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おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

お気軽撮影ズームアイピースセットは、本日発送しました!

2012-06-15 17:05:00 | コンデジのお気軽天体撮影

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大変多くの方々からご予約注文いただいていた「セレストロンお気軽撮影ズームアイピースS95用セット」は、本日ほぼ全ての方に発送いたしました。明日以降から順次到着してお手元に届くようになるでしょう。申し訳ありませんが、本日までにお支払いの確認をさせていただいた方のみへ発送させていただいております。従いまして、まだお支払いをお済でない方は、お早めにお済ませください。速やかにお手元へお届けいたします。

本来ならこういった受注製作品を含むようなお品物については、代金前払いでお願いすべきところですが、本商品に使用しているズームアイピース自体が、現状入手するのが難しくなっており、それが入手できないと、これ自体が商品として正立しないものなので、敢えてお品物が確実に手元にある状態でお支払いをお願いしております。

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いずれにせよ、今日ご予約の方々へはほぼ発送が完了しましたので、これ以降予備としてある数点の商品をオンラインショップにて販売をさせていただきます。今回売り切れてしまうと、次回の納期は全く分かりません。一応米国ディーラーには発注しておりますが、商品が中国より送ってくるものなので、いつ入荷するかというのはセレストロンサイドでも把握していないようです。このお気軽撮影ズームアイピースセットは、Canon Power Shot S95にしか対応しておりませんが、近い内にS100に対応できるものも考えてみたいと思います。しかし、天体撮影用には、このS95のほうが適していると思っています。

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こちらも当テレスコ工作工房では小さな人気商品の「ペンタックス60.2-50.8/M57アダプター」です。ペンタックス鏡筒に2インチアイテムを使ったり、BORG M57関連パーツを取り付けたりするのに重宝するオリジナル商品です。言うなれば” Two in One Adapter"です。先日からご依頼があったので新たに製作しました。通常なら2週間程度お待ちいただくのですが、今なら即納です。

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このアダプターがあれば、こういった使い方が可能です。ペンタックス鏡筒で拡大撮影をする場合には、純正のMP-2が必要ですが、それも既に製造中止で入手もできません。しかし、拡大撮影をする場合には何らかのアダプターが必要になります。それを助けてくれるのが、このアダプターです。先端がM57になっているので、そこへBORG SD-2Xなどを装着して拡大撮影をします。ペンタックスユーザーには1個あっても良いアイテムです。ご要望でしたら御知らせください。オンラインショップへ出品する予定ですが、数が少ないのでどうするか分かりません。


また微動マウントのお話ですが、いよいよ来週から第二回目の試作に入ります。今回のは、2種類製作予定のうちの小型版で、ポラリエなどの小型ポータブル赤道儀で使えるタイプです。まだ図面を書いているところですが、今週中には仕上げて、来週から製作に入っていきます。できれば今回のものは販売できるものに仕上げたいと考えています。その後に製作するものは、もう少し大型のサイズで、調整ネジなどの飛び出しが無いデザイン的にもシンプルな形状のものです。それがいいか悪いかは後ほど判断いただくとして、まずは最初のものを作っていきます。


セレストロンお気軽撮影アイピースS95+PSTによる太陽

2012-05-03 19:31:25 | コンデジのお気軽天体撮影

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いつも素晴らしい画像を送っていただくのですが、その方からまた画像等送っていただきましたのでご紹介いたします。Hα太陽像ですが、大変良く撮れております。撮影媒体は、PST太陽望遠鏡、当ネットショップでも販売しております「セレストロンお気軽撮影アイピースS95用」、そしてカメラはもちろんCanon Power Shot S95コンパクトデジカメです。

画像は単画像ではなく、スタッキングソフトでは良く知られた「レジスタックス」で複数枚スタッキング処理の後フォトショップで処理したものです。レジスタックスはフリーソフトですので、ネット上からダウンロードできます。私が最初に使っていた2003年頃はまだVer 2.0でしたが、今では6.0以上になっています。内容的にもかなり複雑な処理ができるようになったようです。

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この方がお使いになられているPSTは、以前に”良く見えるPSTが欲しい”とのことで当方で選んで良いと思われるものをお届けいたしました。今では喜んで使っていただいているので、当方としても嬉しい限りです。ネットショップに先日良く見えると思いとっておいたPSTを1本出しましたら即日完売しました。実はもう1本あります。近い内にアップする予定です。金環日食需要で何処のお店も売り切れているようですので貴重な1本です。

今月末から渡米した際に、何台かのSolar Max IIを入手できそうですが、いろいろやりくりをしないと簡単には入手できそうにありません。そうは言っても私にはその長い付き合いから優先的に対応をしてくれますので、まだ分かりませんが、フィルターセットか望遠鏡セットは入手できるでしょう。

いずれにしても、これだけ撮れれば、後2~3週間に迫った金環日食は楽しみでしかたないでしょう。準備万端整えて向かい撃って欲しいものです。



Vixen LVW-S95お気軽撮影アダプターによる土星

2012-04-20 11:42:52 | コンデジのお気軽天体撮影

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以前にビクセンLVWアイピースをCanon PowerShot S95で使えるようにアダプターを作って欲しいとのことで、製作した方から画像を送っていただきましたのでご紹介します。

撮影データーは画像右下にあるように、特別な機材は使っていません。極一般的な天文ファンが使う機材です。初心者の方には高価な機材と言えばそうかもしれませんが、ある程度入り込んでやればこのくらいの機材は使うようになってきます。


撮影された方は、これまでビクセンのユニバーサルデジカメアダプターを使っていたそうですが、やはり多くの方々が苦労されているように、カメラとアイピースの光軸を一致させるのが難しいとおっしゃっておりました。それをこのアダプターで一気に解消され、しかもアイピースを差し込んで観望する気軽さで撮影ができるので、撮影が楽になったそうです。

今まで太陽のHα撮影にだけ特化されて作っているようなイメージがありましたが、決してそんなことはなく、使用する望遠鏡や撮影対象は限定されることはなく、月惑星~星雲星団まで撮影ができます。もちろんカメラ側の能力に応じた天体を選ぶ必要はありますが、私自身が撮影した限りでは、明るい星雲や星団は最大15秒露出ができるので驚くほど写ります。これだけ多くのデジカメが市場に出回っているさなか、このPower Shot S95に特化してアダプターを作る意義はそういったところにもあるのです。


ivis HF R21+APM‐130で撮影した土星

2012-04-15 10:17:07 | コンデジのお気軽天体撮影

いつものお得意様から御知らせいただきましたのでご紹介いたします。

以前に何度か製作した「Canon ivis HF R21」とセレストロンズームアイピースを接続するアダプターを使って撮影したものですが、望遠鏡はちょっと一般の方々には手が届かない「APM-130」を使っているそうです。このビデオカメラは私も使っていますが、暗いところでも結構写るので重宝しています。実際に撮ってみると分かりますが、星も写ります。ただし明るい1~2等星(カメラ単体で)くらいだけしか写らないと思います。オーロラなら明るいものは写るでしょう。

去年の皆既月食もこれで撮影しましたが、本当に良く写ります。今なら2万円程度で買えると思いますが、これからの金環日食の記録用にもお勧めできるでしょう。

土星の動画は良く撮れていると思います。良く見ているとカッシーニ空隙や本体の模様まで見えています。光学系も優れていることは分かりますが、撮影される方がしっかりフォーカシングをしていますので、ここまで見えてくるのでしょう。惑星の撮影は特に高倍率ではピンとの山が掴みにくいものです。最近良く見られる動画からスタッキング処理をして一枚の画像として得たものとは比較にはなりませんが、動画で見たイメージはそのまま肉眼でアイピースを覗いたイメージにより近いものです。こういうのが気軽に撮れるのもデジタル技術が進歩したおかげでしょう。

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YouTube: 20120409 土星


Vixen LVW-Power Shot S95お気軽撮影アダプター

2012-03-17 18:36:13 | コンデジのお気軽天体撮影

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ご依頼により製作した「ビクセンLVWアイピース」と天文撮影には定評がある「キャノンPower Shot S95」を繋ぐアダプターです。基本的には、これまで製作したセレストロンズームアイピース、ペンタックスXWアイピース用と同じ機能を持ったものです。まだ完成ではありません。この後、黒アルマイト処理をして完成します。

ペンタックスXWのようにアイレンズとカメラレンズの距離を可変できる機能があればいいですが、LVWにはその機能がありませんので、アダプターを製作する際にはカメラレンズとの距離が最適な位置にくるように設計する必要があります。

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取り付けた状態で画面を撮影したものです。四隅が切れていますが、カメラ側のズーム機能と併用して撮影をするので、全く問題はありません。このLVW-S95アダプターは、基本的に2インチ以外のLVWアイピースに適合すると思います。ですから一個持っていれば、複数のアイピースに使用可能です。

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アダプターに使用しているネジは全てプラスチック製ですので、アイピースにもカメラにも傷を付けることはないと思います。ただし、レンズ胴部を固定するネジの使用については、2本ありますが、軽く締めるだけで十分です。レンズが勝手に収納されてもカメラ側に無理な力はかからないで済みます。カメラの回転も自由にできて、ズーミングをして構図が決まったらネジを軽く締めて撮影します。ズーミングする際には、ネジを緩めることを忘れないでください。レンズ胴部が繰り出したり収納したりします。アダプターは、その繰り出し量も計算に入れて作ってあります。

これまでメーカーで出していたカメラアダプターは、汎用性は高いですが、カメラによってその都度光軸を変えたり、位置調整が非常にやりづらく、とても”お気軽に・・・”というレベルではなかったと思います。しかし、このアダプターは、単にアイピースを取り付けて観測するのと同じような気軽さで使用することができるので、初心者にとっても大変扱いやすいと思います。これでこの種のお気軽撮影用アダプターは3種類になりました。もし、ご要望があればいつでもお作りいたします。コメントより御知らせください。


お気軽撮影用アイピースアダプター2種あります!

2012-03-05 16:54:35 | コンデジのお気軽天体撮影

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これまで大変ご好評いただいているコンパクトデジカメを使った「お気軽撮影アイピースとペンタックスXW用アダプターS95」です。ご注文がありましたので、新たに製作いたしました。いつも数個づつ余分に作るのですが、いつのまにか売れてなくなってしまいます。私自身もHα太陽望遠鏡やシュミカセを使ったお気軽撮影に愛用しており、大変重宝しております。

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こちらはペンタックスXWアイピース専用のS95アダプターです。アイピースとカメラレンズの距離をアイピース胴部を回すことで可変できるように作っています。屈折鏡筒ではそれほど重要ではありまえせんが、シュミカセでは、副鏡の影が出ることがあるので、この距離を可変することで改善するようにします。取り付けは簡単で、XWアイピースの見口キャップを外してアダプターと入れ替えればOKです。そこへCanon PowerShot S95を差し込んでサイズを決めてからサイドのプラスチックネジを軽く締めて、後はピントを合わせてシャッターを切るだけです。

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こちらは、同じく大人気のセレストロン8-24ズームアイピースを使った「お気軽撮影ズームアイピースセット」です。こちらもPowerShot S95専用です。新たにS100が発売されていますが、期待を裏切って天体用には向かないことが分かったので、引き続きS95が天体撮影向きのコンパクトデジカメだと思います。これから購入される方は、ヤフオクで1万数千円程度で落札できるはずですので、欲しい方はそちらで探されるといいでしょう。新品もかなり価格が下がっています。

セレストロンのズームアイピースは、その価格等の割には良く見える製品です。それにS95用のアダプターを取り付けたものがこの「お気軽撮影ズームアイピースセット」です。アイピースのズーム機能とカメラのズーム機能で多種多様な天体撮影に使えます。必要と思われる方はコメントよりお問い合わせください。

Power Shot S95の中古相場がかなり上がっているようで、昨日調べまして驚きました。私が買った時は新品でも3万円以下、中古でも2万以下で購入できたのですが・・・、価格ドットの相場グラフを見てまたビックリです。ヤフオクでも2万円前半~中盤くらいで落札されているようです。私が買った時より相当値段が上がっています。普通は後継機種が出ると値段が下がるものですが、逆に値段が上がっているみたいです。天文ファンが大量に購入に走ったことと、去年のタイの大洪水による品薄状態によるものか分かりませんが、良く分かりません。


まだまだお気軽なPower Shot S95

2012-02-12 17:48:10 | コンデジのお気軽天体撮影

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ちょっと前にも作りましたが、またご依頼がありましたので「ペンタックスXWアイピース用お気軽撮影アダプターfor Canon Power Shot S95専用」を作りました。ちょっと名前が長いですが、画像のアダプターです。結構人気があるアダプターです。

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XWアイピースの胴部を回すことで、S95のレンズとの距離を変えることができるように作っています。このS95の後継機S100が出ましたが、天文用にはちょっと使えないスペックになってしまい残念でした。逆にS95がこれからしばらくは安泰です。価格もだいぶ下がってきて、ヤフオクでも中古なら2万円以下で購入できるでしょう。月、太陽、惑星~星雲星団まで撮れる、天文向けのコンパクトデジカメです。

ミラーレス機が各社出してきていますが、お気軽さではコンデジにはまだ及ばないと思います。ニコン1 J1も最近は全然使っていません。また時間に余裕ができたら使ってみます。  


Power Shot S95用お気軽撮影ズームアイピースセット

2012-01-12 17:23:13 | コンデジのお気軽天体撮影

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以前に大好評だった「お気軽撮影ズームアイピースセット」が、最近になって連続してご依頼がありましたので、若干数製作しました。セレストロンのズームアイピースセットの在庫はありましたが、アダプターが無かったので再度製作いたしました。アルマイト処理をしてお届けとなります。

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最近になって、ネット上で検索してみると、このお気軽撮影ズームアイピースセットが結構ヒットします。これまで納めた方々からもご好評いただいているようで、嬉しい限りです。S95とセレストロンズームアイピースの組み合わせは、ベストという訳ではないかもしれませんが、これより高価で高性能なアイピース用に作っても、果たしてどれだけその製品を買うことができるか考えると、それもベストとは言えないでしょう。

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光学性能などを追求していくよりは、気軽さを追求していくほうが、より多くの方々に受け入れられると思います。私自身もそうですが、私の物づくりの目線は、一般の方々(天文ファンでない)~天文中級者くらいの方々の幅広い層にあります。従って、このお気軽撮影ズームアイピースセットは、そういった層の方々に使ってもらいたくてお作りしているようなところです。

当方のブログの過去の記事を見ていただければ、このお気軽撮影アイピースセットで撮影された素晴らしい画像も出てきます。よろしければご参考にしていただき、興味が出てきたらご注文いただければと思います。数本でしたら即納です。コメントより御知らせください。


PENTAX XW+Power Shot S95によるお気軽月食撮影

2011-12-11 11:00:58 | コンデジのお気軽天体撮影

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上の組み合わせで撮影した皆既中の月です。カメラとXW-20mmアイピースの中間には製作したアダプターが入っています。カメラレンズとアイピースのレンズ距離はXWの胴部を回すことで可変することができる仕組みです。撮影方法や使用する光学系によってはこの機能は必要になってきます。アダプター自体にはその機能はありませんが、アイピースについている機能を生かす形でアダプターを製作しています。このアダプターは一つ持っていれば、同XWシリーズの30と40以外は全てに使えます。XW30、40用にも違うアダプターを製作しましたが、また近い内にご紹介いたします。

他にも、セレストロン8-24ズームアイピースとPower Shot S95を繋ぐアダプターも好評で、沢山製作いたしました。まだ若干数在庫がありますので、XWアダプター共々ご要望の方は御知らせください。


Canon ivis HF R21+Celestron 8-24ZEP

2011-11-27 12:04:19 | コンデジのお気軽天体撮影

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コンデジだけでは面白くないので、格安で買える上に高機能なデジタルビデオカメラとセレストロンZEPを合体させてみました。

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Solar MaxIIを装着した鏡筒で使ってみましたが、なかなか上々のようです。BF15ですが、EP側を24mmにした場合、太陽全面写ります。それでもまだ余裕がかなりありますので、カメラ側のズーム機能で少し大きくできます。まだ、使い始めたところなので細かい調整等で慣れが必要ですが、とりあえずはきちんと機能してくれることが分かりました。

このR21カメラは、価格ドットでも23,000円ほどで買えますし、ヤフオクなら2万円ほどで落札できるようで、かなり安く買えます。画素数も200万オーバーなので、他の安価な機種と比較しても価格対機能では十分な利用価値はあるでしょう。ビデオで撮るのは、単に趣味の範疇だけでなく、教育関係で視聴覚教材としても十分利用できるものなので、そういった環境に置かれている方は導入を検討されてみるのもいいでしょう。

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まだ太陽面にしか使っていませんが、月面はもちろん問題ないでしょう。また惑星も先日木星を見てみましたが、明るすぎてまともに見えていません。カメラ側で調整が利きますが、まだ慣れていなかったので取り付けただけで終わりました。木星、金星は全然大丈夫でしょうし、火星も接近時なら模様も見えるほどに写せるかもしれません。明るさ的には全然大丈夫です。最低照度0.4ルクスです。

星の撮影にもトライしましたが、望遠鏡に取り付けずにオリオン座が写りました。望遠鏡に取り付けた際にはM42の中心部が写りました。試してはいませんが、オーロラも明るいものは写せるでしょう。ただし、その場合は上位機種のG10のほうがいいでしょう。最低照度も0.1ルクスなのでさらに暗い状態でも写るでしょう。