午前4時前にかろうじて撮影した天頂付近に見えている夏の銀河です。薄明の影響を受けているのでCLSフィルターを付けていても露出オーバーになっています。最近EOSフルサイズ用CLSフィルターについてのご質問が多いですが、このフィルターの特性などを考えるとネガティブなところもありますが、それ以上に多くの効果をもたらしてくれる光害万能フィルターです。今は、カメラもそうですが、画像処理ソフトが秀逸なものが多くありますので、データーの中に埋もれている多くの画像情報を引き出してくれます。
フルサイズ用CLSフィルターは、通常のクリップタイプとは違って、ミラーアップをしてそのボックス内にはめ込むように取り付けます。従って、撮影中はミラーは使えませんので、当然のことながらファインダーは使えません。しかし、ライブビューでフォーカシング自体はできます。この際に注意して欲しいことは、CLSフィルターを外してフォーカシングをしても、フィルターON状態ではフォーカシング位置が変わるので、必ずフィルターONでフォーカシングもする必要があります。これはCLSフィルターに限らずのことです。
また、TC-80N3インターバルタイマーを使う際には一度シャッターボタンを押してからタイマーを作動させる必要があります。ミラーアップ撮影をしている訳ですから当然と言えば当然のことです。この辺はちょっと面倒ですが、慣れてもらうより仕方ありません。撮影が終わってしばらくカメラを使わない場合には、フィルターは外して保管してください。フルサイズEOS用CLSフィルターは、明日海外よりUPS便にて発送されますので、近日中に入荷してご注文の方々へお届けいたします。
GW中は自分の時間をだいぶ持てましたので、庭の塀を作っていました。塀の基礎工事がことのほか大変で、石垣の上に作っているので、素人にはかなり高レベルの作業となりました。
しかし、やっと型枠を外して木枠を組みはじめました。普通ならブロックを積んだり、板を貼付けて作るのですが、庭に光が入らなくなるので、土台と柱以外はポリカーボネイトをはめ込んで光が芝生に当たるようにします。ネットを見ても手本となるものが全くなかったので、全て一から考えてやっています。完成まではまだ時間がかかりますが、新たな商品の図面を書きながら暇をみて作業をやっています。