のささやかな創造の喜び。ひと針ひと針、無心になって縫うのってなかなか楽しいものでした。で、出来上がったのがご覧の通りのケーキ。マカロンもあります。昔作ったイチゴと違って、今回は立体的なイチゴに進歩しました。食べられないけれど、それ以上に嬉しい、おいしいケーキでした。