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てらまち・ねっと



 もう辞任かと、しばらく前からそれなりに言われていた。やっぱり「病気での突然の辞任」表明。
 安倍氏は、2007年と同様のやり方をした。

 言いたい放題、やりたい放題で、近年の自民の中でももっとも悪いと考えた人が多いだろう政権。
 自民の中の右派・強硬派がかすむほどに戦争指向。・・・
 ま、言い出したらキリがないので、今日は次を見て、リンクし、(短文はともかく)冒頭あるいは一部を抜粋しておいて、眠ることにする。

●安倍首相 臨時閣議で辞任する意向を表明/NHK 2020年8月28日 16時24分
●安倍首相が辞意表明 「職を辞することとした」 潰瘍性大腸炎が再発/毎日 8/28 17:18
●第一次安倍内閣、どう「終わった」か覚えてる? 突然の辞任表明、当時を振り返る/ハフポスト 2020年08月28日 16時43分
●首相の辞意表明「遅きに失した」 医療従事者ら冷ややか/共同 2020/8/28 19:12
●情報BOX:アベノミクスの功罪は、識者はこうみる/ロイター 2020年8月28日  17:29
 
 なお、昨日8月27日の私のブログへのアクセスは「閲覧数4,718 訪問者数1,796」。

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●安倍首相 臨時閣議で辞任する意向を表明
        NHK 2020年8月28日 16時24分
安倍総理大臣は、午後4時すぎに総理大臣官邸で行われた臨時閣議で、総理大臣を辞任する意向を表明しました。

●安倍首相が辞意表明 「職を辞することとした」 潰瘍性大腸炎が再発
      毎日 8/28 17:18
 安倍晋三首相は28日、首相官邸で記者会見し、「8月上旬に(持病の)潰瘍性大腸炎の再発が確認された。病気の治療を抱え、体力が万全でない中、大切な政治判断を誤ること、結果を出せないことがあってはならない。総理大臣の職を辞することとした」と述べ、辞意を表明した。

●第一次安倍内閣、どう「終わった」か覚えてる? 突然の辞任表明、当時を振り返る
      ハフポスト 2020年08月28日 16時43分  生田綾
・・・(略)・・・ 不祥事続いた第一次安倍内閣
第一次安倍内閣は、2006年9月26日に発足。小泉純一郎元首相の任期満了に伴い行われた自民党総裁選で、麻生太郎氏、谷垣禎一氏を大差で破り、初の戦後生まれの首相として就任した。政策には「美しい国」づくりを掲げた。
発足直後は高い支持率を得たが、閣僚らの「政治とカネ」をめぐる不祥事や辞任が相次いだ。持ち主不明の年金記録が約5100万件あることが発覚し、いわゆる「年金記録問題」も社会問題となった。

・・・(略)・・・第一次安倍内閣 突然の辞任表明の経緯
安倍首相が突然の辞任を発表したのは、2007年9月12日。

・・・(略)・・・第一次安倍内閣、どう「終わった」か覚えてる?
翌日に入院、その後記者会見で謝罪
その翌13日に、首相は東京・慶応大学病院に入院した。その後、24日夕方には院内で記者会見を開き、突然の辞任を謝罪、自身の体調について説明した。
会見では、「この1カ月間、体調は悪化し続け、ついに自らの意思を貫いていくための基礎となる体力に限界を感じるに至りました」と説明。「もはや、このままでは総理としての責任を全うし続けることはできないと決断し、辞任表明に至りました」と理由を述べた。

担当医師団は、強度のストレスと疲労による「機能性胃腸症」と診断したという。

臨時代理は置かず 自民党総裁選で福田康夫氏が選出
辞任表明後、臨時代理は置かず、入院中も首相の職務を行なっていた。

その理由について安倍首相は・・・(以下、略)・・・

●首相の辞意表明「遅きに失した」 医療従事者ら冷ややか
      共同 2020/8/28 19:12
 新型コロナ感染症対策の整備が急がれる中、安倍晋三首相が辞意表明した。「現場の思いを反映した施策はなかった」「もっと早く身を引くべきで遅きに失した」。人手や物資の不足に苦しみつつ、対応してきた医療従事者らからは冷ややかな声が相次いだ。

 「しっかり対策を取れる人がやった方がよかった。タイミングが遅すぎる」。よしだ内科クリニック(東京都練馬区)の吉田章院長は手厳しい。

 クリニックではマスクや消毒液が足りなかった4~5月も診察を継続。「全世帯向けにアベノマスクを配るのではなく、少しでも支援してほしかった」と振り返る。

●情報BOX:アベノミクスの功罪は、識者はこうみる
   ロイター 2020年8月28日  17:29
[東京 28日 ロイター] - デフレからの脱却を目指した安倍晋三首相の経済政策アベノミクスに対しては、株価を大きく上昇させたことを評価する見方がある一方、日本経済を成長軌道に乗せることができなかったと批判的にみる声もある。日銀の元当局者やエコノミスト、大学教授に話を聞いた。

◎早川英男・東京財団政策研究所上席研究員(元日銀理事)
アベノミクスは要するに円安政策だったということに尽きる。金融緩和で円が安くなり、それに伴って株価が上がったということはあるが、それ以外に取り立てて起こったことは何もなかった。
安倍首相に対しては、これだけの支持率があるのだから思い切って大胆な成長戦略を打ってほしいとみなが思っていたのに、いつまでも支持率を維持することが大事で、結局、ポリティカル・キャピタル(政治的資本)を無駄にした。
経団連に圧力をかけて毎年賃上げさせていたが、来年は完全にゼロベアに戻るだろう。何年かの賃上げが消える。インバウンドも消えたし、アベノミクスのレガシーは次々と消えていく。

◎木内登英・野村総合研究所エグゼクティブ・エコノミスト(元日銀審議委員)
アベノミクスの成果であると考えられていたもののかなりの部分は、世界経済の回復の追い風によるものだ。安倍政権下で株高・円安が急ピッチで進んだが、世界経済の順風がなければ短期間でしぼんでいた。
財政ではプライマリーバランス(PB)が改善しているように見えたことで、思い切った財政健全化策がとられなかった。金融政策でも、デフレ脱却を掲げてしまったがゆえに、デフレではなくなってきているという表現にはなったが、デフレを克服したという宣言には至らず、異例な金融政策を続けてしまった。
テーマが毎年変わっていったことも問題だ。『3本の矢』『新3本の矢』『ウーマノミクス』『地方創生』と打ち上げていかないと政治的なモメンタムは維持できないが、継続してやらないと効果は出にくい。

◎浜矩子・同志社大学大学院教授
金融政策は、そもそもが財政ファイナンスを狙いとしていた。経済基盤づくりのために作りだした「打ち出の小槌」のようなものだ。物価安定2%目標は建前にすぎない。
安倍政権は分配政策にまともに取り組んでこなかった。日本経済の最大の問題は豊かさの中の貧困。日本は富の蓄積の大きい国だが、相対貧困率が15%前後も存在し、弱者切り捨ての構図を残した。分配政策に対応してこなかったため、コロナ禍で弱者がより痛む構図をもたらした。大いなる負の遺産だ。
コロナ対策がゾンビ企業の温存につながるとの指摘は当たらない。この際だから淘汰された方がいいとの論調が前面に出ると、ますます弱者いじめの様相が強くなる。できる限り救済していかないと、基盤脆弱にして強いものだけが幅を利かせるという、歪んだ日本経済の構図ができ上がっていく。

◎斎藤太郎・ニッセイ基礎研究所経済調査部長
もともとアベノミクスは何も達成していない。ただ、アベノミクス以前の、物価が継続的に下落する状態には戻らないとみている。消費者物価はマイナス圏に沈む時期はあるだろうが、何年も下落が続くとはみていない。物価が上がる状態を何年か経済主体が経験したので、デフレマインドがある程度払拭された。
潜在成長率が上がれば成長率を押し上げることができる、との論調があるがそうは思わない。実際の成長率が上がれば、潜在成長率も上がる。アベノミクスの途中までは実際の成長率が上がったので、潜在成長率も0%台半ばから1%位まで上がった。その後低迷したのも、実際の成長率が鈍化したからにすぎない。

◎岩下真理・大和証券チーフマーケットエコノミスト
アベノミクスがなくても人口動態から人手不足だった。雇用改善はアベノミクスが生み出したアドバンテージではない。企業の内部留保が積み上がったことは、確かに今回の危機で企業にとっては耐久力が上がる要素となった。何度も危機を乗り越えた経験上、日本企業は保守的で、労働分配が進まなかった。これは日本の特質のひとつ。それはまさに黒田東彦日銀総裁がいつも言っている「デフレマインド」だろう。
米株に比べて日本株があまり上がらない背景として、新しいビジネス展開が苦手な日本企業の体質がある。たとえばアベノミクスの裏の失敗はデジタル化の遅れ。これは今回の危機で明らかになった点だ。日本経済がコロナ前の水準に戻るのは最短で2年、もたつけば4年かかるだろう。

◎新家義貴・第一生命経済研究所主席エコノミスト
アベノミクスの3本目の矢が、潜在成長率を上げる上で重要だった。何もやっていないわけではないが、期待したほど改革は進まなかった。インバウンドは数少ない成功例だが、労働市場改革や規制緩和はあまり進まなかった。
 アベノミクスの戦術のひとつが、企業・家計の成長期待を高め、マインドを転換させることだった。実際企業収益は伸びたが、期待成長率をしっかり押し上げるほどではなかった。今後の対応としては、財政は当面資金繰り支援・雇用維持に注力し、金融政策はそれを側面支援することに尽きる。

経済政策取材チーム 編集:久保信博

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