ご存知名機の「Mark-X赤道儀」を他社製ピラーに取り付けるための架台です。ご依頼者様のご要望により、方位調整装置を組み込んであります。まだ、調整ボルト類は仮の姿です。調整用ボルト２本を製作して、もっと格好良くなって完成します。ネジ類を既製品を使えば、手間も減りますが、せっかくの名機に相応しい姿にしたいと思います。完成した姿はまたアップします。
この姿にするには、必然的にコンピューター制御のNCフライスを使う必要があります。たぶん、こういう一点ものでやってくれるところは少ないと思います。単なる穴あけやカットだけなら手間もそれほどではありませんが、こういうRがついた加工を正確にするには、やはり人間の手だけでは限界があります。今も沢山の方々からご注文がある、ポラリエ雲台ベースですが、これも加工の半分はNCフライスでやっています。
上から見ても方位調整部が見えにくいように考えて作ってあります。基本的に架台ベースのサイズと同じにしてありますので、使っていて違和感は全く感じないと思います。また、Mark-X純正の三脚架台も、サイドのネジを緩めることで自由に方位調整ができるようになっていますが、この架台もサイドのネジ３ヶ所のうち一箇所でも緩めれば回転します。Mark-Xに固定している調整架台はも３ヶ所のネジで固定しているので、これも緩めれば、方位調整部を赤道儀の好きな位置に持ってくることができます。通常は前か後にあるものですが、使い勝手によっては横でもいいでしょう。自分の好きな位置で固定できるので、純正状態を考えると劇的に使い勝手が良くなるはずです。
Mark-Xには、高度調整バックルは付いていますが、方位の微調整ができません。この方法なら純正の三脚架台にも応用がききますので、必要と思われる方はご相談ください。ただし、いつも書いていますが、こういう一点ものの加工は安くはありません。その辺を理解された上でお問い合わせください。
この改造いいですね。純正三脚に取り付けの際、三又部分に加工することなく微動ができるというのがいいとおもいます。
高度微動加工と水準器を取り付けでお願いしたいと思いますのでよろしくお願いします。将来ピラー脚に変更の際も下部のみ変更すればいいですもんね。
こんにちは、どうやら気に入っていただけたようですね。まぁ、お待たせしているうちにいろいろ良いアイディアも浮かんできましたが、みやちょろさんが苦労して作られた模型が活きています。知恵の乏しい私ではありますが、皆さんに支えられて良いものが作れます。
基本的にはこれの応用で三脚架台に乗るように作れますので、当方が戻ってからとりかかりましょう。今少しのご辛抱です。ともに良いものを作っていきましょう。