goo

閉塞性動脈硬化症って、なんだ!

『知らないと怖い閉塞性動脈硬化症』より

「足のしびれを閉塞性動脈硬化症にしたので、アップします。まだまだ歩けるから1度でしょうか」

閉塞性動脈硬化症って、なんだ!

動脈硬化

 動脈硬化は動脈の壁が硬くなり、内腔が狭くなる病気です。

 動脈は、生命の維持に大切な酸素や栄養分などのさまざまな物質を、身体の隅々まで送り届けています。動脈の内腔が狭くなると、血液の流れが悪くなり、その先に大切な物質を十分に送ることができなくなります。さらに、動脈が完全に詰まってしまうと、それより先の組織が腐ってしまいます。

 動脈硬化が引き起こす代表的な病気には、心筋梗塞、脳卒中、閉塞性動脈硬化症があります。動脈硬化の患者さんが非常に多い米国で、この三つの病気の中で患者数が最も多いのが閉塞性動脈硬化症です。

 閉塞性動脈硬化症は、ASO:閉塞性動脈硬化症またはPAD:末梢動脈疾患と呼ばれ、両者はほぼ同じ意味で使われています。わが国ではASOが使われてきましたが、海外では一般にPADと言っています。最近は、わが国でもPADが使われることが多くなっています。ただし、ASOは動脈が狭くなる原因が動脈硬化に限定されるのに対し、PADはより広義に、血管炎やバージャー病といった動脈硬化以外の原因を含む場合があります。

 食生活の欧米化と高齢化社会の到来により、わが国でも閉塞性動脈硬化症の患者さんが急増しています。

 閉塞性動脈硬化症は、脚や腕、とくに脚へ血液を供給する腸骨動脈、大腿動脈、膝高動脈、さらにそれより下の脚の動脈が動脈硬化により狭窄・閉塞をきたした疾患と定義されます。

フォンタン分類

 閉塞性動脈硬化症の症状は主に脚にあらわれ、4段階に分けられます。これをフォンタン分類またはフォンテイン分類と言います。

 1度は脚の動脈が少し狭くなっていますが、歩いても、走っても、症状がない状態です。脚が冷たくなったり、しびれたりする症状も1度に含まれます。

 2度の「間欠性政行」は、少し歩くと、ふくらはぎなどが痛くなって歩けなくなり、休むと治る症状のことをいいます。

 安静時には脚の筋肉100gあたり1分間に2~311の血液が流れますが、歩行時には安静時の20~30倍もの血液を必要とします。脚の動脈に狭くなっているところがあると、歩行中に必要な血液を供給できず、筋肉の活動により生じた乳酸が筋肉内にたまり、知覚神経を刺激するために脚が痛みます。

 さらに動脈硬化が進行すると、安静にしているときにも十分な血液が供給できず、いつも足先が痛くなる「安静時疼痛」が起き(3度)、組織維持に必要な最低限の血流を供給できなければ、皮膚に深い傷(潰瘍)ができたり、足先が紫色に変色し、腐ってくるようになります(壊疸)(4度)。

 フォンタン分類の3度と4度は「重症虚血肢」と呼ばれ、適切な治療を行わずに放置すれば脚の切断に至ります。

 閉塞性動脈硬化症の患者さんが非常に多い欧米では、閉塞性動脈硬化症による脚の痛みや切断は、高齢者が寝たきりとなる主要な原因となっています。わが国でも、近年のライフスタイルの欧米化により、動脈硬化を基盤とする閉塞性動脈硬化症の患者さんが急速に増加しつつあり、毎年3000人近い方が脚の切断を余儀なくされています。

 閉塞性動脈硬化症の症状は、多くの場合、脚にあらわれますが、まれに腕にもみられます。

 腕における動脈硬化は、鎖骨の下を走る鎖骨下動脈にあらわれることが多く、両腕の血圧や僥骨動脈(手首の動脈)の拍動に左右差がみられることが診断のきっかけとなります。狭窄や閉塞がある側の腕の血圧は低下し、脈の拍動は弱くなります。腕を繰り返し動かしたときに、筋肉の疲労、けいれん、痛みを感じます。

 閉塞性動脈硬化症は生死にかかわる病気ではないという認識により、診断・治療がおろそかになるケースがみられます。しかし実際は「閉塞性動脈硬化症は予後の悪い病気である」といえます。閉塞性動脈硬化症の患者さんは、脚の症状が重症であればあるほど、生命予後がよくないのです。

 閉塞性動脈硬化症の患者さんの多くは、動脈硬化が脚にとどまらず、全身的に進展します。そして、20~30%の患者さんが狭心症や心筋梗塞、脳卒中を合併するといわれています。そのため閉塞性動脈硬化症の患者さんは、閉塞性動脈硬化症自体よりも、狭心症、心筋梗塞、脳卒中などの病気で亡くなることが多いのです。

 閉塞性動脈硬化症のある中高年者の5年生存率は約50%という報告があります。生命予後が悪いことを考えると、ある意味ではがんよりも怖い病気であるといえます。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

原子力のリスクに関して

『リスク化する日本社会』

世界リスク社会における人間が生みだした危険は、空間的・時間的・社会的に限定し得ず、国民国家や階級の区別を超え、それぞれの方法で制御しようとする諸制度に対するまったく新たな挑戦となる。

原子力の危険は技術によって最小限に抑えられるだけで、ゼロにできるわけではない。極めて可能性の低い出来事が起こることもあるし、‐-それ自体として考えれば日時が経ち原発が世界中に増えれば(本稿執筆の時点で四四三の原発が稼働中で、建設計画中のものも多数ある)起こることになるであろう。

原子力の宣伝係や専門家は、「安全性のパラドクス」に陥っていた。彼らは、さらに発展してゆく可能性についてあらゆる説明をおこない、最終的にすべては「安全よりももっと安全になる」と強調するよう強いられている。しかし、これによって公衆の知覚が敏感になり、災害が起こらずとも、その徴候があっただけで、安全性の主張は反駁されるようになる。一方、それによって、専門性・国家・民主主義にとっての正当性および信頼の没落がはじまる。

原子力がこの循環から抜け出すことはできない。技術的安全性と安全性に関する社会的な理解との間に大きな裂け目が生まれるが、社会が非合理であると単純に批判することはできない。こうした空間的・時間的・社会的に限定し得ない惨事の可能性が問題となる場合、もはや可能性の大小についての見積もりを人々が1日本人もそうだと思うがII信頼する・ことはないだろう。

とりわけ強調すべき点であるが、事前に備えるべき事後のケアが足りなかったという意味で、一〇〇年間も過ちが続いたこと--一〇〇年間の思い違いによって理解に魔法がかけられていた--は、明らかである。建物が火事になると、消防隊がかけつけ、保険が支払われ、必要な医療相談等のケアがなされる。原発の場合(遺伝子産業や人類遺伝学にっいても)、こうした現在の時点での安全についての協力は、想定し得る最悪のケースは社会が事前の備えをしているため/しているとして、棚上げにされていた。事故はもはや事故ではなく、回復不能な損害や破壊であることが多く、始まりを確定できても終わりを見通すことはできない。反対に、原子力の惨事が起こることは、統計的には「可能性が低い」のかもしれない。しかし、原子核が融合すれば何か起こるかを--放射線が出る期間、セシウムとヨードが人間と環境に与える影響、つまり、それらが胎児に遺伝的影響を与え、最悪の場合に何世代にわたって被害がおよぶかを--、われわれは良く知っている。不確実なのは、それが起こるかどうかだけであり、起こった場合どうなるかの方は、われわれの自然科学的知見から確実である。

安価なエネルギー源が欲しければ一定のリスクを受け入れざるを得ないのかどうかがくりかえし問題となるが、これはおかしい。原子力は極めてコストのかかるエネルギー源である。コストが安いとされるのは、作為的に計算されているからにすぎない。原発による発電コストの正しい計算を、公共圏に提示すべきである。これが悲劇的な教訓を意味することは、現在の福島の例から明らかである。事故のあった原子炉の周囲二〇キロメートル圏内と一部それ以外の住民、八万人以上が強制的に避難させられ、トラウマを抱えている。これによってどれだけのコストが生ずるのかは、われわれの想像を超えている。経営者が責任の一部を負わなければならないことは、誰の目にも明らかだ。こうした責任のリスクも計算に入れなければならない。これに関しては、究極には、完全に私的な原発向けの損害賠償責任保険をつくることに私は賛成する。そうすれば、原子力の電カコストが安いというおとぎ話は簡単に消えて無くなるはずである。原子力による電力に、もはや経済的な競争力はないかもしれない。事実、原子力は「国家社会主義的」な産業の一例である。いずれにせよ、失敗はコストにかかわる問題だ。コストのツケは、納税者と将来世代に押し付けられる。国家が経営者の責任の上限を決め、最終的に肩代わりしなければならないというのは、「自由市場経済」を奉ずる(アメリカ合衆国、ヨーロッパ、東アジア等)各国の自己理解と、明らかに矛盾する。

いま脱原発を急いでいるドイツ人は、ことさら不安を抱えていると言えるだろうか。そうかもしれないが、それは抜け目のない不安である。ドイツ人は新しい世界市場への扉を開けている。その先には、破壊された経済に対する新たな正当化の可能性、つまりエコロジーの観点から無理のないエネルギー供給が開ける。現在、私は、こうした方向性を示しチャンスとリスクについて検討する、ドイツ政府の委員会のメンバーになっている。これが孤独な道程になるとは思わない。再生可能エネルギーの競争は、とっくに世界規模で始まっている。いま脱原発の決定を進める各国政府は国民経済のためにそうしているのであり、それはまさしく日本にも当てはまるというのが、私の見方である。使い古された投資のやり方にまだこだわる者は、経済的損失をもたらす。これまで受け継がれた仕方では、長期的には経済が立ち行かなくなる時代が到来したのである。中国においてさえ、こうした認識は広まっている。つまり、脱原発によって責任負担がずっと軽くなるのであり、その逆ではない。むろん、脱原発は時間がかかり、多様な再生可能エネルギーを選択肢として採用することと結びつかなければならない。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ソーシャル・ネットワーク

『最新ネット企業の新技術と戦略がよ~くわかる本』より

ソーシャル・ネットワークの定義


では、、何をもってソーシャル・ネットワ一クと呼ぶのでしょうか。 D.ボイド氏は、「Social Network Sites: Definition, History.and Scholarship」という論文で,以下のようにソーシャル・ネットワークを定義しています。

 1.ウェプベースのサービスで、あるサイト内で、公開・限定公開でのプロフィールを作成できること

 2.リンク(友達承認)しているユーザとメッセージ交換ができること

 3.自分の友達リストあるいは他人の友達リストを閲覧することが可能であること

これをまとめると、ソーシャル・ネットワークの特徴として、ます、点(友達)と線(関係)の集合と言えます。そして、点がどのような特徴を持つかをプロフィールというかたちで説明し、何かしらの仕組みで、点と点とをつなぐ(友達承認)。そして、そして、自分あるいは友達がどのような点と線の関係を保有しているか、を確認することができる。これがソーシャル・ネットワークの特徴と呼ぶことができるでしょう。

Googleによるイノベーション

ネットでは、これまで数々のイノベーションが生まれましたが、近年で最も大きな影響を与えたのがGoogleによる一連の検索技術です。Googleでは、¨一番参照されているページが最も重要なページ・I(ページ・ランク)という考え方で、これまでの検索エンジンをはるかに凌駕する高い検索精度を実現しました。ウェプ検索から発展し、検索ワードを入力したユーザに、その検索ワードに連動した広告を表示すれば、高い広告効果を得ることができる検索連動広告も同社が育てた技術です。

変わるパラダイム

ウェプ検索と検索連動型広告、こうしたパラダイムが現在、徐々に変わりつつあります。具体的には、Facebookによるソーシャル・フィルタリングおよびターゲット広告です。Googleのアプローチが自ら積極的に情報を探しだす(検索)アプローチとしたら、Facebookは、友達が見つけた情報、あるいは、自分の属性にマッチする情報を受動的に教えてくれる(レコメンド)アプローチと言えます(図)。

Facebookによるレコメンド

ただし、正確にレコメンドされるためには、ます、Facebookの実名登録ならびに20項目以上からなる属性情報(居住区、趣味、学歴など)をアップデートする必要があります。逆に、Facebookのように、実名でプロフィール情報がしっかりしていれば、広告主にとってはメリットがあります。たとえば、テレビCMで全国にオンエアした方が認知度向上は見込めますが、そのために当然費用も発生します。 Facebookのアプローチは、属性|青報からターゲットを絞って、その絞ったユーげに広告を出稿するというアプローチです。したがって、個人・法人を問わす、安価に広告を出稿することができます。

Facebookによるエコシステム

Facebookのソーシャル・フィルタリングとターゲット広告が、Googleのウェプ検索と検索連動型広告の牙城を崩すかどうかはまだわかりません。たとえば、これからも何かを調べたいときはGoogle検索の方がFaceboakで調べるより確実に便利であり、FacebookがGoogleを完全に駆逐するということはなさそうです。ただし、mixiの項でも紹介したように、ソーシャル・ネットワークの強さの1つはrコシステムにあります。Facebookの場合、ソーシャル・フィルタリングとターゲット広告に加えて、Zyngaをはじめとするソーシャル・ゲームなどそのエコシステムは強力であり、もしかしたら、今後、ネットの主役の座が交代するかもしれよせん。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

次期ネットの進め方

未唯へ。

 ロバニエミには、枕もとのあるものだけ持って行きましょう。

 赤のペンはいいものが見つかりました。ところが紙質が悪いので、にじむので使えない。ハンズで徹底的に探しましょう。

 足のために、昼はうどんにします。ジンジャーをたっぷりと入れます。

若者に夢を

 若者に今のままではダメだ。だから、どうしたらいいのかという夢を与えることです。

 町の中の市民会議は時間に余裕のある、年寄りが握っています。単なる時間つぶしです。これでは夢はもてません。市民が主体になるというのは、そういうものではないです。

次期ネットの進め方

 ネットワークのスケジュールの悪さは、言っているだけで、それに近づいていない。一つずつ固めていかないといけない。当てにならないものは当てにならない。その一つはGMです。この分野ではド素人です。

 私の欲しいのはマイルストーンです。どうしていくのか。それと当室の役割分担です。説明資料です。それについては、アップテンポで進んでいる。

 どういう判断基準なのか、よく分かりません。干渉する気もないです。ライブラリの案内も7月と言っていたものが、いつの間にか11月になりそうです。それも出るかどうか不明になっている。

話す相手がいない

 会社ではほとんど、話さないです。帰る直前に資料を見せたけど、あの時間ではどうにもならない。それと答を要求していない。

 ただ、会話しないことには分からない。未唯空間でのμさんへの話し掛けを強めます。

社会編の8章は飛ばします

 社会編はもっと飛ばないといけない。とりあえずは、8章の環境社会があるので、それを具体的にする。かなりが仕事編のアナロジーです。もっと、広い社会を知って、飛びます。そういう風に、μさんが言っています。

3時半体制

 今日は3時半から起きています。5時半の出勤準備まで、2時間あります。ゆったりと使えます。そういう意味では、帰宅後の8時から10時までと、朝の3時半から5時半まで。この4時間は使い方を変えます。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

3.社会アウトライン 8/8

3.8 サファイア社会
 3.8.1 市民の役割
  市民は孤立の中で生きている。数学は点から拡大させて、近傍は作られる。それで市民が核になり、新しい空間を作り出す。
  3.8.1.1 消費者からの脱却
   買うだけの存在だけではなく、自分たちが主役であることを認識する。そして、生活を工夫して、横につながることです。
  3.8.1.2 市民の生み出す力
   自分でできることは自分でやっていきます。消費するのではなく、使わないことです。その考えで仲間を求めていく。
  3.8.1.3 考え、発信する力
   市民は考え、発信する。前提はコラボレーションです。ネットワークで横の連携をすると同時にまとめていく。
  3.8.1.4 多くの人が共存
   人の掛け算ではなく、人の割り算にして、人が多いほど、助かるようにしていきます。人口減少問題にも対応する。
 3.8.2 コミュニティ
  市民エネルギーを集めて、やれる範囲を拡大すると同時に、グローバルに対抗できるだけの力にしていく。
  3.8.2.1 自己研鑽
   個人の能力がベースになる。市民の欲求をライブラリで自己研鑽すると同時に、自己の意思を明確にする。
  3.8.2.2 横展開
   facebookのように、コラボレーションすることで、グループをつくり、それをチェーンでつなげていけば、国も超えられる。
  3.8.2.3 事務局機能
   行政で動きが取れない部分をカバーする。専門家の配置、情報のハブ、クラウドの活用を行います。行政への要求も行う。
  3.8.2.4 グローバルと連携
   コミュニティとしてグローバルヘ要求します。自分たちができることは自分たちで行うが、全体効率を求めます。
 3.8.3 企業の役割
  企業は、シェアと循環支援では大切です。マーケティングを含めて、市民との接点を大きく変え手、生存を図る。
  3.8.3.1 作る・売る世界
   今までの「作る」-「売る」-「買う」というのは、メーカーの論理です。消費者でなく使用者になるので、従来の常識は通用しません。
  3.8.3.2 使う世界にする
   使うことをベースに、シェアするコミュニティを作っていく。素材もリチウム電池のように、共に使う形態になる。
  3.8.3.3 市民活動に求める
   お客様とのネットワークをコミュニティをつなげていく。教育・医療に関しても、コンテンツを出していく。
  3.8.3.4 市民活動に影響
   車で考えると、いかに移動を少なくするのか、が一つの答になります。お客様状況を活用して、シェア社会を可能にする。
 3.8.4 行政の役割
  行政にとって、マーケティングの変化がどれだけの意味を持つのか、という視点から社会全体の設計を試みる。
  3.8.4.1 社会モデル
   従来の国-県-市-市民という縦ラインだけではすまない。市民を主体とした循環するモデルで新しい行政を作り出す。
  3.8.4.2 全体設計
   ローカルは自分たちで行う。行政は全体効率が必要なものを提供していく。それらで、社会全体の設計を行う。
  3.8.4.3 迅速な意思決定
   行政で一番重要なのは、意思決定です。目的意識を持って、いかに迅速に決定するかです。皆と一緒に考えることです。
  3.8.4.4 平和を求める
   これは基本です。平和を為すのは行政です。拘りを捨てて、役割を求めていく。市民とのコラボレーションは当たり前です。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

3.社会アウトライン 7/8

3.7 コミュニティ創出
 3.7.1 市民レベルの向上
  市民は孤立と孤独の中で、市民レベルを上げて、地域活性化に参加できるようにする。市民主体のベースにする。
  3.7.1.1 市民ポータル
   市民ポータルにインターネット技術を活用した市民状況、イベント予定、参加メンバーブログを表示して、情報共有する。
  3.7.1.2 市民ライブラリ
   映像、コンテンツの集約と活用、環境問題の事例等を検索できるようする。コミュニティ活動を支援することが主になる。
  3.7.1.3 アイデア展開
   コミュニティ・ミーティングでコラボレーション・クラウドを活用して、アイデア展開して、ライブラリに保有する。
  3.7.1.4 市民からの提案
   アイデアボックス・クラウドを活用して、市民からの提案をコミュニティに公開して、絞り込んで提案する。
 3.7.2 市民エネルギー
  自分たちで自分たちのことを行う力を養う。自己組織化を図っていく。市民の循環活動からエネルギーを作り出す。
  3.7.2.1 アピール・アンケート
   メール、DM、POP、映像、ライブラリを活用して、提案を作成して、ライブラリを通じて、市民にアピールする。
  3.7.2.2 市民状況把握
   市民状況カルテとして、メンバーの目的、到達点などを把握して、専門家として処遇し、他のコミュニティと連携する。
  3.7.2.3  ソーシャルネット
   市民同士の柔らかいつながりをつくり、他のグループと連携して、目的型グループを作成する。若者はネットで参画する。
  3.7.2.4 行政への要求
   市民ポータルを進化させ、市民間のコラボレーションから意見まとめを自律的に行い、行政に要望を申し入れる。
 3.7.3 ネットワーク支援
  リテラシーも含めて、新しい時代のコミュニケーションを志向する。リーダーを必要としない、フラットな世界です。
  3.7.3.1 バラバラを生かす
   システムとして、使う人が積み上げていくようなやり方になっていく。個人の考え・生活を活かして、結論をつけていく。
  3.7.3.2 つながる
   コミュニティ環境の拡大、ケータイ使用コスト削減。デバイスの進化により、各種活動シーンでのつながりを可能にする。
  3.7.3.3 コンテンツ
   会議映像、事例ライブラリ、セミナーなどをU-Stream。YouTubeなどを、各グループ間でのコミュニケーションに利用する。
  3.7.3.4 クラウド
   図書館支援などの共通機能のクラウド設置を行政に求める。市民を使うことに集中させ、活用シーンの展開を図る。
 3.7.4 シェアする世界
  市民エネルギーをどのようにして蓄え、メリットを享受しながら、社会の変革に向けていくか。環境にも対応していく。
  3.7.4.1 シェア意識
   エネルギー源は生活の仕方を変えること。コマーシャリズムには乗らずに、生きていくためにはどうするかを考えていく。
  3.7.4.2  皆で考える
   皆が考えられるコミュニティをつくり、市民意識をつなげる。既存の組織に対しては、個人を生かした多様性で対応する。
  3.7.4.3 マスコミに対抗
   評論家はその場での発言を繰り返すだけ。SNSなどでマスコミに対抗できる形態をつくり、発信し、マーケティングにつなぐ。
  3.7.4.4 付加価値
   使うことでのメリットと必然性と将来性を明確にすると同時に、付加価値をつけて、自然に拡がる仕組みをにしていく
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

3.社会アウトライン 6/8

3.6 社会を変える
 3.6.1 社会問題への対応
  3.11で明確になったのは、エネルギーに対する認識です。環境問題とあわせて、市民生活を変えていきます。
  3.6.1.1 エネルギー問題
   インフラエネルギーとは別に、自前のエネルギーを持つ。スマートグリッドを事業化し、ハイブリッドシステムを使っていく。
  3.6.1.2 人口減少問題
   動かないことが基本です。TV会議とか、SNSなどを活用して、その場で対応すえうことで、インフラを的確にする。
  3.6.1.3 新マーケティング
   メーカーの思惑に乗って、省エネ商品を買うことではなく、買うこと自体を減らしていく。作る・買うこと自体も困難になる。
  3.6.1.4 環境問題
   エネルギー問題と環境問題は絡んでいる。情報共有で、生活レベルを変え、作るものを減らすことで環境問題は進化する。
 3.6.2 市民・行政・企業
  売ること主体の単純なマーケティングではお互いの状況の把握は必要ないが、「使う」というシェアするには情報が欠かせない。
  3.6.2.1 つながる市民
   映像も含めた大容量、コンテンツサーバ、モバイルデバイス、災害に頑強なネットワークを市民に提供して、情報共有する。
  3.6.2.2 変質するマスコミ
   市民が情報を得て、従うのはマスコミです。コマーシャルそれが正しく機能できるように、変えていく。SNSで連携させる。
  3.6.2.3 シェアする企業
   売ること主体から使うこと主体にメーカーの総力を挙げて変えていく。その時に、お客様状況ファイルを市民と共有化する。
  3.6.2.4 理念に基づく行政
   コミュニティでの情報は行政に吸い上げられて、適切な方針が示される。一貫した情報のためには、理念を含めて、提案する。
 3.6.3 つながるツール
  地域において、市民意識に裏づけされたコミュニティが新しい社会の最低条件になる。基本はコラボレーションです。
  3.6.3.1 ソーシャルネット
   教育・医療の分野でのソーシャルネットはノウハウを社会の力に変える。その分野をコミュニティ・企業に拡大する。
  3.6.3.2 状況把握で助ける
   コミュニティとネットワークで個人の状況をを把握する。困っていることを共有して助ける組織をバーチャルで作り出す。
  3.6.3.3 コラボレーション
   コミュニティの基本はコラボレーションです。コーラン・バイブルのないコミュニティの求心力はコラボレーションだけです。
  3.6.3.4 地域社会と共存
   職場でのコミュニティ、それと共存していく。一人の人間が複数のまたがることをチェーンと見ていく。
 3.6.4 変える理由
  社会全体を変えないと考えるのは、このままでは起こることが察知できるからです。事前に方向を変えることです。
  3.6.4.1 行政を変える
   個々のコミュニティを支配するのではなく、要望を先取りして、具体的な事例を示す、横の連携を支援する。
  3.6.4.2 地域を変える
   知恵を共有し、コラボレーションで行動を決める。お互いがバラバラではなく、多層化でコミュニケーションする。
  3.6.4.3 環境・社会を変える
   3.11クライシスよりも破壊力を持ち、事象が本格化すると、社会が維持できないのが環境問題です。いかに意識させるか。
  3.6.4.4 日本を変える
   日本の社会を市民主体に変える。単に理解を求めるだけでなく、宗教のように、海外に事例を紹介し、変質させていく。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

3.社会アウトライン 5/8

3.5 3.11以後の社会
 3.5.1 クライシス
  何が認識として変わったのか。何が分かったのか。グローバルでの限界と制約が分かった。それで社会が変わるはずです。
  3.5.1.1 壊される世界
   地震はローカルに対して起こる。インフラはインフラの構えをしていても、壊される。壊されることが前提のインフラが必要。
  3.5.1.2 津波は予測可能
   津波は予測できる。海からやってくる。逃げるだけでした。徹底した15m防衛策は可能です。歴史も含めて、勝手読みが多い。
  3.5.1.3 新しいものを作る
   原子力は制御されない厄介なものです。グローバルの典型です。復旧するのではなく、新しいもの・仕組みに切り替えていく。
  3.5.1.4 社会コスト軽減
   人はなぜ、移動するのか。救援と仕事の二つの形態が同時に問題提起された。移動する必要性と手段を見直す。
 3.5.2 元々考えていた
  環境問題、人口問題、エネルギー問題は、マーケティングの課題から、基本的循環をベースにした理念を作り上げていた。
  3.5.2.1 ソフトエネルギー
   ローカルがエネルギーを地産地消で持ち、全体効率を実現するためにネットワークつなげていく方法をを作る。
  3.5.2.2 EUの発想
   ヨーロッパのエコの基本は個人レベルの意識を持たせるために時間帯でエネルギーコストを変えている。
  3.5.2.3 ローカルでの対応
   ローカルが国家とか企業に対抗できる力を持つには、コラボレーションでの情報共有です。そこで復興も考えていく。
  3.5.2.4 サファイア循環
   新しい循環が必要です。ネットワーク、コラボレーション、ライブラリ、事務局の機能で再構成します。
 3.5.3 自分たちで守る
  「いい町」「いい社会」のためには、市民一人ひとりの行動を変えていく。電気自動車・マーケティング変化を先取りする。
  3.5.3.1 意識を変える
   目的をもって、生活を見直す。安全・安心を第一義にして、コンパクトな空間を作り出す。多様性で生きていく覚悟をする。
  3.5.3.2 行動を絞る
   移動する、仕事をする範囲を絞る。外との関係はネットワークで行う。生活の場を狭くするが、思考範囲は拡大させる。
  3.5.3.3 自分たちで確保
   エネルギー、衣食住を確保する。クルマ、スーパーと他の地域とのトンネルを使って、コンパクトな都市国家を目指す。
  3.5.3.4 支援を求める
   市民生活を基にして、国・企業・地域に支援を求める。事務局として、コラボレーションとライブラリの保証を行ってもらう。
 3.5.4 企業・行政・地域
  グローバルでは、次のクライシスと環境問題などに対応できない、社会全体が地域主体・市民主体に変わっていく。
  3.5.4.1 国は徹底防衛
   日本が変わったことを外に向けて示す。想定される災害に対して、徹底的に防御する。自衛隊を災害用に組み替える。
  3.5.4.2 企業は状況把握
   市民レベルまで、状況を把握すると同時に、コミュニケーションを成立させる。ユーザーである、市民の中に入り込む。
  3.5.4.3 NPOはハブ
   NPO、マスメディア、ケータイ会社は市民の中のハブとして機能する。市民のコラボレーションをネットワークで保証する。
  3.5.4.4 地域社会の再配置
   市役所・図書館・交流館などを安心・安全に向けて、再配置する。市民の知恵を活かすライブラリは国ともつながっていく。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

3.社会アウトライン 4/8

3.4 インタープリテーション
 3.4.1 グローバルの限界
  関心が身の回りから、環境問題、人口問題、そして社会全般に拡がり、グローバリズムの先行きを考えている。
  3.4.1.1 環境問題は深刻
   環境問題へのきっかけは北欧への環境学習施設訪問だった。その事前教育で、食糧およびエネルギー自給率の低さを痛感。
  3.4.1.2 本質があいまい
   環境問題をやってきて、温暖化防止を叫ぶのは止めた。環境ジャーナリストは本質を捉えていない。踊らされている。
  3.4.1.3 なかなか変えない
   社会は、エネルギー問題、環境問題などで変わらざるをえない。販売店は過去の成功体験から変わろうとしない。
  3.4.1.4 個人の孤立感
   グローバルの限界は依存してきた国民に、孤立感を増やしている。進む方向が見えない。自分で見つけるしかない。
 3.4.2 ローカルの自律
  社会変革に向かうにあたり、ローカルでの思いを集約し、グローバルに対して、物申すことで突破する。
  3.4.2.1 偶然を生かす
   経験したことが、有機的につながっていくのが不思議です。つながりを自分の中で昇華するために、偶然を生かします。
  3.4.2.2 思いを集約
   偶然を生かして、経験を積み、認識を深めてきた。「未唯への手紙」の目的の一つを社会分析をして、方向を見出すことです。
  3.4.2.3 物申す仕組み
   ローカルがグローバルに取り込まれる、Local meets Globalが新しい意味を持ち始めている。発信することから始めます。
  3.4.2.4 自律する活動
   ローカルでの労働に意味を持たせようとしている。Act Locallyから、Think Globallyがポイント。地域の再生の元になる。
 3.4.3 サファイア事務局
  コミュニティに対して、サファイア事務局という観点で、環境問題などのテーマを横並びで、現実なものにしていく。
  3.4.3.1 生体モデル
   社会での生体モデルの静脈系として理解しました。多様な活用を保証します。インタープリター機能が循環のキーです。
  3.4.3.2 全体としての構造
   事象や動きは、バラバラにあるのではなく、相互に関連し合っており、全体として、一つの大きな構造を形成している。
  3.4.3.3 概念の具体化
   グローバルでのアプローチでは画一的になる。ローカルでの知恵のある取り組みを集め、展開することで、全体として進む。
  3.4.3.4 サファイア理念
   サファイア事務局という名で市民活動を行います。趣旨を説明する時に、サファイアの理念に触れられ、力を集める拠点です。
 3.4.4 地域の活性化
  インタープリテーションの前提は、地域が活性化していることです。グローバルの支援と相俟って、さらに活性化していく。
  3.4.4.1 2 市民の扱い
   環境など、テーマで絞り込むより、生涯学習の方が市民のレベルが上がる。無関心層も含めて、活動の意味を知らせる。
  3.4.4.2 3 事務局の吸引力
   仕事として、マネジメントをやってきた人は運営がうまい。女性の笑顔と若者が吸引力を持てば、コミュニティは動き出す。
  3.4.4.3 4 ソーシャルネット
   SNSなどの機能とか、ポータルなどのネットワークインフラを使うことで、色々な人たちが入って、疎の関係が力を持つ。
  3.4.4.4 1  ソーシャルな事務局
   グローバルに対抗できるのは、個人の力です。それをグループでまとめて、支援させます。サファイア事務局の役割です。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

3.社会アウトライン 3/8

3.3 ファシリテーション
 3.3.1 ローカルでの活動
  ローカルが活動できる条件を探るために、エコットに参加した。グローバルの利益のために、ローカルが使われていた。
  3.3.1.1 T-GALs設立
   エコットを支援するためにT-GALsをNPOからの誘いで作りました。社会との最初の関わりです。女性3人とのグループです。
  3.3.1.2 「さあ!」の企画
   エコットに市民の思いを入れ込もうとしたが、市役所の論理は計画通りに立ち上げることだった。彼らはやはり、ダメです。
  3.3.1.3 レジ袋有料化反対
   環境優良スーパーの店長にインタビューした時に、レジ袋の代わりに5円のシールを渡した方が儲かる、という本音を聞きました。
  3.3.1.4 環境学習の必要性
   くらしの未来を考える時に、環境問題は欠かせない。市民は考えないで暮らしている。ローカルの活動でアピールできる。
 3.3.2 グローバルからの支援
  ハメリンナで得た、3つの機能(市民参画、専門家の存在、小さな政府)から、Think Globally, Act Locallyを実現する。
  3.3.2.1 アピール・アンケート
   市民との情報共有をイメージします。仕事でも同様に考えて、ポータル機能を作り出した。ローカルでの意識で動き出します。
  3.3.2.2 市民との情報共有
   情報共有がされた後に、市民から発信してもらいます。決められたグループの中で安心して発言できるようにしていきます。
  3.3.2.3 専門家の存在
   環境ジャーナリストの枝廣さんであり方を考えた。情報を共有して、市民が自ら考えられるようにして、実践で確かめる。
  3.3.2.4 ファシリテーター
   グローバルのツールは、そのままでは、ローカルのニーズに対応できない。NPOなどが事務局的にファシリテーターとして対応。
 3.3.3 サファイア社会
  地域のあり方から持続可能な社会の理論を作りあげている。数学・仕事・歴史から、サファイア循環を社会に適用する。
  3.3.3.1 Global meets Local
   グーグルのような、知の世界創出のような理念をネットワークで展開する。メーカーにしても、お客様の生活を支援する。
  3.3.3.2 Local meets Global
   グローバルは敵対しているグローバルしか見えない。それをローカルとして、内側から攻撃して、新しい局面を作り出す。
  3.3.3.3 サファイア機能
   サファイア社会で、ファシリテーション機能を考えていく。市民活動にネットワーク、ポータル、ライブラリが提供される。
  3.3.3.4 持続可能な社会
   機能を提供する部分とコンテンツで活用する部分との関係を効率化。行動と多くの人が参画するとの関係は共生を示す。
 3.3.4 市民参画
  サファイア社会のキーの一つが市民参画です。ファシリテーションを徹底させることで、仲間を増やすことができる。
  3.3.4.1 市民グループ
   ファシリテーターがいて、メンバーで役割分担すれば、市民のリズムをコントロールできます。グループを組み合わられる。
  3.3.4.2 脱エコット
   エコットは市役所の部局を超えたところを担当していきます。生涯学習、図書館、交流館との連携で威力を増します。
  3.3.4.3 市民参画
   「市民会議」を標榜しながら、ボランティアの集まりにになっています。市民を支援することで、他のNPOと連携していく。
  3.3.4.4 行政へのスタンス
   市民参画しなければ、ニーズに応えられないので、市役所はつぶれるか、サービスがなくなるしかないことを明確にする。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 前ページ