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おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

ART STANDの使い道

2013-08-15 18:16:46 | その他の天体用改造製作

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以前にもブログでご紹介した富山製作所のART STANDですが、下の姿からこんな風に仕上がりました。

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パッと見た目は古くても綺麗に見えますが・・・、錆びが浮いていたり塗装剥げがあったり・・・と良くない状態でしたが、全て分解してからサンドブラストで数時間かけて全て塗装剥離してから、再塗装して上の状態にまで仕上げました。錆びたネジ類は既製品であるものは、交換しました。ほぼ元の状態に復元しています。

何でこんなことをしているか・・・と言いますと、一番はこのART STANDが気に入っていることで、下のような使い方ができると考えて生き返らせました。他にも今後古い赤道儀などを分解してレストアするためでもあります。ただし、現状では人様の機材のメンテナンス等はお受けいたしません。あくまで自分で持っている機材類を好きなように変身させるためにやっています。

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こんな使い方をしてみたり・・・、ポラリエなどを片方に、もう片方には観望用望遠鏡を乗せたりして楽しむつもりです。このスタンドだけで16kgもあるので、安っぽい三脚などよりはるかに安定しています。キャスターにはストッパーがついていますが、あくまでタイヤが回転するのを防ぐだけなので、ガッチリは固定されません。しかし、使い方を理解していれば、十分用途はあります。以前の姿よりは見栄えも良くなったので、今後の観測に生かしていくつもりです。


やっと今日でお盆は終わりです。暑い上に人も車も多かったので、何かとやかましかったです。これでまた少し静かな日常に戻ります。しかし、明日が金曜日なので、まだ残っている観光客が結構居るはずなので、実際には19日にならないとお盆連休は終わらないでしょう。お付き合いしている業者さんらは19日から仕事というところが結構あります。そんなに休んでも仕事が回ってくるので羨ましい限りです。


FS60CBがこんなになりました!

2013-08-13 18:59:51 | その他の天体用改造製作

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先日まで真っ赤だったFS60CBですが・・・、今日の塗装によりグリーンメタリックカラーに変身しました。当初ブルーメタリックにしようと思いましたが、タカハシの標準カラーがライトグリーンなので、敢えてグリーンにしました。ちょっと派手かもしれませんが、赤よりはいいでしょう。塗装前にサンドブラスターで剥離してからプライマー、メタリックグリーン、クリアーの3層塗装を施してから、仕上げに焼付け乾燥をして完成しました。

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ついでにBORG45EDIIもやりました。こんなのがあってもいいかもしれません。今後ご要望があるかもしれませんが、迷彩塗装やエアブラシを使ったイラストを入れたりしたカスタムペインティングにもトライしていくつもりです。既にエアブラシ用のアイテムは使っていたものが揃っているので、自分なりにデザインしたものを細々と作っていくつもりです。


ついに・・・というかまたお盆がやってきました。道路は延々と車が繋がっています。人がやってくるのは町が活気付くので良いことですが・・・、良いものばかりを持ってきてくれる訳ではないので、全てに大歓迎とはいいがたいところです。この3日間は静かに過ごすにかぎります。いろいろ業者関連が休みに入っているので、19日までは大きな動きはありません。それ以降はまたいろいろ違った作業が待っています。お盆休みで遠方へお出かけの方々は、十分楽しんだ後は安全運転でお帰りください。先ほども大きな事故のニュースが流れておりました。


経緯台の電動化

2013-05-20 18:25:26 | その他の天体用改造製作

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先日、米国から送ってもらったポルタ経緯台に取り付ける両軸モーター装置です。2個のモーターとハンドコントローラーのセットで販売されています。これをポルタに取り付けては当たり前すぎるので、タカハシTG-Lに取り付けてみたら・・・と思って取り寄せました。

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ところが、届いてみたら注文した商品と違っておりました。仕方ないので送り返して正しい商品を送ってもらいます。モーターユニットはほぼ同じですが、コントローラーが全く違います。本来欲しいものは、個々のモーターの速度を微調整できるもので、上手に調整すれば、自動追尾型の経緯台として使うことができる優れものです。太陽観測から月惑星、星雲星団にいたるまで幅広く使うことができます。

今考えているのは、当方で販売しているコンパクト型のTG-Lに取り付けることで、いくつか難題をクリアーしないといけません。実際に作って欲しい方がいらっしゃるかどうか分かりませんが、自分で使いたいので一台は作ってみます。


それから、一つ大事な御知らせがあります。当店で販売している人気商品のAstronomik CLSフィルターですが、最近の円安ユーロ高等により、現状の価格での販売が厳しくなっています。今後入荷するものから価格改定をしていきます。それでもまだ少しはお安いとは思います。


ポラリエ雲台ベースのご予約について

2013-02-02 10:02:58 | その他の天体用改造製作

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今も多くの方々からご要望のある商品ですが、今月納品分に少しだけ余裕があります。よって今晩から再度ご予約を若干数量お受けいたします。数が大変少ないので欲しい方が沢山いらっしゃれば直ぐに終わってしまうと思いますので、ご要望の方は気をつけてオンラインショップの店頭表示をウォッチされてください。現在全て「SOLD OUT」にしてありますが、これが消えていればご予約可能となります。

納期的には次の新月には間に合いませんが、現在8割方の加工が終わっておりますので、近い内には最終処理へ入っていく予定です。


それから、同じく大変ご要望の多い画像の微動経緯台ですが、今晩このゴールド仕様のものを1台だけ販売いたします。それに合わせてブルーモデルも1台のみ販売いたします。いずれも在庫品として即納品扱いです。たぶん瞬時に売れてしまうと思いますが、現在ご注文済みの方はご購入いただけませんし、変更もお受けできませんので、悪しからずご了承ください。PSTなどの太陽望遠鏡用に2台のみ製作しましたが、1台は先日のPST Bino仕様のところへ行くことになりました。よってこの1台です。太陽観測にも十分マッチすると思います。

現在製作中のTK-ALZMについては、納期的に今月中旬~下旬にかけてになるかと思いますが、やや流動的なので新たなことが分かり次第こちらのブログ等から御知らせいたします。ご注文いただいている方々はお手数ですが定期的にはご確認ください。特に納期に入ってから海外出張などへ出かける予定がある方は予め当方へ御知らせください。それ以外でご都合がある方も同様です。そういったことがあるために当方では頻繁に納期等についてこのブログから御知らせをしております。


最後に、個人製作、改造等についてですが、現在大変忙しく細かい作業ができにくい状態にあります。しかし、定期的にまとめて製作をするようにしておりますので、当方のお手伝いが必要と思われる方は御知らせいただき気長にお付き合いをお願いいたします。


久しぶりの個人製作ですが・・・

2012-10-09 19:02:31 | その他の天体用改造製作

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見て通りのFSQ-106ED鏡筒ですが、Solar Max60を装着しています。アダプター製作のためにお預かりしたものですが・・・、一部破損させてしまったので今週末からご入院と相成りました。諸費用は全て当工房にて負担しないといけません。修理が可能なのでまだいいかもしれませんが、預けていただいている方には大変申し訳なく思います。幸いご依頼者様が温厚な方でお許し願えたので修理することでご了解をいただきました。

こういったことが一度でもあると、高価な機材を預かるのには躊躇しますが、ご依頼者様全ての方々に完璧な図面を要求しても9割以上は不可能ですので、やはり現物をお預かりしての加工は必要ですし、今後もそれは変えずにお受けしようと思います。これを機により注意を支払って大切な機材をお預かりさせていただきます。

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とりあえずSolar Max用アダプターの加工は終わりましたが、先の理由によりこの組み合わせで使用していただくのはまだ先になりそうです。これまでFSQ-106EDへのSolar Max取り付けは何度か行いましたが、SM60を取り付けるのは初めてです。これまではSM90ばかりでしたが、能力的にはSM60でも十分です。天候が良ければ明日にでもチェックしてみようと思います。

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こちらもある意味破損させているものですが、ご依頼者様のご了解を得てやったものです。ビクセン70FL鏡筒の接眼体をKasaiのクレイフォード接眼体に変える加工をお受けしたものです。残念ながら純正の接眼体がボンドか何かで固着させており、いろいろ機材を使って外してみましたが、全く外れません。仕方ないのでご依頼者様の了解をとって接眼体を切断して何とか外しました。

私も古いビクセンの鏡筒を持っていますが、ボンドなどでは固着していないはずです。こういった鏡筒の加工等は薄いものなので大変神経を使う上に余計な力をかけてしまうとネジ部が使えなくなってしまうことがあります。以前にもこれより太い鏡筒の切断とネジ切りをしましたが、ネジを切るにもカットするにも治具などを作って慎重に作業をする必要があります。

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ここまで来れば後はフォーカサーと筒を繋ぐアダプターを製作すればOKですが、筒側のメスネジにすんなり入るようにネジを切るのがちょっと大変です。仮に入っても一度取り付けたら外さないことを前提にしないと加工自体が難しいです。

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7月の渡米で購入したスライドソーですが、今日やっと動かせました。電源がAC120Vでしたので、昇圧トランスを探していて最適なものを見つけて今日届いたので、それで使えるようになりました。購入した金額は安かったですが、いろいろ経費がかかったので国内で同様な商品を買ったほうが良かったかもしれません。しかし、国内のMakitaの製品では最大190mmしか無い中でこの製品は255mmもあり、それだけ大きな木材を切断することができます。おまけに120Vですので、パワーもあります。今日使ってみて分かりましたが、カット面が非常に綺麗です。

このスライドソーが機能したことで、大工用の電動工具が全て使えるようになりました。大工仕事は素人ですが、道具だけはプロ用を揃えています。お金が無いので何でも自分でやらないといけません。明日からしばらくは砂まみれで仕事をしています。新たな工場が出来上がれば、タカハシカラーなどの焼付け塗装もできるようになります。機能だけでなく美しさも追及したものをカスタムメイドでお作りできることを目指して準備しております。


三脚アダプター加工いろいろやりました

2012-07-28 17:20:30 | その他の天体用改造製作

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今日、アルマイトから上がってきた三脚アダプター類です。中央の4点は、GITZOシステマティック三脚用の赤道儀アダプターです。GP2、EM200、SXW、SP-DXの他に、Nikon 6.5cm屈折赤道儀用のGITZO三脚アダプターもあります。左のSP-DXは、極軸望遠鏡のコンバート加工を依頼されたもので、大変好評な「Kenko Sky Memo」用に換装してあります。これで劇的に使いやすくなるはずです。

今日も土曜日で、オリンピックも気になるのですが・・・、仕事が山のようにあるので、ひたすら何かやっています。やってもやっても終わりません。これから上の画像の方々へメールを差し上げますが、もしご連絡がいかなかったりしたら御知らせください。明日以降発送できる状態に仕上がっております。ただし、お支払いいただいてからの発送となりますので、よろしくご理解ください。

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名機「SP-DX赤道儀」ですが、古くても良いものは良いです。未だに多くのユーザーさんがおられます。今のデジタル全盛時代だからこそこの精度が役立つのでしょう。極軸望遠鏡を換装したら最強の機材になるでしょう。

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タカハシ90S赤道儀をSXG三脚へ乗せるためにお作りしたハーフピラーです。ご要望により、水準器を埋め込んであります。サイズ的にギリギリでしたが、何とか大丈夫でした。後はお届けするだけです。ここ最近、EM-100、90S関連の加工ご依頼が多くなっています。うちにご依頼される方の8割以上は、旧タイプの赤道儀を現行品の三脚などにコンバートする加工です。メーカーとしては、未だに愛用してくれていることは誇りに思われるでしょう。

先日ですが、当方へ旧製品の修理でご相談された方がおられました。メーカーさんでは断られたそうですが、できることなら修理対応をしてあげて欲しいものです。もちろん有償でのことですから・・・。同じメーカーさんでも驚くのは、GOTOさんです。20年以上前に作られたMark-Xのメンテナンスを未だにやってくれているのには、頭が下がります。こういうところからメーカーさんに対する信頼が出てくるのでしょう。


Solar Max Adapter~Nikon 43-M57AD~PENTAX Mount

2012-06-19 16:56:19 | その他の天体用改造製作

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米が無くなったので、佐久穂町産のこしひかりの玄米を脱穀しに行きました。

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たぶん田舎にしか無い最強の脱穀マシンです。100円で10kgの米を脱穀して白米にしてくれます。うちでは知人の農家から30kg単位で玄米を買っていますが、そのままでは食べれませんので、10kgづつ脱穀して使っています。なんだか贅沢だと思われるかもしれませんが・・・、近所のスーパーで買う高くてマズイ米より遥かに安く買っています。それも出所が分かっているので安心して口に入れられます。

今は、ラベルなどが貼ってあってもその内容が本当に正しいものなのか分かったものではありません。まぁ、できることなら出所がはっきりしている食材のみ食べたいところです。

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今日無事に納品したSolar Max60用のアダプターです。フィルターセットも合わせてお届けいたしました。鏡筒は、BORG 101EDです。

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こちらは、同じくBORGですが、77ED用です。この方は金星日面通過でどうしても使いたいとのことで、Solar Maxのみ先に送ってあります。

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こちらは、Vixen ED70SSです。このアダプターは、フードネジに取り付けてあるので、アダプターとしては驚くほど軽いものです。強度的に心配な部分もありますが、金属ですし、振り回したところで飛んでいくこともないでしょう。デザイン的にも最適なアダプターです。

昨日、1点あったSolar Max II 60-BF10のセットは売れてしまいました。お値段もお安くしていたので売れるとは考えていました。もしかしたら7月に入ればもう1~2台出品するかもしれません。まだ分かりませんが、出すとしたら今週末か来週末にでもアップします。

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これは今日納品したばかりの「Nikon 43-M57アダプター」です。ニコン8cm、10cm屈折望遠鏡にBORG M57関連のパーツを取り付けるためのアダプターです。以前にも類似したアダプターは何点か製作しましたが、このM57へのものは初めてです。しかし作ってみると結構便利なものであることが分かりました。

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このアダプターがあることで、ただでさえ互換性がない他社製品に対して、BORGパーツを介してカメラアダプター、拡大撮影アダプター、アイピースアダプターなどに対応するようになります。望遠鏡自体は昔のままですが、接眼部だけ近代仕様にこのアダプター一つで生まれ変わります。そんなアイテムです。ご希望でしたらオンラインショップからお問い合わせください。ご要望があればいつでもおつくりいたします。

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これも本日納品したカメラマウントです。一見普通のT-マウントですが、実はこんな風に使うためにお作りいたしました。

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ペンタックス望遠鏡にCanon EOSカメラを取り付けて直焦点撮影をするための「PENTAX EOS カメラマウント」です。既に製造も販売もしていない商品ですが、ビクセンのカメラマウントのTネジリングを新たに製作したペンタックス用マウントに交換したものです。デジカメで使うカメラマウントですので、スケアリングにも気を使って、加工時にきっちり精度を出して作ってあります。こういったパーツは小さくて精度も要求されるので、それなりの治具などを使って切削加工をする必要があります。これもご要望があれば、お作りいたしますが、

お値段的にももう少し低くて汎用性も高いものなら、先日もご紹介した「PENTAX 60.2-50.8/M57AD」がいいでしょう。残り2点の在庫がありますので、ご希望の方はお早めに御知らせください。これが無くなれば次はご依頼がないと作りません。


こんなものを作ってみたい・・・next my vision

2012-02-25 18:23:31 | その他の天体用改造製作

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以前から撮影していて、こんなものがあれば便利だと思っていたイメージをイラストにしたものです。言うなれば「フレキシブル・パン・ロテートカメラアーム」という感じです。つまりカメラを赤道儀に取り付けた状態で自在に構図を決めることができる、一種の自由雲台です。ポータブル赤道儀でもそうですが、構図を縦・横・回転させたい時に、自由雲台が邪魔をして自由に構図を決められず、それが原因で、折角極軸をあわせても直ぐに狂ってしまいます。

カメラ構図を決めるのに、一切の障壁を打ち壊すのがこの長い名前のアームの役割です。元々のアイディアの出所は、歯医者さんが使っている照明装置です。先生が居ないときに触りまくって・・・、ライトの部分にカメラが乗っていたらどんなに便利か・・・と考えたことから始っています。私でなくても考えるものですが、それを形にできるかが重要です。

最近も何処かのショップでリボルビング機能のある雲台が発売になりましたが、私的にはこれでも不十分です。やはり自分で使いたいものは作るしかありません。費用も結構かかりそうですが、これは何が何でも作ります。欲しい方が居る、居ないは関係ありません。こういうふうに本当に自分で欲しい、使いたいものは既製品で無ければ作るしかないのです。


まだまだ、微動マウントも作らないといけませんし、その次にトラベルドブ30も作らないといけません。6月にニュージーランドへ持っていくためなので、それまでには作ります。もちろん、その前に皆さんからご注文、ご依頼いただいているものを作るのが最優先ですが・・・。とにかく思いだけでは形になりませんので、ちまちまと時間が空いた時にやっていきます。


ガイドマウントの改良

2011-12-28 19:16:26 | その他の天体用改造製作

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何処かで見たことのある製品だと思いますが、大阪のKYOEIさんのオリジナル製品です。コンパクトなガイドマウントですが、ポラリエとの抱き合わせ販売もされているそうです。価格は8,400円だそうです。結構ガッチリ作られているのでガイド鏡筒用だけでなく、ポータブル赤道儀にも使えそうです。ただし、単体では角度が30度くらいまでしか傾かないので、ガイドマウントの雲台ベース上に何らかの角度が付いたベースが必要です。

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上はタカハシのTG-SP用の傾斜ベースですが、こういった使い方が考えられます。或いは、同じくTG-SP用のV型カメラプレートもあります。タイトルにもあるように、実はちょっと改造をしています。ちょっと見た目ポラリエには大きいかな~と思ったので、方位調整ベースを半分にカットした上で15mm削り、再度合体させて組み上げました。それが1、2枚目の画像です。たいした改造ではありませんが、一回り小さくなった上に見た目も良くなりました。

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私のほうでも微動マウントを製作中ですが、これとは形的にもちょっと違っています。また価格も8,400円という訳にはいかないと思いますので、お安いほうが良い方には、こういう製品を購入して、自分なりに使えるようにプチ改造などをしたらいいでしょう。もちろん当方でも改造はお受けいたしますが、それなりの費用を頂戴いたします。


年末になって、やたらと忙しくなって、なかなかこの微動マウントまで手が出ません。”作る!作る!”と言ってなかなか作らないので、しびれを切らしているかもしれませんが、もう少しお待ちください。新しいものを一から作るのは考えているより難儀するものです。


iOptron 高度軸クランプの滑り止め加工

2011-12-17 16:52:36 | その他の天体用改造製作

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先日加工したiOptoronのクランプです。使っている方は分かると思いますが、滑りやすくきっちりホールドできません。軽い鏡筒ならいいですが、重たい鏡でバランスが取れていなかったりすると、クルッと回ってビックリします。安物の鏡筒ならいいですが、回った反動で倒れたりしたら眼もあてられないでしょう。

加工は3ヶ所にタップを立ててから、別に旋盤加工で作っておいたステンレスのピン3本をねじ込むだけです。タップ加工はフライス盤で正確に120度間隔で行います。当方の加工ではボール盤は一切使いません。穴が汚くなることや正確さに欠けるからです。こんな加工でも手間もかかるのでそれなりの費用は頂戴しておりますが、やるとやらないではその後の使い勝手に大きく影響する加工なので、ある程度の費用は仕方ないでしょう。