おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

Pons-Brooks 彗星が立派になりました!

2024-04-02 11:08:43 | ブログ


4月1日の午後7時過ぎに撮影した最新のポンス-ブルックス彗星の姿です。PENTAX MS-4にRASA 8の組み合わせで、カメラはEOS M6改造機です。MS-4で導入する場合には、木星でアライメントしてから直ぐに導入してくれるので、準備から撮影開始まで10分ほどです。木星の導入はクランプを緩めて手動で導入させてから、SkySafariで同期させてOKなので簡単です。ただし、同期させる天体から導入天体が距離がある場合には、上手くいかない場合がありますが、その場合はその都度近くの星を使って同期させれば問題ありません。極軸が合っていなくても通用します。極軸がきちんと合ったMS-4は最強の赤道儀になります。

ポンス-ブルックス彗星の姿は、二日前に見たものよりさらに明るくなっており、カメラのライブイメージではっきりと分かるようになっていました。ただ残念なのは西の低い空手の撮影なので、空の透明度が悪いと尾の写り方が極端に悪くなります。地平高度が高い状態で撮影できれば最高ですが、基本彗星は太陽に接近してから明るくなるので、どうしても東か西の地平高度が低い時になってしまいます。



今日も晴れて撮影が出来そうですが、昨日と違って空が眠い感じなので、撮っても昨日より良くなることはありません。海外では素晴らしいイメージで撮られていますが、砂漠地帯で地平線まで空気が澄んでいるところでは、場合によって肉眼でも見えるかもしれません。8日の皆既日食では日食とのツーショットを狙えるようですが、実際にどんなイメージになるのか分かりません。明日から天候がしばらく悪くなるので、実質この撮影が最後になるかもしれません。秋の紫金山-アトラス彗星が楽しみですが、これもどこまで明るくなるのかいまだに分かりません。これまでも期待されていた彗星が直前でダメだったことがなん度もあるので、今回もそうならない事を願うのみです。



昨日、山梨から戻ってきてから天文台の土台の塗装をしました。来週早々にはこの上にドームが乗りますが、正直まだ完成のイメージが湧いていません。それより、改造中のアストロカーが気になっていますが、先ほどガレージの社長さんから連絡が来て、ようやく作業に着手したことを伝えてくれましたが、まだ改造に際しての不安要素があるので、近いうちに大工さんと一緒に見に行こうと考えています。

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