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おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

Vixen ED103S+新型SDレデューサーHDキット

2017-07-22 11:10:10 | ビクセン


もうご存知の方はいらっしゃるとは思いますが、7月14日に発売となった新型の「SDレデューサーHDキット」を昨夜早速使ってみました。画像はその作例です。ED103SとEOS 6D IR改造カメラで3分露出です。ISO 6400で撮りました。赤道儀は、いつものPENTAX MS-4です。オートガイダーなど全く使わずに赤道儀の追尾精度に依存して撮っています。



このHDキットには「SDレデューサー」、「SDフラットナー」、「EXチューブ66、「スペーサーリングSD81」が入っていますが、この撮影ではレデューサーとフラットナーしか使っておりません。レデューサーとフラットナーは、必ずしもセットで使う必要はありませんが、せっかくあるので使っています。



EOS 6Dに取付けると、こんな感じです。フラットナーがレデューサーの前に付いていますが、ドローチューブにねじ込むとフラットナーは中に入り込んで外からは見えなくなります。



EOS 6Dとの接続には直焦ワイドアダプター60DXを使っておりますが、これが無いとカメラの回転が全くできないので、一般的なカメラマウントから考えるとお高いですが、回転装置を兼ねているので仕方ありません。しかしガタツキなど生じないようにきっちり作られています。ただ一つ面倒なのが固定用ネジが多過ぎることです。



このED103Sについては、Solar Maxの件で良く登場しておりますが、最近購入したもので、復刻版的な商品です。価格的にタカハシの100mmクラスのフローライトが買えそうですが、鏡筒ホルダーからアリガタ、暗視野照明付きファインダーも付いているので割安感はあります。仮にSDレデューサーセットを一緒に買っても20万円でおつりがくるくらいですので、この性能を考えたらお得だとは思います。



それで本当にお得かどうかは、この画像を見て判断していただければと思いますが、フルサイズで撮っても周辺像が流れたり肥大したりしていないので、優秀な商品であることは分かります。APS-Cサイズで使われる方も多いと思いますが、それでは逆にもったいないので、ぜひフルサイズで使っていただきたいと思います。画像だと露出をかけすぎて良く分からない部分もありますが、肥大したり伸びたりする星像は露出時間に関わらず出るものは出ますので、これで分からないことはないと思います。

ED103Sは、焦点距離が800mm弱あり、レデューサーを使うことでそれが200mmほど短くなってF6.1になります。北アメリカ星雲の全体像を捉えるにはレデューサーを使わないと無理ですし、逆に面積の小さな星雲などを狙うにはレデューサーを使わずにセンターにフラットナーだけにして対象を置いて撮影すれば周辺像もそれほど気にすることもないでしょう。つまりこのSDレデューサーセットを使えば鏡筒を二通りの使い方ができるようになります。実売価格6万弱と決してお安いものではありませんが、トータルで考えればお得な商品ではあると思います。

まだこの先天候が良ければ他の組み合わせなども考えて使ってみようと思っています。昨日は好天に恵まれておりましたが、空の透明度が今ひとつ良くありませんでした。最高の機材は、最高の環境と使い手の技術があってこそ活きるものだと思います。残念ながら私にはその技術が伴っておりませんので、この程度でご容赦ください。後はご自身の眼でしっかり確認されてください。

とっても良く見えるミニポルタ A70Lf

2016-12-28 15:48:18 | ビクセン


ビクセン商品を販売していながら、こんな商品があるとは知りませんでした。まずその価格にビックリで、注文してみたらさらにビックリの意外とちゃんとした望遠鏡セットでした。



組み立ててみると価格相応といった感じもしますが、細かい所まで見ていくといくら中国製と言っても良く出来ていると感じてしまいます。確かに厳しい眼で見ていくとお粗末な部分も無いことは無いですが、この販売価格でこんな望遠鏡を作れる時代になったことも驚く要素の一つです。



夜になって実際に星空観望してみましたが、思っていた以上に良く見えました。月面とM42やM45プレアデスなどを付属アイピースで見ましたが、その値段以上に良く見える望遠鏡だと思いました。数十年前に買ったミザールの60mm屈折赤道儀が私にとっての最初の望遠鏡ですが、その時の価格が5万円ほどだったことも考えると半額近い価格でこんな望遠鏡が買えるようになったことは良いことです。



架台部はポルタIIよりかなり小さいミニポルタですが、きちんとその機能は活かせています。ただ実際に覗いてみて感じたのは、低倍率では何とか見えますが、高倍率ではユラユラ揺れてしまうので惑星などを見るのはちょっと厳しいかもしれません。しかしこの辺は慣れの問題ですので、しっかり使い込んでいけば高倍率でもしっかり見ることができるでしょう。
焦点距離が900mmのF13と無理の無い設計をしていることは、その光学性能を落とさずに作り易くして低価格を維持する企業努力の賜物でしょう。写真を撮るのは月面は問題ありませんが、惑星はまず難しいですし、星雲星団はちょっとこの架台では無理ですし、900mmの長焦点では簡単に追尾もできないので、あくまで撮影は月面くらいで観望重視で使うのがベストでしょう。



ファインダーの調整がちょっとしづらいのが気になりますが価格相応ということで、使って慣れるしかないでしょう。アイピースは2本付いているので基本的な観測はこれで十分です。
いずれにせよ気軽に天体観測ができる上に持ち運びも楽なので、ポラリエで撮影中に星空観望をするのに最適な望遠鏡です。当店でも扱うつもりですが、元箱が大きいので送料800円では厳しいことからその判断は悩むところです。



ここ数日から大雨と雪で庭のMS-4を入れたTeleGizmosのテレスコープカバーはこんな状態になっています。相当酷い雨も降っていましたし、雪も数センチですが今朝まで降っていましたが、中の赤道儀は全く問題ありません。
ところでこのTeleGizmosのテレスコープカバーは、やっと本日米国よりUPS便に乗りました。だいたい5日ほどかかって配達されますので、入荷は元旦の1日か2日頃になる見込みです。当然発送はそれ以降になりますが、本来なら代金のお支払いをお願いするところですが、今回は確実に入荷してから改めて今回のお届け分に該当する方へ個別にお知らせいたします。予定より遅れてしまい申し訳ないと思いますが、どうぞご理解をお願いいたします。

なお、現在ご注文を停止しておりますが、米国側の商品の動きがはっきりしてから再度ご注文をお受けするようにいたしますので、ご要望の方は今しばらくお待ちください。このTeleGizmosの商品は1月以降は在庫品となるよう発注手配をしておりますので、それ以降はお待たせせずにご注文いただけます。

TK-PLT Alt-Az コンパクト経緯台あります

2016-12-08 18:28:40 | ビクセン


一度使っていただければ大変気に入っていただける当店のオリジナル製品です。ジョイント部品が仕上がりましたので完成品共々在庫品となっております。



当店で同じく販売中の大型システマティックカーボン三脚との相性も抜群です。鏡筒ホルダーが外へ飛び出している分三脚との干渉を最小限度に抑えることが可能です。大きなアームがない分持ち運びが大変楽で、経緯台部分は小さなカメラバックに収納して持ち運ぶことが可能です。



三脚雲台ベース部にもサイズ的にピッタリマッチするように作ってあるので、見た目もスッキリ無理がないデザインです。来年の日食にも「お気軽海外日食撮影&観測」にはこの軽量で高い強度と汎用性を持ったカーボン三脚とセットで持っていくのがベストです。極端な画像を追求しない撮影でなければ低倍率での撮影でも経緯台で十分です。船上などでも皆既食の撮影をされる方は多いですが、さすがに赤道儀は機能しないと思うので、それを考えると経緯台で気軽に観測するのもいいでしょう。

こういった商品は一度に沢山は作りませんので、売り切れたらまた一ヶ月以上はお待ちいただきます。今在庫のあるうちにぜひご検討いただければと思います。

感謝セールを今週末から行うつもりでしたが、ちょっと無理だと思うので来週中にするつもりです。売る商品をいろいろ準備しておりますが、それが結構大変です。

Vixen BT125-Aがやってきました

2016-05-03 18:09:48 | ビクセン


ビクセンに発注していた商品がいろいろ届きました。その中には現在製作中のTK-VXEQ Star Trackerの2軸仕様にするための部品も入っています。既に全ての製作が終わっておりますので、GW明けにアルマイト処理へ出して完成します。今回はご注文いただいている方の分だけ作っていますので、この後ご要望があってもまた一からの製作となります。



これも届いた商品ですが、販売用ではなくスターウォッチングイベントに使うために発注した「Vixen BT125-A 双眼望遠鏡」です。現行品ではありませんが、F値が6で月や惑星を見るには良いと考えて販売終了品の商品を敢えて選びました。もっと軽いものを想像しておりましたが、持ってみてビックリの重量です。10kgもあるので当然ですが、このくらいあったほうが逆に安定感がまします。

口径の大きな望遠鏡で見てもらうのもいいですが、双眼で見たほうがよりインパクトがあるので導入を決断しました。かなり前にBT80-AをMeadeのLX200に乗せて使っていたことがありますが、このBT125もいずれは自動導入機に乗せて使うつもりです。ただし乗せられる機種が限定されるので、その機種が実際にそれに耐えられるかをこれから検証していくつもりです。もちろん国内商品には該当するものはありません。望遠鏡と違って回転させることができないので、経緯台であることが絶対条件となります。



昨夜撮影した木星です。Power Shot G9Xとズームアイピースによるコリメート撮影です。かろうじて木星と分かる画像です。絶えずユラユラしているので、良い瞬間を捉えるのは至難の業です。CCDカメラで数千ショットの画像からスタッキングすればネットで見られるような高精細の木星になりますが、ただやみくもに撮って処理しても良い画像にはなりません。一つ一つのショットがベストショットであり、それをスタッキングしてはじめて凄い画像になります。

GW中はひたすら図面と格闘しております。その中には新たな微動雲台も入っています。またPolar MasterをPCB-EQ3に取り付けるアダプターも作っております。他の機種用も作っておりますが、これらについてはまた仕上がり次第お知らせいたします。たぶん今月のカリフォルニア出張まではひたすら試作品を作っています。

先に書いたBT125にSolar Maxを付けて双眼でHα太陽望遠鏡にできないか考えています。対物側にSM60フィルターを付けることは何の問題もありませんが、問題は接眼部です。以前に製作した直視側ブロッキングフィルターがあれば解決しそうですが、実際にやってみないと何とも言えません。とりあえず片方だけ製作して機能するようなら双眼にしようかと考えています。

SXP赤道儀にC-11を乗せてみました

2015-03-16 16:46:56 | ビクセン


米国の友人に頼んでおいた「Celestron C-11 XLT OTA」が届いたので、早速SXP赤道儀に乗せてみました。この赤道儀を去年買ったのは良かったですが、どうやって使うかずっと悩んでいたところ、友人にこの鏡筒を勧めてもらいました。C-11シュミカセの重量は約12kgですが、SXP赤道儀の最大搭載重量は16kgなので全く問題なく搭載できることになります。事実乗せてみた結果は画像のとおりで良好でした。

バランスウェイトは、3.7kgを2個乗せてバランスがとれています。ただし、これにガイド鏡筒などを乗せることになると、BORGなどの小口径機ならいいですが、8cm以上あるような大きなものは重量オーバーとなるので適さないと思いますが、実際にはオーバーしても使っている方はいらっしゃるでしょう。



使用した脚は、先日試作した「SXG-80ポータブルピラー」ですが、実際にC-11を乗せてみると意外にも安定感がいいです。ちょっと押した程度では倒れるようなことはありません。見た目鏡筒が大きく外へ飛び出していてもその重心が脚センターにあるので、脚単体で何も乗せない状態の時より逆に安定します。ちょっと動かしたい時にも、鏡筒を外してから赤道儀もろとも持って簡単に動かせます。三脚でそれをすると足をひっかけそうになり、暗いところでは危ないですが、このピラー脚はそれがありません。ちなみにピラーの重量は6.1kgです。



搭載機材は、当初20cmクラスの反射望遠鏡か10cmクラスの屈折か考えていたのですが、このC-11を乗せてみると結構マッチしている感じがします。このくらいのサイズになれば月惑星~星雲星団の眼視観測から撮影まで威力を発揮してくれるので丁度良かったかもしれません。最初からこのクラスにしておけば、その後は搭載規格外となってしまうので、最初からトップ機材を選択して正解だったと思います。後は自動導入しながら撮影してみたいと思います。28cmのサイズから得られる光量は大きいはずなので、当店の「お気軽撮影ズームアイピース」では驚くような撮影ができると楽しみにしています。



ところでまたニュージーランドのお話で申し訳ないですが、画像は時折見ている「Tekapo Tourism - Lake Tekapo HD webcam」です。数日置きか毎日見ていますが、驚くほど天気が良いです。まるでカリフォルニアのようです。ここ最近になって、当店のゲストさんでニュージーランドへ行かれる方が大変増えています。その多くは「Tekapo テカポ」へ行く方々です。これから行かれる方は、ぜひチェックしてほしいものです。

http://www.tekapotourism.co.nz/webcam.html

入荷しました

2014-11-29 19:15:53 | ビクセン
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星空雲台ポラリエが入荷しました。これに雲台ベースが完成すれば超お得なセット商品は発送できます。単品セットも含めて仕上がり次第順次発送していきます。次の新月期には十分活躍してくれるでしょう。この超特価セット品はあと僅かだけ残っております。ポラリエをお持ちでない方で、これから星空撮影をされる方はぜひご注文ください。



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こちらも今日届いたばかりのSXP赤道儀です。ポラリエからのステップアップとして最高峰の赤道儀ですが、これから使っていろいろな事をやっていこうと考えています。とりあえずは本機が持っている基本性能だけでどの程度の事ができるのか見極めていきたいと思います。またSXシリーズで使えるポータブルピラーを設計製作していくつもりです。既にイメージは出来上がっているので、それほど時間はかからないと思います。先日ご要望があって、SXP赤道儀用のGITZOシステマティックアダプターを作りましたが、この赤道儀で使えるほどの三脚だとアダプターも含めて10万円を越えてしまうので、それよりは安く販売できるポータビリティーに優れたピラーを作ったほうが良いと考えました。また試作品が仕上がりましたらこちらにてお知らせいたします。
                                                     
海外品でもこの種のピラー脚が販売されていますが、そのほとんどが1500ドル~2000
ドル以上する高価な商品です。良いものは高いのは当たり前ですが、海外品は必ずしもそうではありません。残念ながら買って使ってみたいという製品は今の所無いので自分で作るしかありません。果たしてそのイメージ通りのものが作れるか分かりませんが、やれるだけのことはやってみるつもりです。

本年はありがとうございました!

2013-12-31 18:12:28 | ビクセン
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今朝珍しく朝焼けっぽい空になりました。色鮮やかだったので撮りました。
                                                     
テレスコ工作工房オンラインショップを立ち上げてから2度目の新年を迎えます。まだ2年足らずの若年ショップですが、それなりに努力して細々とやってきました。それも多くの方々に助言や叱責を頂いたことがその励みとなったことは確かです。ショップでありながらショップを超えた良いものにしていきたいと考えてやっているつもりですが、現実は厳しいもので、思ったようにはいってません。来年はより上を目指してやっていきたいと思っております。
本年も後数時間で新たな年明けとなります。今年も大変多くの方々にご利用いただき、おつきあいいただきましたこと、失礼ながらこの場を借りて御礼申し上げます。皆様には良いお年を迎えられることを祈念しております。

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初日の出を見たいと思ってその下見にふるさとの駐車場を見てきました。標高1700メートルもあるので、風が強くて寒かったです。今日あたり誰か泊まり込んで撮影をしていると思いましたが、誰もいませんでした。


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ふるさとから見た浅間山方面です。今日も素晴らしい晴天です。午後6時前ですが、雲一つない快晴です。昨日は相当疲れが溜まっていたので、早い時間に休みました。今晩は年内最後の撮影に出かけます。大晦日は家族でごちそうを食べながらテレビでも見るのでしょうが、うちではほとんど民放は見ませんし、大晦日もくだらないバラエティーばかりでテレビをつける気にもなりません。唯一スカパーを見る程度です。いつも感じることですが、何で日本のテレビはバラエティーとくだらないドラマオンリーになってしまったのでしょう。テレビを見ているとこの国の行く先がいささか心配ではあります。

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R299の冬期クローズされているゲートを過ぎると、そこは八ヶ岳の冬山となります。クロカンやスノーシューで峠まで歩いても楽しいかもしれません。スノーシューで登って帰りはスキーで降りて来るのがいいでしょう。一度やりたいと思いながらまだ実現していません。厳冬期の白駒池で冬期キャンプもいいかもしれませんが、マイナス20度を下回る酷寒となるのでマイナス30度でも耐えられるノースフェイスのダウンジャケットを持って行かないといけないでしょう。無理をしない程度に楽しみたいところです。



ロングハーフピラー

2013-02-21 19:20:38 | ビクセン

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以前から好評いただいているタカハシ赤道儀をビクセンSX/SXG三脚に乗せるハーフピラーですが、高さが200mm程度しかなく、もう少しあれば他にも便利な使い方があると考えて新たな加工製作をしております。

最大350mmほどの高さになる「ロングハーフピラー」です。パイプ上部にはSXGハーフピラーと同じサイズの円形窓がついており、そこから手が入るようになっています。このハーフピラーの使い方としては、HAL-70三脚、SXG-GPガイドパック用三脚に取り付けることで、HAL-110以上の高さになり、ハーフピラーを外すことでポータビリティーに優れたものとなります。

現在製作しているものは、SX/SXD/SXP赤道儀専用とタカハシEM赤道儀用になります。最終処理として塗装仕上げをして完成します。また仕上がりましたら御知らせいたします。


それから、重要な御知らせがあります。TK-ALZM 微動経緯台、ポラリエ雲台ベースセットをご注文いただいている方々へ明日お支払いのご案内をさせていただきます。今回、上記2点を同時にご注文いただいている方は、やや納期がずれてきますが、同包が可能です。ご注文されている方は合わせてお支払いをお願いいたします。

また現在までに特注製作をしていただいている方は、今週末でほぼ仕上がってきます。それ以降順次発送をさせていただきます。今しばらくお待ちください。


ビクセン フリップミラーのバーローレンズ組み込み改造

2010-11-20 17:29:02 | ビクセン

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小さいながらも少し手間がかかったフリップミラーにバーローレンズを組み込む改造が終了して本日納品いたしました。ご依頼内容はできるだけフリップミラーに近いところに2.5倍と3倍バーローレンズを組み込むというもので、画像のように2インチスリーブ内側にバーローレンズが見えています。このバーローレンズは先端のレンズ部分だけ取り外した上で差し込んでいるだけです。もちろんネジで固定していますので撮影中に抜けたりすることはありません。

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2インチスリーブにはBORGの2インチ延長筒をカットしたものを取り付けています。これでBORGのM57パーツを付けることができ汎用性が高まりました。フリップミラーのこんな使い方があるとは加工するまで思いもしませんでしたが、作ってみると意外と面白くお役立ちパーツかもしれません。ご要望の方がおられましたら、製作した残りのパーツがありますので、1個は直ぐにお作りいたします。コメント欄より御知らせください。フリップミラーとバーローレンズは別途ご用意ください。


Meade LX-Vixen BT-80 GOTO Bino

2010-08-11 18:19:59 | ビクセン

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先日ビクセンから戻ってきたBT-80A双眼望遠鏡をLX-200クラシック架台に無事に載せました。載せる時にまた光軸が狂わないか心配でしたが、全然大丈夫でした。まあ、これで狂う構造にはなっていないので当たり前のことですが・・・。実際に覗いてみましたが、以前より良く見えるようになったみたいです。光軸が狂う前のイメージは覚えていますが、それよりは良くなった感じです。

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ファインダーも以前に取り付けていた光学ファインダーからドットファインダーに変えました。装着した感じもベストマッチです。自動導入機能は既にテストして良好な結果が出ています。後は実践でどのように使用するか考えてみようと思います。今晩晴れていれば再度テストしてみるつもりですが、台風4号が来ていますので、どうなるか分かりません。


このGOTO双眼鏡架台も試作したものですが、ご要望があればいかようにもお作りいたします。また、ネクスター、LX-GPS架台なども必要に応じて入手いたしますので、合わせてお申し出ください。このBT-80は20cm用架台を使っていますが、それより大きな双眼鏡になると当然それ以上の架台が必要となります。赤道儀なら大した加工もせずに載りますが、向ける方向によっては頭を横にしたり見る角度が変わるので使いづらいです。やはりGOTO経緯台を改造して使用するのがベストです。


ご要望の方はコメントよりご相談ください。