この極望用のアングルファインダーは、半年もお待たせしてお作りしたものですが、想像以上に面倒でした。しかしようやく完成したので納品ができます。普通は半年も待たせると、怒ってキャンセルになりますが、ご依頼者さんは、驚くほど気長に待っていただきました。当初、難しいのでお断りしても良かったのですが、代用品ではなくて、ご自分の思いをどうしても形にしたい、との事でお受けしましたが、必要以上にお待たせしてしまい、申し訳なく思っております。しかし快く待っていただけたので、良かったです。
当店では、ほとんどの特注製作は1ヶ月〜2ヶ月以内に仕上げて納品していますが、物によっては時間がかかるものがあります。当店では、やろうと思えば相当難しい加工もできますし、そういった加工は天文趣味が高じてやっている工房などでは作れないものですが、無理が無ければお受けしています。赤道儀などの製作は、高い技術は必要ありませんが、カメラ用のフランジなどは1/100mm単位の精度を必要とするので、経験と技術が無ければ作れません。
最近良くご依頼を頂いているのは、赤道儀をカーボン三脚などに取り付けるアダプターですが、色々とご依頼があります。既に仕上がっているものもありますが、仕上げにアルマイト処理を必要とするものは、そのタイミングでさらに時間がかかっています。お待たせしておりますが、気長にお付き合いをお願いいたします。夏の最盛期までには納品します。
ところで、数日前のことですが、後期高齢者らしいグループの人達でうちの集落の住人ではない人達が、突然やってきて人様の敷地に入り込んで家を撮影しているのを見つけて注意しました。”人様の敷地に勝手に入って家を撮影するのは違法ですよ!”と言ったら、"ああ〜そうなんですか?”と悪びれる事もなく言ってました。聞いた話では絵を描くための題材として写真を撮ったそうですが、せめてその住人に許可をもらってすべき事ですし、常識です。それも年配の方々で見たところ富裕層のように見える方々が田舎だからいいだろうという事でそういう事をするのは、驚くばかりです。これがもし都会でやったら警察を呼ばれて不法侵入で逮捕されます。それで言い訳的に、最初に私が注意した際に役場へ電話して許可をもらったと言ってましたが、”注意してやってくれれば良い”みたいな事を言われたそうですが、飛んでもない話で、役場にそんな権限はありません。正しい回答としては、家主に許可をもらってからそれを行なってください。というのだと思いますが、多分若い何も知らない担当者が答えたのだと思いますが、その対応は間違いです。