超高感度ビデオカメラのRevolution Imagerですが、春先に購入していたのですが、室内でテスト的に使ったり惑星を見たりしていただけでまともにその機能を理解していませんでした。しかし最近になって使ってみたら驚きました。カラーカメラであることは分かっていましたが、星雲のカラーが本当に出るのか疑問に感じていました。そこでAXJ赤道儀にC8HD鏡筒で実際に使ってみました。
この画像では分かりにくいですが、オリオン大星雲が自動導入で画面に入ってきた時は本当に驚きました。まるで写真のように色が明瞭に表現されていたからです。コンデジでLCD画面をいくら撮っても見た通りの色が出ませんが、実際に画面を見ると本当に美しいと感じます。
超高感度ビデオカメラは、TGV-MからWAT 120Nまでいろいろ使いましたが、全てモノクロだった上にノイズが多くて星かノイズか分からないほどでした。私の場合のカメラの使い方は、スターウォッチングの際にプロジェクターにワイヤレスで繋いで80インチスクリーンに天体の姿を投影して見せていました。その際に必要なのは自動導入の精度が高い機材でしたが、Celestron CPCを3種類使っていましたが、今ひとつ良く無かったので、今はMeade LX200GPSを3台使っています。その1台にビデオカメラを取付けています。しかしモノクロだったので、オリオン大星雲の美しい色を説明するだけでは伝えきれませんでした。しかしこれからはこのRIを使えるので面白くなるでしょう。
ただ一つ難点なのは、ケーブル類が多過ぎて煩雑で扱いに困ることです。そこでたまたまYouTubeでWiFiアダプターがあることを知って早速注文しました。これがあれば、ライブ映像をスマホやタブレットPCで見せることができます。まだ直ぐには届かないので、届いてから早速使ってみます。
PENTAX K-1 Mark IIをRICOHイメージング社より借りましたので、手持ちのHD PENTAX-D FA 15-30mmF2.8ED SDM WRに取付けてみました。これまではK-70で使っていたのですが、フルサイズ用のレンズをAPS-Cで使っていたのでもったいないことをしていました。
届いて現物を手にした時もそのゴツさに驚きましたが、電源を入れて実際に使ってみてさらに驚いたのは、その機能の豊富さです。専門的解説はその筋の方のHPを見てもらうとして、普段使っているEOS 6Dと比較して撮影者がどんな写真を撮りたいかを設計者が良く理解した上で作ったカメラだというのが理解できます。カメラの機能を全て使いこなすのは大変ですが、天文ファンでなくとも必ず使う天体追尾機能は、K-70でもお世話になっていた「アストロトレーサー」と「O-GPS」ですが、K-1MK2にはいずれもその機能が入っています。
それで早速昨夜撮影したのがこの画像ですが、星が流れています。露出は1分です。もちろんアストロトレーサーをONにしてキャリブレーションも行っています。後で気がついたのですが、BULBでリモートスイッチを使わないと追尾をしてくれなかったのです。K-70も同じなのですが、普通にリモートスイッチを使っていたので撮影画像を見るまで全く気がつきませんでした。K-1MK2を借りる際に一緒に借りておけば良かったのですが、うっかりしていました。しかしヨドバシカメラへ注文したので明日届くので良しとします。
まだ月しか撮っていないのですね。それはもったいない。C-11で星雲を見せても、単にボヤッとしたイメージしか見えないので、感動は薄れますよね。これはどんな大きな望遠鏡でも同じですが、日本の環境ではそれが活かせません。同じC-11でもアメリカのNP内で見ると全然違います。RI2も海外で使ったらもっと凄いだろうと思っています。
超高感度ビデオカメラのRevolution Imagerこちらも興味があり、昨年末に手に入れてベランダで試用してます。なかなかネットでも紹介が少なく、いろいろとご教授下さい。
C8HD仕様で使えればと思っています。よろしくお願いします。