おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

フジノン 25x150 大型双眼鏡をカーボン三脚に乗せました

2023-07-15 13:19:56 | ブログ


スターウォッチングで活用できるように、フジノン150mm双眼鏡をMoreBlueさんの大型カーボン三脚に乗せました。元々あった、Nikon 10cm用のピラーに乗せて使うには、あまりに大変なので、移動観測を考えて軽量で頑丈なカーボン三脚に乗せる事を考えました。カーボン三脚は軽いので大型の双眼鏡には安定性が欠けるという心配はありますが、実際に乗せてみるとそんな事は感じられません。



この搭載で作ったのは、300mmのハーフピラーです。高さ的にこのくらいの高さなら一般的な大人なら空を見られますし、子供でも覗く場所によっては台をおけば大丈夫です。直視型の大型双眼鏡では標準的な高さになっていると思います。ハーフピラーはこの後塗装して仕上げますが、色をどうするか悩んでいます。架台に合わせて調色して色を作ってもいいですが、どちらにしてもカーボン三脚には合っていないので、以前に調色したアストロカーの20cmクーデ式の色で塗装しようと思っています。これなら架台の色に近いので違和感無く使えるでしょう。



架台とハーフピラーの固定は、Nikon 10cm赤道儀と同じように4本のボルトをベースに差し込んで少しだけ回してからボルトを締める方法です。ハーフピラーは、φ120mmで作っているので、上下のフランジを同じ径で作るとその取り付け方法が使えないので、一部径を細くして支障が無いように作っています。φ100mmで作っていればその心配は無かったのですが、それだと架台とのバランスが良くないのでやめました。



この状態に組み上げるのはワンタッチで工具も要りません。後は18kgある双眼鏡を乗せるだけで組み立て完了します。以前にスターウォッチングでビクセンのBT-125をSXG-HAL三脚に乗せて使っていましたが、お客さんによって倒された事がありました。双眼鏡が軽い上に三脚も安定感がやや欠けるので、ちょっと引っ張れば簡単に倒れました。今回は、カーボン三脚は軽いですが、上から18kgの双眼鏡で支えているので、簡単には倒れないと思います。特に心配なのは、子供さんですが、無理に引っ張ったり体重をかけて接眼部を持ったりするので、最初にその事をしっかり注意してもらうようにします。万が一倒れたりすると、その重さだけで大怪我をする事があるので、場合によっては地面にペグを打って固定しようと考えています。

ところで、今夜と明日は、ガトーキングダム小海でのスターウォッチングですが、昨日の時点で既に予約が各日40名以上入っています。@1500円と有料でこれだけ入るというのは、本当にありがたい事ですが、困った事にまだ予約を入れようとしているので、それは流石にやめて欲しいと申し入れしました。人数に無関係で私のギャラは決まっていますが、しかし入れるだけ入れるというのは、許容量を超えているのでクレームを発生しやすくなって結果的に全体の質を落としかねないので、それはやめてもらいたいところです。ただGWの時もあったのですが、60名以上ご要望が合って半数近く断った事があったので、これから夏にかけてご要望は多くあるので、これからはその人数に応じて2回に分けて実施するのも考えていくべきでしょう。私がこれまでやったマックス人数は100名ですが、それは2回に分けて50名づつにしてもらいました。この時も有料で@1,000円だったので、一晩で10万円を稼げるので良いかと思われますが、人数が増えただけ個人の満足度が下がるので、やはり今のやり方では、40名が限度だと思います。



今夜から新たにフジノン双眼鏡を加えていきますので、その満足度を高めるスタッフとして役立ちますが、それでも40名程度にしておくのがベストです。今年から新たに機材を増やして、80MFポルタIIを6台設置していますが、それは20cmクーデを覗くのに待っている方々のために用意した機材なので、定員を大幅に超えたりすると、人でゴチャゴチャになってそれぞれのお客さんに対応する時間が無くなってきます。そのために今回はまた新たにフジノン双眼鏡を増やしましたが、それでも50名とかになると流石に対応ができません。これが無料でやっているものであればいいですが、有料なので細かい気遣いが必要です。まぁ、何れにせよ今夜は晴れる気配が無いので室内開催になりますが、明日は屋外でできそうです。

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