おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

乗鞍エコーラインを走ってきました!

2023-07-03 18:37:57 | ブログ


7月1日から乗鞍エコーラインが完全開通して畳平まで路線バスが上がれるようになったのに合わせて自転車走行も可能になりましたが、悪天候の為に初日から通行止めになって結局は誰も畳平までは上がれておりません。そして7月2日の昨日はそれまでの天候が嘘のような快晴だったので、土曜日に上がろうとしていたサイクル野郎が一気に畳平を目指して上がって行きました。私もそれに合わせて午後遅い時間に愛車のXM2で上がりました。



乗鞍の残雪は去年よりかなり少なくて、それだけ気温が高かったので溶けるのも早かったようです。去年は5月に岐阜県側の乗鞍スカイラインから登りましたが、その直後に道路が崩れて通行止めになって未だに復旧していません。聞いた話では夏には部分的に道路を通すという事でしたが、それも全く聞かなくなりました。



乗鞍観光センターに到着した時には、既に駐車場が満杯で、その上の三本滝も一杯で辛うじて駐車スペースを見つけて駐車できました。そのせいか、午後2時過ぎには下ってくる自転車が沢山あって、相当な数の自転車が上がったようです。多分数百台くらいはあったでしょう。8月の最盛期でも中々見られない光景でした。今日も乗鞍高原を出る時には相当数の車が駐車していました。多かったのは自転車だけでなく、一般の観光客も多くて路線バスが一度に5-6台くらい走っていましたので、梅雨の合間の好天で一気に観光客が訪れたのでしょう。



しかし、畳平は昔のような活気はありません。マイカー規制される前は、観光客と登山者でごった返していましたが、今はバスがいなくなると人もいなくなってガラガラです。畳平で商売をしている店は大変だと思います。昔のような活気を取り戻すには、マイカー規制自体を考え直す必要があります。EV車だけを入れて、ハイブリッド車は台数規制などをして入れるようにすれば、また活気は戻ってくるとは思います。アメリカなどの国立公園で有名なヨセミテでもマイカーは普通に入れます。ただし高額な入園料を支払う必要があります。日本の環境保護は終始一貫しておらず、何でもありのところと、全て規制するゼロのところとありますが、その中間がありません。日本で今突然に言われているゼロカーボンとかも、言葉だけひとり歩きしていて、ほとんど実効性がありません。無策な役人が考えて一部の著名な人が言うだけでは何もできません。いい加減もう少しまともな政策を考えてもらいたいものです。



久しぶりに見た槍ヶ岳です。かなり遠方にありますが、カメラの1000mmズームで撮ると、こんなに大きく見えます。槍ヶ岳の登山もせめて横尾まで何らかのトランスポートがあると行きたい人も多いでしょうし、日帰りも可能でしょう。できれば自転車を有料で台数制限して入れるようにしてくれると、行きやすく何るかな〜と勝手に考えています。e-Bikeでは既に一度上高地まで入っていますが、残念ながらバスターミナルまでしか走れません。昔は入れたようですが、ルールやマナーを守らない人が多いので、仕方なく規制がかかったのだと思います。乗鞍エコーラインもe-Bikeが人気になって走る人も多くなって、路線バスの通行などを妨げるようになったら、そこで規制がかかると思いますが、そうはならないで欲しいものです。



今年は雪解けも早い分、高山植物の開花も早まっています。コマクサも既に咲いていますし、他の花も結構咲き始めています。当然ですが、咲くのが早ければ散るのも早いでしょうから、8月の最盛期には花が咲いていないみたいな事が起こるかもしれません。



このハクサンイチゲも咲いています。他にもクロユリやイワカガミなども既に咲いています。毎年畳平に上がると高山植物を見るのが楽しみですが、今年は7月中にはその最盛期を迎えそうです。



高山植物は、厳しい環境にありながら、可憐な花を短期間で咲かせて登山者を楽しませるので、撮影の対象として大人気です。



エコーラインを走っていて良く見かけるのは一般的なロードレーサータイプですが、e-Bikeも結構見かけるようになりました。その中で1組3人でPanasonicのe-Bikeに乗っていたのがおりましたが、ちょっとだけ仲間意識が芽生えました。ロードレーサー達にはe-Bike野郎は安易な手段で楽しんでいるのが気に入らないかもしれませんが、彼らの苦しそうに登っている姿を見ると何が楽しいのか理解に苦しみます。まぁ、登山もそうだと言えばそうかもしれません。登った後の景色を見たいのと、下が楽で楽しめるので、その楽しみを得るために苦労しているのでしょう。私は走っていて常にカメラと双眼鏡をぶら下げているので、彼らからしたら”何だろう?”と思うかもしれません。e-Bikeを使ったネイチャーサイクルは、年齢に関係なく楽しめるので超オススメです。野鳥の声も良く聞けますし、程よい速さで観察ができるので、新たな自然観察の手段としてのe-Bikeは今後さらに受け入れられるでしょう。



剣ヶ峰を超望遠で撮っています。時間が遅かったので登山者は写っていませんが、歩いていれば写るくらいの望遠です。まだ一度しか登っていませんが、また近いうちに登ってみようと考えています。