おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

LUNT Cak-MD B1200 モジュール

2010-12-24 10:59:05 | ブログ

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使われている方は極少かと思われる製品ですが、9月の渡米時にご依頼いただいて、やっと4ヶ月かかって手にしました。何でこんなに時間がかかったのか理解しがたいですが・・・、聞くところによるとCakモジュールを構成する材料がなかなか入ってこなかったのが原因だったそうです。今回たまたま運良く渡米時に間に合いましたが、まだ待っている方が数人居るそうです。もちろん私より後に注文した方々でしょう。


このモジュールを検品しようと思って、LUNTのHα望遠鏡に取り付けてみたところ何にも見えなくてショップスタッフも驚いていましたが、LUNTへ聞いてみたら、あっさりと”Hαフィルターが付いていない望遠鏡に付けて使うものだ”と言われました。ということで、やってみたらその通りで、凄く暗いバイオレットカラーのイメージが見えました。その後にご依頼者様にメールをしたところ、このモジュールは眼視ではなく、撮影することでより細かい太陽面のディテールが見えてくるものだということを教えてもらいました。かなり昔にPST-Cak望遠鏡を購入した時に見たイメージよりは暗い感じのイメージでした。安価なPSTとは違って、さらに狭い波長域の部分を観測しているので暗いイメージなのでしょう。


このカルシウムモジュールをご依頼されていた方からは、コロナドのブロッキングフィルターの修理も依頼されておりましたが、それも完了しました。コロナド関係の修理等で国内代理店で対応してもらえないような場合には当方へご連絡いただければ可能な限り対応させていただきますのでお知らせください。


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