ビクセンGPD2赤道儀を頑丈なGITZO三脚に載せるためのアダプターを製作しました。もちろん、ご依頼されたものです。こんな取り付け方があるとは考えてもみませんでしたので、製作してみて大変格好良いと思いました。ご本人はこのために三脚を購入されたそうで、購入される前からこういった使い方ができるとわかっていたのでしょう。高価なジュラポール三脚もいいですが、GPD用にはありませんので、必要に応じて製作するしかないのでしょう。このアダプターは三脚接地後にも回転できるようになっていますので、方位調整が十分でない場合には回転させて調整が可能です。三脚にははめ込んでいるだけなので、簡単に着脱で元に戻せます。
ご依頼者様には大変喜んでいただけました。そうでないと、作る気がしませんし、作っても無駄になるだけです。これならGPガイドパックにも使えるので、2012年のケアンズ日食へも気軽に持って行けるでしょう。三脚自体はそのままカメラ三脚としての機能を持っていますので、日中はスナップ・風景撮影に使い、夜間は赤道儀の三脚やポータブル赤道儀の三脚として使用できますので、重量規制の厳しいオセアニアでは無理なく機材を持っていけるでしょう。
これから少しづつこういった海外遠征用の機材製作が増えてくると思います。このGP-GITZO三脚アダプターの需要も少しづつですがあるでしょう。同三脚をお持ちの方ならアダプターを製作するだけですので、ご要望でしたらコメントより御知らせください。
この画像の三脚も新品でも5万円ほどで購入できますし、ヤフオクで中古を探せば2~3万円ほどで入手できるでしょう。取り付けた感じも非常にガッチリしており、強度的にも問題なさそうです。ただし、載せる鏡筒は短焦点屈折とガイド鏡筒くらいにとどめたほうがいいでしょう。日食なら鏡筒2本搭載するのに、GP/GP2でも十分でしょう。来週からGP用の汎用アームを新たに製作しますので、完成したらまたブログにアップします。