おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

お気軽撮影アイピースでウィルタネン彗星

2018-12-08 14:43:28 | コンデジのお気軽天体撮影


昨夜は久しぶりに好天に恵まれたので、エンコーダーを組み込んだAXJ赤道儀を持ち出してウィルタネン彗星の撮影をしました。画像は当店で販売している「お気軽撮影ズームアイピース」とCanon G9Xのコンデジでワンショット撮影で撮ったものです。通常の直焦点撮影より拡大率が高いので、彗星頭部の感じが良く分かります。露出時間は30秒、ISO 3200です。アイピースは24mmの位置で撮影しています。特別なテクニックは必要ありませんが、きちんと彗星を正確に追尾できていることが最低条件ですが、30秒露出ですので、ポラリエでも撮れるくらいのものです。



こんな感じで撮っています。



こちらは同じくズームアイピースとG9Xの組み合わせですが、バーダーハイペリオンを使っています。この組み合わせではセレストロンズームのほうが僅かに周辺像は良くなっています。安価なアイピースですが、こんな使い方で彗星を撮れば迫力ある姿を撮ることが可能です。



こちらは、先日届いたGSOのリッチークレチアンにEOS 6Dを装着して撮っています。何故か星が流れていますが、赤道儀側の問題ではないと考えています。F8なので、やや大きく写っています。露出をさらにかけて複数枚をコンポジット処理してからフォトショップで仕上げれば尾が見えてくると思います。



これは、PENTAX 75SDHFとEOS 6Dの直焦点撮影で撮ったものです。RD0.72xを併用しています。露出は3分です。ウィルタネン彗星は、頭部のコマ部分だけ目立って尾がはっきりしません。処理の仕方でも違ってくるのだと思いますが、予想していたより写らないのが残念です。今晩も晴れそうなので、再度出動するつもりで準備しています。たぶん今日あたりは上のふるさとレストハウスへ行けば何人かの撮影者が来ているでしょう。

AXJ赤道儀のエンコーダー仕様は、とても使い易くなりました。アライメントは手動でスピーディーに見えている星を導入してから行うので通常の半分以下の時間で終わります。途中必要に応じて星図との一致をさせるためにアライメントをその都度行っていますが、以前とは大違いで使い易くなりました。カメラのピント合わせでも明るい星をとりあえず手動で入れてから自動導入で天体を入れて撮影ができるので、使いだすとこんな便利なものはありません。

ただ、一つ何とかしたいことがあります。スターブックテンの設置場所です。これは近いうちにホルダーを作ります。星図を見ながら天体を入れたりする時に必要なので、作らないとエンコーダーの機能を活かしきれないです。ホルダーをどこに取付けるように設計するかが問題ですが、三脚に取付けるようにすると、機種が限定されてしまうので、赤道儀本体に装着できるように考えてみます。

今晩も引き続き「スーパーAXJ赤道儀」を使ってみます。


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