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おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

お気軽撮影に最適なS120

2017-04-07 18:13:19 | コンデジのお気軽天体撮影


久しぶりに仕上げたPowerShot S120とセレストロンズームアイピースをジョイントした当店オリジナルのお気軽撮影ズームアイピースセットですが、今日無事にお届けいたしました。届きましたら存分に撮ってください。



画像は数年前にPowerShot S120とお気軽撮影ズームアイピースで撮ったエータカリーナ星雲です。もちろん撮影地はニュージーランドです。撮影は、ポラリエ+PCB-EQ2セットにタカハシFS-60CBを乗せて撮りました。アメリカ人の友人にこの画像を見せたら驚いていたのを思い出します。ベストな機材構成であれば、こんな写真が誰にでも撮れます。



こちらもPowerShot S120で撮った南天の銀河ですが、追尾撮影なのでポラリエに乗せて撮りました。まぁ、遥々NZへ来てまでコンデジで撮る必要はないのかもしれませんが、こんな小さなカメラでも気軽にこんな写真が撮れるという良い例として見てください。天文雑誌に載っているハイアマが撮った写真は確かに凄いとは思います。しかし、誰もがその機材を使って撮れるという訳ではないので、楽しんで写真を撮るという意味ではこんな機材でも素晴らしい写真が撮れるということです。



これらの撮影をした「Mt Ruapeph ルアペフ山」周辺ですが、私のお気に入りの撮影地です。NZ北島の中部にあり、周辺は標高1000メートルを超える高原です。オークランドから日帰りでアクセスできるところなので、費用をかけずに素晴らしい南天遠征をするには最高の撮影地です。まだ知らない方は一度訪れてみてください。



こちらも久しぶりにご注文があって製作したポーラマスターをPCB-EQ2/3に取付けるアダプターです。これがあれば楽に正確に極軸合わせができるという優れものです。私も持っておりますが、恥ずかしながら使ったことがありません。ポーラマスターは南半球でも使えるので極軸合わせが苦手な方にはオススメできますが、PCを使ってまでやりたくない方はオーソドックスな光学望遠鏡での極軸合わせに頼るしかありません。

カメラアダプター作っています

2017-03-29 17:12:20 | コンデジのお気軽天体撮影


デジタル一眼やCCDカメラをアイピースに取付けて拡大撮影などができるカメラアダプターの試作とテストをやっています。まだ試作の段階なので今後どのような展開になるか決めていませんが、しばらくはカメラやアイピースを変えていろいろテストしていきます。



2011年にCanon PowerShot S95で初めてコンデジを使ったお気軽撮影アイピースを作りました。その時にテストで撮影した場所はカリフォルニアの山岳地帯でした。この時は販売店から借りたMeade LX200GPS-25で撮影しましたが、光害が皆無の素晴らしい星空でテストができたので、コンデジでも驚くような写真が撮れました。木星はワンショットですが、日本の空と大きく違って惑星を高倍率で見ても像が落ち着いて良く見えます。今はCCDカメラで数千枚の画像をスタッキングして高精細な画像を得られますが、それにも限界があります。来年の火星大接近はセブ島かバリ島へ行く計画をたてています。

当店でこれまで製作したコンデジを使った「お気軽撮影ズームアイピース」ですが、いつのまにか相当の種類を作りました。その中でもCanon PowerShot S120で撮った画像が一番良かったと感じています。残念ながら昨日入院するためにCanon SSへ送りました。デジタル一眼でしっかりオートガイドして星雲星団の写真を撮るのも良いとは思いますが、コンデジで簡単に撮れるのは楽ですし、初心者さんにも受け入れられやすいと思います。コンデジのお気軽撮影については、原点に立ち返って新たな物を作ってみようかと考えています。



春以降にまたインドネシアのバリ島へ行く予定ですが、南緯8度の南半球での極軸合わせをどうするか悩んでいます。これまでも何度も現地でやって苦労しているので、今回はアングルセンサーとポーラメーターを使って極軸合わせをやってみようと考えています。バリ島での極軸合わせの難易度は、ニュージーランドを10段階の5だとすると8-9くらいになると思います。北天の極軸合わせは1-2くらいです。今年のGWは新月期近い良い条件ですので、南天遠征をされる方は多いと思いますが、何度行っていても面倒なのが極軸合わせです。ポーラマスターを持っていますが、恥ずかしながらまだ一度も使ったことがありません。ポラリエPCB-EQ3用のアダプターも作ってあるので、今年はそれでやってみようかと考えています。

話は一般的な話題になりますが、ここ数日前からテレビを賑わせているのが栃木の雪崩遭難事故のことですが、登山をする人間ですので気になっています。自然を相手にするスポーツですので、時に究極の判断が必要ですが、高校生には自分の身を守る判断ができず、引率する教師がその判断をしたことが8名もの命を失う結果となったことは本当に残念としかいいようがありません。団体での登山は個人の意思はほとんど尊重されることなく、自分で自分の命を守ることが難しいところがあります。私は学生時代の登山部以外ではほとんどの登山が単独行でしたが、それはそれで危険なこともありました。ニュージーランドの氷河でクレバスに何度か落下して奇跡的に生還した経験があるので、登山で命を失うことの恐れは常に意識の中にあります。今回の事故で亡くなられた生徒さんの親御さんのインタビュー映像を見るといたたまれなくなります。二度とこのような悲しい遭難事故が起きないことを願いつつ生徒さんらのご冥福をお祈りいたします。

ニュージーランド遠征のお気軽なベスト機材

2016-08-14 15:38:26 | コンデジのお気軽天体撮影


今月末からのニュージーランド遠征に使用するメイン機材です。今回は星景色が主体なので軽量な機材重視で望遠鏡としてはこのBORG 55FLだけ持っていきます。直焦点撮影用にEOS M3をCLSフィルターONで使います。ポータブル赤道儀としていつもの星空雲台のポラリエとPCB-EQ3を使います。これにDU-5ユニットと極軸望遠鏡を使います。この組み合わせでいつも3分〜5分の撮影ができているので海外遠征用としては最も信頼できるパートナーです。



それとこちらも重要な「南天お気軽撮影アイテム」として「星の比較明合成機能」を持った「RICOH GRII」をBORG 55FLに「PENTAX XFズームアイピース」を装着して南天のエータカリーナ星雲やオメガ星団などを激写します。天文ファンがこういった天体の直焦点撮影をする場合には口径の大きな望遠鏡にCCDカメラを使って拡大率の高い撮影をしますが、こんな小さな機材とポラリエで素晴らしい写真が撮れるというのを実際にやってみたいと考えてこの機材構成にしました。当然ですが、初心者には難解なオートガイダーなど一切使いません。



出発まで10日となりましたので、これから少しづつ必要な道具なども製作して万全な体制で遠征します。ニュージーランドはまだ冬でマウントクックやテカポなどは早朝マイナス気温です。つまり日本の冬装備で行く必要があるということです。おまけに撮影は夜で外で一晩中やるので暖房対策だけは怠らずにしっかりやります。今回やキャンピングカーなので、普通の車よりは楽に撮影ができますが、撮影地の何カ所かは夜間のトレッキングが必要なので、十分な安全対策が必要となります。

人気のお気軽撮影ズームアイピースあります

2016-06-16 21:17:25 | コンデジのお気軽天体撮影


今日仕上がってきたばかりの当店の人気商品「お気軽撮影ズームアイピースセット」ですが、現在Canon Power Shot G7とG9用が在庫品としてあります。一度に沢山作らないので在庫品としてあるのは珍しいです。カメラとアイピースをジョイントして特化した商品ですが、需要が結構あります。アイピースの性能に依存する商品ですが、気軽に何でも撮れるという意味では画期的な商品だと思っています。



本来は天体写真はもっと簡単に楽しんで撮れるはずなのですが、撮影や機材の扱いや画像処理の難しさだけが目立ってしまって初心者がなかなかその世界へ入りにくくなっているのがとても残念です。この商品はその難しい部分をより簡単に楽しむために考えたものです。例えばこのセットを持っていれば、自分で望遠鏡を持っていなくても天文台の望遠鏡などを使って凄い撮影が簡単にできます。ただし公共の天文台でそれをするには事前に許可をもらってする必要があります。西はりま天文台の2mの大望遠鏡で使えたら最高の写真が撮れます。

ところで、今日分かったことなのですが、今回アメリカへ出張した際に現地でクレジットカードのスキミング被害にあったようで、明細を見たら知らないものがあってカード会社へ問い合わせて分かった次第です。内容はスーパーマーケットらしい店で高価な買い物をしたみたいで、そんな大金をスーパーで使い訳もなかったので直ぐに気がつきました。幸いにも引き落とし前に気がついたのでカード会社で支払いを停止してくれました。
何処でスキミングされたかは想像の域を出ませんが、もしかしたらホテルでやられたかもしれません。アメリカのホテルは、カードを確認する時に必ずといっていいほどカウンター下の見えないところで機会に通していますが、ここでスキミングをされている可能性があります。

アメリカのホテルでは、よほどのハイクラスホテルでもない限りは従業員の教育や素性などは調査していないと思いますし、スキミングの機械を使っていても全く分からないほどその管理もいい加減だと考えています。いずれにせよ今後はもう少し慎重に使う場所を選んでいこうと思っています。

GWへ入りましたが

2016-04-29 18:05:17 | コンデジのお気軽天体撮影


本日ご注文の方々へ納品した当店オリジナル品「お気軽撮影ズームアイピース」です。数年前にCanonのPower Shot S90用を製作して、今はPower Shot G9X、G7XやSONY DSC RX100用など多くの種類を製作しました。この商品はカメラとアイピースをジョイントしたもので、汎用性はありませんが、コンデジで最も苦労する光軸の調整が不要となるために、アイピースを接眼部へ差し込む気軽さで天体の撮影が可能となります。

小口径望遠鏡でもこれまで難しかった星雲星団の撮影がコンデジでスナップ的な撮影方法で撮れてしまうこと、またより大きなシュミットカセグレンなどでは豊富な光量を活かしてワンショットで驚くような撮影ができるようになります。つまりこの商品は誰でも気軽に天体の姿を撮れることをその目的としています。本日以降いくつかの商品が在庫品となりますが、ズームアイピースの入荷を待ってからの発送となります。



今日で最後の発送を終えた当店オリジナル「TG-Lコンパクト3 way 経緯台セット」です。販売終了後にご要望がありましたので、1台だけとってあったものを販売いたしました。本来ならもっと製作したかったのですが、部品供給の問題でやむなく製作終了となりました。しかしまだご要望の方がおられると考えて、TG-L経緯台をお持ちの方のために部品供給できるように製作しております。



これに代わって新たに製作しているのが「TG-Sm コンパクト経緯台」です。基本的な形はTG-Lと同じですが、この商品は用途がちょっと違ってくると思っています。この経緯台は赤道儀に複数の望遠鏡を搭載して同一天体を観測撮影をするような場面やPSTなどの太陽望遠鏡で観測したり、ポータブル赤道儀で構図決めをスムーズにしたりとその用途が少なくないと思います。まだこれから作っていきますが、詳しいことが分かり次第お知らせいたします。

今日はニュースでも流れているように、あちこちで雪が降っています。標高1150メートルある当家でも夕方の外気温は1度です。たぶん夜になれば零下になると思います。雨が降れば当然雪になりますが、今は快晴の空です。日中は台風並みの風が吹いていましたが、今は静かになっています。ただし上空の風は強いままだと思うので惑星の撮影には向きません。火星が接近中ですが、山岳地帯なのでシーイングが良くありません。やはり南の島へ行くのが一番ですが、残念ながらその暇はありません。しかし2018年の大接近は、2003年と同じくインドネシアへ行きます。火星が天頂で最高の条件で撮影できるので、その予定を今からたてています。

RICOH GRII +PENTAX Zoomで撮ったM42

2016-04-03 17:17:01 | コンデジのお気軽天体撮影


昨夜撮影したM42オリオン大星雲です。Vixen SXP赤道儀にセレストロンC-11XLTを乗せて30秒露出で撮っています。



カメラはRICOH GRIIで、アイピースはPENTAX 6.5-19.5 Zoomでお気軽コリメート撮影です。この種のアダプターは数多く作りましたが、同じ企業製品同士の組み合わせは全く初めてです。きちんと使えるか心配でしたが、私的にはとりあえず合格です。
天体撮影をある程度やっておられる方なら「こんな写真寝ていても撮れる」と言われるでしょうが、こんな写真を撮り続けている理由は天体写真の質を求めてのものではなく、誰でも気軽に天体写真を簡単に撮れることこそが、当方が目指すものだからです。



実際そのやり方はとても簡単で、カメラにアイピースが付いた状態で接眼部に差し込んでピントを合わせてシャッターを切るだけの作業です。ピント合わせに少しの慣れが必要ですが、何度かやっていればそのコツもつかめてきます。今回はRICOH GRIIを使っていますが、他の天体用に必要な条件を満たしているコンデジであれば、どんなものでも使えます。



今回使ったSXP赤道儀とC-11シュミカセ鏡筒はちょっと一般的ではない機材ですが、画像のこんな小さな望遠鏡でも十分使えます。当ブログでもこのタカハシFS60CBとポラリエを使って撮った画像が沢山載せてありますが、その多くはこんな撮り方をして撮ったものです。M42の中央部をかなり拡大していますが、これはC-11の焦点距離が2000mmにも及ぶものなので必然的にこのサイズになってしまいます。もっと短い望遠鏡であれば、M42の全景が写りますし、彗星などの尾を引いた立派な姿も撮ることができます。

私自身は、オートガイダーも使ったこともありますし、SXP赤道儀にはアドバンスドユニットも組み込んでいるので、PCからコントロールすることで、派手な天体写真も撮ることは可能ですが、正直面白くないので、やらないだけのことです。それより星を眺めながら簡単に凄い写真が撮れるほうが遥かに楽しいものです。



ペンタックスのズームアイピースを使った「お気軽撮影ズームアイピースセット」は、今後新たな商品として加えていくかもしれませんが、あまりにコンデジの数が多いので、その都度ご要望があればそれに合わせて一つお作りするようなオーダー方式を考えています。

PENTAX ズームアイピースを使ったお気軽撮影アイピース

2016-03-29 16:58:19 | コンデジのお気軽天体撮影


あまり知られていないかもしれませんが、ペンタックスからXFズーム6.5-19.5 アイピースが発売されています。これを利用してお気軽撮影ズームアイピースをこれから作っていきます。このアイピースは、元々スポッティングスコープ用に開発されたものですが、天体用としても使用可能です。



日本が誇るペンタックスが作っただけあって高級感溢れる作りで、触った感じも安っぽいところは全く感じません。当店で考案して製作している「お気軽撮影ズームアイピース」は、セレストロンとバーダー製品を使っておりますが、ペンタックス製品を使うことは全く考えておりませんでした。実際にこの商品を手にとってみると、お気軽撮影用として優れた機能を持っています。アイカップにはネジが切られており、それにアダプターを装着することができ、またXWアイピース同様にアイレンズからの距離をレンズ胴部のリングで調整することができるので、コンデジとの距離を最適にたもつことが可能です。



まだ実際に使っていないので、何とも言えませんが、近いうちにアダプターを製作して撮影してみようと思っています。今後この種の「お気軽撮影ズームアイピース」は、必要に応じていろいろなカメラ用を作っていきたいと考えております。ちなみに現在はSOLD OUT表示になっているものでも、ご要望があればお作りいたしますので、お問い合わせください。



BORG 55FLに付けて覗いてみましたが、結構シャープなイメージです。ただし眼視ではレデューサーは外したほうがいいかもしれません。それが逆に周辺像を悪化させることになるかもしれないからです。

撮影に簡単便利なアイピース

2016-02-25 17:03:10 | コンデジのお気軽天体撮影


久しぶりにGOTO Mark-XのPライトアダプターを作りました。本来なら今は作っていない商品ですが、GOTOさんではもう販売していないということだったので当方でアダプターのみお作りいたしました。余分に数個作りましたので、ご要望の方はご注文ください。タカハシPライトはスターベース東京さんにてご注文ください。このアダプターはポータブル赤道儀仕様、赤道儀仕様のいずれでも使用可能です。



こちらもご依頼があってお作りしました当店のオリジナル「お気軽撮影アイピースセット」のハイペリオンズーム用のアダプターのみ作りました。カメラは「Power Shot G9X」専用となります。ちなみにセレストロンズームアイピースをセットにしたG9X用は在庫があります。このお気軽撮影アイピースは、光軸のずれなどを全く考えることなくアイピース同様にホルダーに差し込んでシャッターを押すだけで驚くような天体の姿を撮ることができるアイディア商品として当店が独自に考案して製作販売している商品です。



インドネシア日食では、このハイペリオンズームを使ったお気軽撮影アイピースでコロナのダイナミックな姿を捉えてみようと考えています。



ポラリエ雲台ベースPCB-EQ3の塗装処理をしています。まだ下塗りをしただけですので、この後ポラリエカラーにで本塗りをした上で仕上げにクリアーを塗ってから高温で焼いて仕上がります。残りの作業は日曜日以降にやります。明日は横浜で開催されているCP+へ行きます。一晩東京に滞在して翌日戻ります。その後インドネシアが待っていますが、その前に確定申告をしないといけません。

ところで、明日と明後日は発送業務ができません。店頭からもお知らせしておりますが、よろしくご理解をお願いいたします。

お気軽撮影用ズームアイピース各種あります

2016-01-31 17:07:52 | コンデジのお気軽天体撮影


OLYMPUS STYLUS 1s用のお気軽撮影ズームアイピースが仕上がりました。1点は次回の海外遠征に持っていくために作りましたが、もう1点が在庫品としてあります。ご要望でしたらお知らせください。御値段は他の同商品と同じです。



こちらも今日仕上がったCanon PowerShot G9X用の商品です。同じく1点だけ在庫品としてあります。近いうちに商品としてオンラインショップへアップしますが、直接お問い合わせなどからご注文いただいても構いません。

STYLUS用もG9X用も初めて作りましたので、まだ実際には使っていませんが概ね機能してくれるはずです。



SONY CyberShot RX100M3用とM1/M2用も在庫品となっております。ただしいずれも1点だけです。ご注文があり余分に製作しただけですので、売り切れてもご要望が無い限りは作りません。お気軽撮影ズームアイピースについては、これまで何度も記事を書いているので敢えて書きませんが、とても便利な商品です。細かい画像の星像など云々と気にされるハイアマチュアには興味の無い商品ですが、限られた時間で気軽に天体のダイナミックな姿を撮るにはこれ以上ない超便利アイテムです。天体撮影の楽しさを伝えるにはこういうところから入っていかないと面白くありません。



BORGφ60チューブホルダーの機械加工が終わりました。この後仕上げ処理へ入っていきますが、まだアクセサリープレートが仕上がっていないので、両方ご注文いただいている方にはまだお時間がかかります。気長におつきあいをお願いいたします。このホルダーは金属のみで出来ているので、鏡筒には使用の際に僅かな擦れなどがつきます。金属同士で固定するので当然と言えば当然ですが、これまでのバンドと違ってフェルトなどを介していないので、固定を緩めても視野が大きくずれたりすることはないと思います。また視野回転もスムーズにできるので回転装置なども不要です。以前は純正のバンドを使っていましたが、バンドをかなり緩めないと回転させられないので不便さを感じていましたが、このホルダーにしてからそれが無くなったので撮影も楽になりました。



ここ数日で降った雨とみぞれと雪のために森の木々に氷がついて幻想的な風景となりました。木々がキラキラと光って宝石がついているようなイメージでした。



今日は気温も高めだったので工場での仕事も楽でした。明日は次期お届け分のPCB-EQ3をサンドブラスターにかけて塗装前処理をしていきます。

それから一つお知らせがあります。ご注文いただいている当店オリジナルの人気商品「Canon EOS M用 CLSフィルター」ですが、現在Astronomik社にて製作してもらっています。元々市販されていないサイズなので、特注品として製作してもらっています。それに当店で製作したフィルター枠を取り付けて仕上がるのですが、納期が1ヶ月は最低でもかかるようです。従ってお届けは来月の中旬以降になる見込みです。お待たせして申し訳ありませんが、よろしくご理解の上でお待ちいただければと思います。

今年はコンデジイヤーです!

2016-01-20 16:08:14 | コンデジのお気軽天体撮影


Canon PowerShot G9X用のお気軽撮影ズームアイピースの部品加工が終わりました。ご要望があるかどうか分からないので、自分で使う分と2点だけ製作しました。従って1点だけは販売可能です。お届けは月末頃の予定です。まだ実際には使っていませんが、PowerShot S120などで散々使ってきましたので、結果はだいだい分かります。



こちらも同じく作りました「OLYMPUS STYLUS 1s」用です。こちらも1セットだけ販売可能です。



装着時の液晶画面ですが、いずれもこんな感じに見えます。ズーム位置を24mmにしています。このお気軽撮影ズームアイピースは、面積の小さい星雲星団や今接近中のカタリナ彗星などに威力を発揮してくれます。短時間露出で撮れる上に拡大率を上げられるので、動きの早い彗星でもしっかり中心核を捉えることが可能です。以前にS120などで撮った画像がブログにありますので、参考にしてください。



こちらはSONY CyberShot RX100M3用です。ご依頼があって製作しましたが、他にもRX100M2用も製作しています。お気軽撮影で推奨できるコンデジの条件は、レンズF値が明るいこと、マニュアルフォーカスができて、フォーカス時に画面を拡大できること、そしてBULBか30秒以上の露出をかけられることです。ここにアップした3機種はいずれもその条件を満たしており、星の撮影自体にも適した機能を有しています。

今年は私的に「Year of Astro Photography by コンデジ 」ということで、春先に数回の海外遠征を控えていますが、そのいずれにもコンデジを主体として撮影をするつもりで準備しています。もちろんデジタル一眼もきちんと持っていって使います。