おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

SIGMA 14mm F1.8 DGその後

2017-07-15 17:42:31 | Astro Photography


昨日撮影した画像のF1.8で撮ったものを周辺部と中央で拡大したで比較しましたが、F1.8と2.0で撮った画像ではほぼ同じような星が縦に僅かに伸びた星像が周辺部に見られますが、F2.8まで絞ると完全に無くなります。それでも極僅かに星像が肥大した状態にはなっています。しかし、全体の10%以下の面積でのことで、200%くらいに拡大しないと分からない程度のものです。

Canon EF14mm/2.8Lレンズを開放で使うよりはマシではないかと感じます。このレンズが出る前まではEF14mmを買おうかと思った時期がありましたが、今はこのSIGMAの14mmで良かったと思っています。まぁ、SIGMAをごひいきするつもりはありませんが、このArtシリーズレンズを既に2本持っているので、その流れから考えても買って正解だったと感じております。これから使用者が増えるに従って賛否両論出てくるとは思いますが、私個人の意見としては肯定的なものです。



これから梅雨が明けて夏の銀河の撮影シーズンへ入ってきますが、本当に撮りたいのは秋になって空の透明度が高くなってきたころです。昨日に引き続き今日も天気が良かったですが、夜になってからは曇ってきました。去年もそうでしたが、日中は割合晴れているのに、夜になると何故か曇ってきて、早朝にまた晴れるといった感じでした。今年もたぶんそうなるでしょう。



2枚の画像は、昨日撮影した夏の銀河ですが、SIGMA 14mm F1.8 DGにて撮影したものです。画像処理をしてこうなりました。日本の空はどこもそうかもしれませんが、射手座の銀河の濃い部分が南の地平線付近にあり、そこに光害があると写りにくくなります。それを改善するには、CLSフィルターを使うことですが、絞り開放値が2.8だと露出倍数が2倍になる分つらくなりますが、F1.8で撮れればそれも楽になります。

カメラはEOS 6Dの改造カメラですので、使うのは当然「Astronomik CLS-CCD」です。無改造だけの状態よりフィルターONのほうが若干Hα領域の写りが良くなります。次に晴れたら試してみます。

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