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おやじねこのテレスコ日記

ー八ヶ岳の登山口に住んでいる、テレスコ工作工房の店長のおやじねこが日々の出来事などをタイムリーに伝えています

期待の新商品 PENTAX XW30-R,40-R 新発売です!! !

2019-12-06 14:56:44 | PENTAX望遠鏡


ついに出た!. . .というか念願叶ったと言うか、あの幻のXW3-40mmアイピースが12月20日から新発売になります。基本的には前のモデルから光学設計は引き継がれているので、当時と同じ光学性能と思います。星雲や月を実際に見てみましたが、周辺像も良好ですし、とても抜けが良いスッキリとしたイメージでした。他にも比較対象としてExplore Scientific社の30mm-70度の製品とも比較しましたが、そもそもの価格が違うこともあって、流石にXW30mmの方がイメージは良かったです。

当然の事ながら当店でもご予約販売を今日から開始しますので、ご要望の方はぜひ当店へご注文いただければと思います。ただし8日までは10%オフセール中ですが、この商品はそれに該当しません。その代わりに何か素敵なオマケを沢山おつけしようと考えております。その内容については、HPに登録する際に考えておきます。

何れにせよ、現在ペンタックスユーザーの方やXWアイピース愛好者には素晴らしいお知らせだと思います。このXW30-R,40-Rは、いずれも2インチですので、例えば75SDHF,EDHFで使われる場合には、純正状態では天頂ミラーを介して合焦しません。当店の「光路長ゼロアダプター」などが必要となります。お持ちでない方には、XW30-40ご予約特典として、超特価でご提供することも考えております。ただし直視では合焦しますが、天体を見るのに直視で見ると言う方はほとんどいらっしゃらないと思います。天頂付近を直視だと辛すぎて大変なので、別途2インチ天頂ミラーを併用するために当店のオリジナル商品が役立ちます。

以下、メーカーからの仕様についての説明です。

・星雲や星団の観察に適した長焦点設計
・見掛け視界 70°と 20mm のロングアイレリーフ設計により広視野と見やすさを実現 ・ランタン系高屈折率低分散ガラスを採用し、諸収差を抑え視野周辺まで高解像を実現 ・優れた透過率が得られる独自のマルチコーティングを全レンズ面に採用 ・高度な遮光技術によりコントラストの高い視野を実現 ・夜露に濡れても安心な日常生活防水注仕様
注:JIS保護等級4級相当、防沫形。水中での使用はできません ※その他、製品の仕様は「smc PENTAX XW30」「smc PENTAX XW40」と同等です。

詳細な仕様については、RICOHイメージング社のHPをご参照ください。

ペンタックスの新しいフィッシュアイズーム

2019-07-21 10:23:22 | PENTAX望遠鏡


RICOHから新しいKマウント対応のHDコーティングを採用したデジタル一眼カメラ用フィッシュアイズームレンズ「HD PENTAX-DA FISH-EYE10-17mmF3.5-4.5ED」が来週26日発売となります。まだ現物はありませんが、来週発売に合わせて届きます。デモ用としてではなく、自分で使うために買いました。

旧タイプの同レンズからHDコーティングを採用した上にフードが着脱式になったことで180度魚眼レンズとしても使えるようになりました。HDコーティングは、日中の撮影で逆光時のゴーストやフレアーを抑えることができるので、極端な構図で太陽が入ったりするような場合には効果的な絵作りが可能です。さらに最短撮影距離14cm、レンズ先端からだと約2.5cmまで被写体に接近しての超近接撮影が可能です。実はこの機能が自分にとっては絵作りにおいて最も欲しいと考えていたものなので、使うのが楽しみになりました。

できれば9月の西オーストラリアのワイルドフラワーシーズンに持っていきたいところです。この新たな夢を与えてくれる世界を撮れるレンズが届いたら早速使ってみたいと思います。



先日は菅平高原へ所用で行ってました。途中で野尻湖も通ったのですが、天気が悪いこともあり、それらしい姿を見ることができませんでした。野尻湖は松原湖と違ってウォーキング、トレッキングなどのスポーツ合宿や滞在をするのに適した環境にあるようです。松原湖は釣りがメインアクティビティーになっているので、ちょっと寂しい感じがします。

しかし、登山やネイチャートレッキング、自然を対象にしたアクティビティーは、八ヶ岳の山麓にある松原湖高原のほうが遥かに充実した事ができると考えています。標高が高いので星空の美しさは一級品です。今年も10月末に開催する「北八ヶ岳小海星と自然のフェスタ」は、その良さをより多くの参加者に伝えるためのオンリーワンのイベントです。



CORONADO Solar MaxのブロッキングフィルターBF30の2インチホルダーを製作します。望遠鏡に装着されていたものを外してフィルターセットとして使えるようにします。別売り品とはBF自体は同じものなので、2インチホルダーを製作してSME90ダブルスタックフィルターと合わせて使えるようにします。



今日届いたTSA-120N鏡筒です。これにSM90-BF30を装着できるようアダプターも製作します。このタカハシ鏡筒は当店へご注文いただいたもので、フィルターセット、アダプター製作共々当店へご注文いただいた商品です。当店ではタカハシ製品のご注文もお受けできますし、Solar Max関連との同時ご注文では特典価格もご用意しております。合わせてお問い合わせください。

先日も数台のFSQ106ED鏡筒へSM90を取付ける製作をしましたが、SM90をご注文されたほとんどの方がタカハシ製品を使われています。SM90との組み合せがベストかどうかともかくとして、より高精細なHα太陽像を見たいという意思の表れなのでしょう。

ところで、先ほどお客さんが来店されました。特注のMeade LX200-30用の金属フードを引き取りに来られたのですが、すっかり忘れておりました。既製品では使えないそうで、悩まれた上で当店へご相談されて製作に至りました。今もお受けしている旧ビクセンのフローライト鏡筒のフードを製作していますが、これもちょっと難儀な製作です。たぶんこの種のフードは作ってくれるところは無いと思いますので、お困りでしたら当店へご相談ください。ただしそれなりの費用はかかりますので、お安く済ませたい場合にはダンボールを巻くなどして使われたらいいでしょう。

旧CORONADO SME90あります

2019-02-28 18:15:34 | PENTAX望遠鏡


こんな物をお作りしました。お客様からのご要望で、APP-130TLに当店のTK-ALZM Jr微動雲台を乗せて使われるそうです。このAPP-130TL三脚はとってもいいのですが、カメラ三脚として使うには三脚ネジアダプターが必要です。実は初めて作ったのですが、今後は製作して常時在庫品にしておくつもりです。



こちらも今日入荷した先日ブログに書いた「CORONADO Solar Max 90 フロントエタロンフィルター」です。SM2はインターナルタイプですが、旧CORONADO製品は対物レンズ前に装着するタイプになっています。旧製品ですが、未だに愛用されている方も多く、現Meade製品と違って検品などしなくてもその性能がきちんと発揮してくれたので高価であっても安心して使えました。まだ当方で検品はしておりませんが、米国側では太陽を見て検品をしてくれているので、問題なく良く見えることが確認できています。このSME90は今日から販売致します。



「PENTAX-DA★11-18mmF2.8ED DC AW」レンズが今日届きました。早速K-70に取付けてみました。11mm(17mm)で見ると視野がかなり広く感じます。3年前にニュージーランドで初めてK-70を使った際に合わせて使っていたのが、「PENTAX HD D FA 15-30mm F2.8 ED SDM WR」です。この組み合わせで撮影した写真は2年前のCP+でも展示されていましたので、ご覧になった方もいらっしゃるでしょう。APS-Cサイズにフルサイズレンズを使ったので、とってももったいなかったですが、その時は他に選択肢が無かったので、やむなく使いました。しかし来週の撮影ではこの11-18mmを使います。



このレンズが星向きだと言える理由が「フォーカスクランプ機構」です。スイッチをONにすることでフォーカスリングとフォーカスレンズ群の連動が解除される、従来製品にはないフォーカシング機構です。精密なピント合わせの後に不用意にピント位置が動いてしまうことを防止することで、星景や天体撮影時の使い勝手を向上しています。他社製品には無い画期的な機能です。これが無いとピント位置を再現するためにガムテープで固定したり、印を付けたりと皆苦労されているはずです。



超広角レンズですが、レンズ前玉が飛び出していないので、82mmのフィルターが使えます。私の場合はシグマレンズ用に82mmのフィルター枠を製作して使っていますが、これがそのまま適合しますので有り難いです。フィルターが海外製のプロ用フィルターで枠が無いと使えない代物です。自分の意図する絵を撮るためには必要に応じて機材を作ります。費用については二の次です。



2台のメイン撮影機材です。K-1 Mark IIとK-70ですが、いずれもアストロトレーサーが装備されているので、世界中何処へ行っても星空を追尾してくれます。アストロトレーサーは単に星を追尾するだけなので、ポラリエがあればいいと思われるかもしれませんが、カメラ単体で撮影ができるというのは、極端な構図での撮影が可能となります。私が愛用する理由はまさにそこにあります。今回のバリ島でもその使い方が活かせるかどうか分かりませんが、2年前にK-70を持っていった際に十分使いこなせなかったので、今回はそのリベンジを果たしたいと考えています。ただ現地はまだ雨期なので晴天に恵まれるかどうか微妙なところです。

ところで明日3月1日〜2日は長野県北部へ所用で出かけます。発送は出せるものは出してから行きますが、2日の発送はできません。またお店については戻ってくるのが午後遅くなるかもしれないので、お休みだと考えてください。日曜日は営業しています。ご訪問していただくお客様がいらっしゃるので午後1時過ぎまではお店におります。お近くに来られてお立ち寄りになりたい場合には、お電話などでお知らせください。

ペンタックスの新しい神レンズ?

2019-02-27 15:59:13 | PENTAX望遠鏡


ペンタックスから新たなAPS-Cサイズ用の★スターレンズが出ました。「HD PENTAX-DA★11-18mmF2.8ED DC AW」です。スターレンズというだけあって星撮りを強く意識して設計されたレンズだそうです。ただ残念ながらフルサイズ対応ではないので、PENTAX K-1 MarkIIには使えません。当初新発売のアナウンスがメーカーからのメールで知った時には、"11-18mmでAPS-Cサイズ?”と11mmの超広角で使えるのだと勘違いしましたが、実際にはフルサイズ換算で17-27.5mm相当(ペンタックス APS-Cサイズ一眼レフカメラ装着時)ということでした。それなら今使っている「HD PENTAX-D FA 15-30mmF2.8ED SDM WR」より画角が狭いので、わざわざK-70で使う意味があるのだろうか?と考えてしまいました。

しかし、その価格に見合った光学性能だそうで、高いコントラストで天文ファンが最も気にする周辺像も良好で開放から使えるということです。またレンズ胴部も余計な飛び出しをなくしてヒーターを使う際に邪魔にならないことまで考えて設計されたそうです。耐寒性能もマイナス10度の動作保証をしています。しかし当地でも冬はマイナス20度にもなるので、普通に考えると使えないとなりますが、実際には他のメーカー品でもその数値を超えた環境で誰もが使っているので問題はなさそうです。

実は、明日このレンズが届きます。もちろん買ったものではなく、RICOHさんからお借りするものです。丁度来週からインドネシアのバリ島へ行くので、それで使うためにお借りしました。まだ発売されたばかりで、メーカーでも貸し出し機が出払ってしまって、うちに来るとは予想外でしたが、たまたま1台出て来たので貸してもらえることになりました。とりあえずまだ出発まで数日あるので、それまでに日本で使ってみたいと考えています。



今回バリ島へ持って行くカメラはこの3台の予定です。改造したEOS 6Dも持っていきたいですが、そうなるとポラリエ関連も全て一式必要になるので、重量規制の事やインドネシア税関の特殊な事情を考えて画像の機材だけにしました。PENTAX K-1 MarkII,K-70のいずれにもアストロトレーサー機能があるので、赤道儀は不要です。また撮影場所や位置にしばられない自由な構図で撮影ができるので、ほぼ赤道直下のバリ島には最適な機材構成です。コンデジが1台ありますが、RICOH GRIIです。このカメラは主に比較明合成ショットを撮るために持っていきます。コンデジの類ですが、CCDサイズがAPS-Cなので高解像度の絵作りができるので、海外へは常に持っていってます。この機材類に前述の「HD PENTAX-DA★11-18mmF2.8ED DC AW」が入ります。

この新型スターレンズについては、明日以降も使用感も含めて時折書かせていただきます。ペンタックスユーザーにはとっても気になるレンズのはずです。



昨日からこのリッチークレチアンR6/15cm/F9鏡筒のused品を販売しております。ウィルタネン彗星の撮影で何度か使っただけの新品同様品です。クレイフォードフォーカサー、1/10マイクロフォーカス付きで星雲星団だけでなく月惑星の撮影で威力を発揮してくれます。



鏡筒には多重バッフルが入っており迷光防止に役立っています。元々GSOで作られた商品ですが、アメリカのOPTがOEMで販売しています。台湾製ですがとても丁寧に作られた印象があります。日本では20cmタイプは販売されていますが、15cmタイプはありません。セレストロンのC-6を買うことを考えたらこちらを迷わずオススメ致します。

明日から横浜で日本カメラショーCP+が開催されます。残念ながら今年は予定が詰まっているので見送りました。見たいものも沢山ありますし、メーカー担当者と直接話す機会でもありますので、これまでは毎年行ってました。まぁ、ネットを見ていれば一般の方々がリポートしてくれるので、それを見て今年は良しとします。

PENTAX XWアイピースで月面を撮りました

2018-12-19 16:39:02 | PENTAX望遠鏡


昨夜の月を撮りました。PENTAX 75SDHFとXW20mmアイピースと当店オリジナルの「PKE-M42アダプター」を使って撮っています。



XWアイピースの胴部を回すことでアイレンズとCCDの距離を可変できることを利用して拡大率を1.3倍くらいにできます。



接眼部に差し込んでこんな感じで撮っています。ピント合わせはEOS M3のライブビューで拡大して合わせています。市販のデジカメアダプターでは、光軸を合わせること自体が難しいので、慣れないと上手く撮影ができませんが、このPKE-M42アダプターとXWアイピースを使えばデジタル一眼で簡単に月や星雲星団の撮影ができます。



こちらは、PENTAX 65EDIIスポッティングスコープに同セットで撮っています。この組み合わせで地上風景や野鳥なども撮影ができます。



こちらはほぼ等倍で撮っています。上画像とは望遠鏡の焦点距離の違いで大きさが違っています。



これでレンズ胴部を一杯に伸ばした状態で撮るとこんな感じになります。ニコンの超高価なコンデジで月の拡大撮影ができるということでP1000が販売されていますが、このカメラの残念なところは、露出が1秒以上かけられないそうで、星を撮ってみたいという要望には答えられないでしょう。それなら、このセットでカメラをデジタル一眼にすれば、露出も十分かけられますし、XWアイピースを選べば大きな拡大率も得られます。惑星の撮影もOKです。

ちょうど昨日から、PKE-M42アダプターとXWアイピースのお得なセットを販売しております。XWアイピースは見掛け視界70°、アイレリーフ20mmととても使い易く、純国産の優秀な製品です。個別に買うとお高いですが、セットにすることでお安くなりました。このPKE-M42アダプターには、市販のM42-P0.75のカメラマウントなら使えるので、汎用性も高くなっています。



屋外の煙突工事がようやく終わって完成しました。結局煙突トップは屋根の上まで上げました。これで一安心です。煙突の立て方はいろいろお手本がネット上にありますが、自分の家にはそれにあった立て方があるので、無理に人様の真似をする必要はないと考えています。ただ薪ストーブによる火事は煙突に関わったものが多いそうですので、そこだけは特に注意が必要です。



早速薪ストーブを点火してみました。この薪ストーブは、ホンマ製作所のLS-500というタイプです。鋳物製の安価な物ではありませんが、中国製です。しかし国内企業がデザインして作らせているものなので、とてもしっかり作られた製品です。もう一台使っている薪ストーブは、県内企業のモキ製作所のものですが、40万円以上する高価な薪ストーブです。しかし、今回このLS-500を使ってみて驚いたのは、少ない薪でも同じかそれ以上の暖房効果があるということです。



炎のゆらめきがとても美しく、その燃え方に芸術的な美しさがあります。見ていてうっとりするほどです。よく炎を見ていて落ちつくと言いますが、まさにこの薪ストーブの炎がそれにあたります。店舗内で使っていますが、20畳ほどのスペースが25度くらいに一気に上がります。それも細い薪2本の熱によるものです。日中も使っていますが、さすがに熱いので、窓をあけて温度調整をしています。今朝も店に入って気温を確認したら15度ありました。薪ストーブを使っていなかった時は5度以下でしたので、残り火で朝まで暖かくなっているということです。

いずれにせよ、これで室内が快適になったので仕事がはかどります。

PENTAX MS-3/3n用ハーフピラーあります

2018-11-19 16:22:35 | PENTAX望遠鏡


今日はご注文のあったペンタックスMS-3赤道儀用のハーフピラーの塗装作業をやっていました。数は少ないですが、前処理から塗装ー焼き付けー組み立てとやっていると一日作業です。商品には自分の工賃はそれほど反映させておらず、まともにその費用を入れるとあの値段では売れないので、販売価格とユーザーさんのバランスを考えて値段をつけています。うちの商品のほとんどがそうですが、店に座っていて販売できるものはそれほどありません。また販売している赤道儀類もそうですが、自分で使ったことのあるものがほとんどです。



今日仕上がったMS-3用のハーフピラーですが、ビクセンのAPP-130TL三脚とセット販売しているものです。三脚が軽い割にはとても良くできており、アダプター等あれば他社製品にも使用可能です。MS-3の三脚はとっても使いづらく、暗い所で組み立て作業をやっていると、嫌気がさしてくるほどのものです。それをAPP-130TLに変えた上でハーフピラーを組み込むことで、脚を伸ばさない状態でも不動点が腰より高い位置にくるので使い易くなります。赤道儀と三脚の着脱は工具要らずで簡単です。暗い所でもライトが無くても組み立てができるくらいです。

私も去年の北米日食にこのMS-3n赤道儀とハーフピラーを持っていきました。以前は良くタカハシP2Zを持っていきましたが、最近は箱に入れた状態で使っていません。ちょっともったいない気もしますが、その都度使う機材を変えていると、いざ海外へ持って行く時に部品などを入れ忘れてしまうことがあるので、できるだけ決まった機材を使うようにしています。 ポラリエもそんな機材の一つです。

また今週末から連休ですが、昨日倉庫の掃除をしていて処分したいアルミ三脚やら出てきたので、ご来店を条件に無料で差し上げようと思います。他にもEDレンズの屈折望遠鏡などもあり、処分に困っています。とりあえずまとめてから画像などを出しますので、それ以降におたちよりいただければと思います。原村星まつりで持っていけばいいのですが、値段を付けたりするのが面倒なので持っていかず放置しています。

PENTAX PF-65EDAIIスポッティングスコープ

2018-07-26 17:42:38 | PENTAX望遠鏡


展示機として頼んでいた「PF-65EDAII」スポッティングスコープが届いたので、早速こんな感じで使ってみました。眼視で見ましたが、周辺部までEDレンズらしいシャープなイメージです。月面を高倍率で見ても周辺部の光量も十分で色収差もあまり感じられません。近くの野鳥なども見ましたが、バックとのコントラストも素晴らしいです。スポッティングスコープは、NikonのEDタイプしか使ったことが無く、古いタイプだったので、今は使わなくなってホコリをかぶっています。



当店のオリジナル商品があれば撮影がとっても楽になります。アイピースで観望するのと大差ない手間で気軽にPF-65EDAIIで見えている対象を撮影できます。焦点距離が390mmほどなので、20mmアイピースを使えば19.5倍になります。XWアイピースをつかうと見かけ視界が70度ですので、広視野でとっても見やすいです。昔のスポッティングスコープで見た円形の窓があるイメージとは全く違い、スポッティングスコープで覗いているという感覚が限りなく低いです。



接眼部が45度傾斜しているタイプなので、眼視にも撮影にも楽な姿勢で行えます。このシリーズで直視タイプがありますが、日中の風景などを観察するにはいいですが、木の上にいる野鳥や星空を見るにはちょっとつらいものがあります。直視型は価格も傾斜型より1万円ほど安いですが、その程度なら最初から傾斜型を買ったほうがいいでしょう。実売価格が6万円弱くらいしていますので、小口径の望遠鏡が買えるくらいです。しかし、望遠鏡だと天頂ミラーを付けたり、バンドを付けたり、三脚台座を付けたりでその都度乗せる機材によって形を変えなければならないので、それを考えるとコンパクトで持ち運びが容易で、使い易い万能なスポッティングスコープに軍配が上がりそうです。



当店のお気軽撮影ズームアイピースにGRIIを付けて使ってみました。GRIIはズーミング機能が無いので、撮影写野は円形になりますが、カメラ側に星を撮るだけのマニュアル機能が充実している上に、コンデジでは珍しいAPS-Cサイズの大きなCCDを使っているので天体撮影にも有利です。GRIIもコンデジとしては高価な部類ですが、SONYのRX100シリーズは高くても1型の小さなCCDを使っているので、そういう意味でもAPS-CサイズのGRIIがいいかもしれません。私が海外へ行く時には必ず持っていき、比較明合成の撮影に使用しています。CCDサイズが大きいので、デジイチを使っているのと変わりません。たぶん来年のカレンダーの写真はGRIIで撮ったものになるかもしれません。



PF-65EDAIIは、見て気がついたのですが、回転装置があります。上から見にくい場合には横にしたり真下にしたりできます。他の機種は分かりませんが、スポッティングスコープではペンタックス製品だけかもしれません。またチャンスがあれば、これで星雲星団の撮影をしてみようかと考えています。もちろん当店のアダプターを使うかお気軽撮影ズームアイピースを使ってのことになります。PF-65EDAIIは、口径65mmですので、F値は6なので単焦点としては決して暗いことはないですが、6cmとしては微妙なところです。

また明日と明後日は町のスターウォッチングですが、台風が近づいています。たぶん明日は大丈夫だと思ってますが、明後日はさすがにダメでしょう。今のところ20名ほどの申込者が集まっているそうですが、火星大接近で夏休みに入っていてもこんなものです。冬だったりすると10名くらいしか来ません。基本的に小海町の方々は星にはそれほど興味を持っている人は多くありません。これは他でもそうですが、スターウォッチングに参加される人は移住者だったり、別荘の住人だったりと、外から来た人が多いようです。残念なのは、地元の中学生や高校生、先生なども一切興味を示さないことです。隣町の川上村から宇宙飛行士が出ましたが、油井さんは元々天文ファンだったことや両親が天体観測をすることにとても協力的だったことが、宇宙への夢を実現したのだと思います。そういう子供達が育つには、家族や周囲の人たちの理解と協力が必要不可欠です。

HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AW

2018-07-06 17:53:42 | PENTAX望遠鏡


今日は、RICOHイメージングの営業さんが当店に来られましたので、ついでに新型レンズの「HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AW」を見せていただきました。K-1MK2に取付けた状態ですが、カメラ共々高級感溢れる作りです。この組み合わせで40万を超えてしまいます。この組み合わせで一度使ってみたいものですが、なかなか手が出ません。そのうち頼んで貸してもらおうと思っています。特に50mmレンズは、開放でも描写性能が素晴らしいようで、各種収差も補正されているそうなので、ぜひこれで星を撮ってみたいものです。



試しに私のK-70に取付けてみました。APS-Cサイズなので70mm相当では星景写真に活かすのは構図を良く考えないと使えません。しかし、F1.4の明るさは、同じ広角系の1.4よりはまだ使えると思います。今使っているシグマの14mmや35mmでも開放で星を撮ることはあまりないので、そういう意味では開放で使えるのであれば、導入価値はあるでしょう。

問題は、その性能が他のカメラメーカーの50mmと同じでは話になりません。何せ販売価格が17万円もする、例えばEF50mm/1.4を3-4本買えるお値段だからです。発売は今月20日だそうですが、それ以降に順次ネット上にリポートが上がってくるでしょう。



しかし、レンズを手にもって見た限りでは、その心配は無さそうな予感がします。興味のある方は都内のサービスセンター等で現物を見るか、カメラ店で見るかしてみるといいでしょう。



家の裏で可愛い子猫達が生まれたようで、走り回っています。この大きさだと2ヶ月くらいは生後経っていると思います。写真は3匹ですが、もう1匹居ます。この子達はうちで飼っている子供を4匹生んだママ猫と兄弟です。ママが同じですが、おとうさんは違っていると思います。ママがうちに子猫を連れてくるのですが、エサを与えて欲しいということなのでしょう。しかし、あまりやり過ぎると猫が増えてきてご近所に迷惑をかけてしまうので、気をつけています。それをしないために一気に野良猫4匹を引き取りました。そのうち1匹が子供を生んだので、今は計8匹の大所帯となりました。実はもう1匹先住猫がいるので、都合9匹です。猫好きでもこれは大変です。

New ペンタックスXW拡大撮影アダプターできました!

2018-06-29 17:25:08 | PENTAX望遠鏡


新たな当店オリジナル品の「TK-PXWZ1 ペンタックスXW拡大撮影アダプター」が仕上がりました。以前にブログでアップした物と違って若干の改良を加えて作りました。以前は一カ所だけだったスライド部品の固定ネジを2カ所にして安定するようにしています。また、基本は市販のM42仕様のカメラマウントを使うようになっていましたが、最初からBORG M57仕様にしました。その代わりにM57-M42アダプターを製作して今回分だけ付属させています。ただし、最初からM57仕様をご注文の方にはこのアダプターは付属しません。M42でお使いになる場合には、BORG製品をお使いください。



この商品は、純国産の高品質なXWアイピースをベースに考えたもので、他社製品は使えませんが、旧ペンタックスMP-2のような自社製品でしか使えないようなことはありません。望遠鏡は他社製品にも適合します。



こんな感じでXWアイピースのゴム見口を外してからアダプターのスライド部品に組み込んで使用します。



XWアイピース自体が胴部が17mm伸縮するので、それも併用すれば実際のアイピースの焦点距離の2倍以上の拡大率を得られます。ただしデジタル一眼を使った撮影においての話なので、20mmアイピースが10mmとして使えるという訳ではありません。



EOS M3に取付けた状態ですが、こんな感じで使います。望遠鏡に付けて対象確認をする際には、カメラマウントを付けた状態で確認できます。その後でカメラを取付けてピントを合わせてシャッターを切ればいいだけです。見たままを直ぐに撮影したい場合にはとっても便利です。この商品は、ペンタックスのスポッティングスコープにも使えます。



もっともカメラにアイピースを近づけた状態です。



望遠鏡に取付けた状態で、クランプネジを緩めて手で引っ張ることで簡単に拡大率を上げられます。ライブビューで見ていればどの程度拡大されているかも確認できます。ただし、天頂ミラーに取付けた状態だとバランスが良く無いので、ホルダーをしっかり固定しておかないと天頂ミラーから回ってしまい、カメラまるごと落下させてしまうことがあるので要注意です。



この商品は本日以降在庫品となっています。ただし沢山は作っておりません。以前に同種の商品を買っていただいた方は、お得な商品もあります。ぜひご検討いたければと思います。ご注文いただいている方々へは明日発送させていただきます。

話題は変わりますが、昨夜はワールドカップを見て寝不足の方も多いはずです。私は録画だけしておいて休みました。しかし今朝のニュースを見て驚きました。あのプレーに関して多くの批判がありますが、その賛否についてはなかなか判断に悩むところです。自分個人としては、良くないと思いますが、ファンの方々や応援してくれる方々の事など多くの判断要素を考えると一言では言い切れないでしょう。しかし、海外の日本ファンの人たちが知る「サムライスピリット」に反する行動であったと思います。

XW拡大撮影アダプターの汎用性

2018-06-11 17:04:34 | PENTAX望遠鏡


先日より販売している「TK-PXWZ1 ペンタックスXW拡大撮影アダプター」ですが、今日気がついたのですが、実は当店で静かなヒット商品だったセレストロンズームアイピースのアダプターがこの拡大撮影アダプターにジョイントできることが分かりました。両方ともM42のTネジ仕様なので当たり前のことですが、今日まで気がつきませんでした。既にこのズームアイピースセットをお持ちの方が新たに買われることは無いかもしれませんが、持っていればコンデジが使えることになります。



こんな感じで使えるのですが、ただしコンデジでのコリメート撮影には拡大撮影アダプターの伸縮機能はほとんど役にたたないので、どちらかと言うと先に製作したDSLR撮影セットのほうが無駄がありません。



セレストロンズームのお気軽撮影セットは、このように使っていますが . . .



DSLR撮影セットのアダプターとジョイントすることで、こんな使い方ができるようになります。実は先日から店頭でもお知らせしておりますが、このお気軽撮影ズームアイピースのアダプターを機種限定せずに汎用性を持たせた商品を作っています。それもM42仕様なので、XW撮影アダプターに使えます。もちろんセレストロンズームアイピースに装着可能なもので、ズームアイピースとのセット商品も作ります。

実は、この拡大撮影アダプターに他社メーカーの31.7サイズアイピースが使えるようにできるか考えています。しかし、XWアイピースと違ってレンズ胴部にネジがあるものと無いものがあり、それを使っているとまた特殊な商品になるので、そうならないように、考えています。延長筒の仕様は変更せずに、あくまで内部のスライド部品でカバーできないかですが、作ってみないと分かりません。



ところで、SXGアダプターを最強のカーボン三脚に取付けて、AXJ赤道儀を最小構成で乗せてみました。脚は1段だけ伸ばしています。このくらいなら不動点も腰より上に来るので十分な高さです。この状態で赤道儀とウェイトでほぼ20kgです。三脚の搭載許容重量は40kgですので、まだ半分です。この状態で赤道儀をゆすってみると、グラグラします。何でグラグラするのか良く脚を見てみたら、先端のゴムが振動の原因を作っていることが分かりました。



それで三脚の標準付属品の石突部品に交換してみたところ、かなり安定感が増して揺らしても直後に収まるようになりました。固い地面だとさらに安定します。私感ですが、ほとんど使用するのに気にならないレベルです。後問題なのは、何を乗せて使うかですが、C-11くらい乗せて惑星の高解像度の撮影をするような方は、ピラー脚で完全に固定して撮影すべきだと思いますが、星雲星団の撮影を小口径写真鏡筒などでする方なら、この三脚でも良さそうです。