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てらまち・ねっと



 ここのところ、雷が多い。雷には短時間の強い雨も伴う。
 最近、「落雷で死亡」などの事故のニュースも続く。

 私自身も屋外での作業が少なくない毎日。
 そこで、今日は、雷の基本や避け方、危険行為、逃げ場がない時などについての次の情報にリンクし、抜粋したりして整理しておく。

●役に立つリンク先の例
 ★中部電力 雷情報
 ★気象庁 | レーダー・ナウキャスト(降水・雷・竜巻)
●竜巻・落雷から身を守る/熊本県防災 
●全国の月別落雷被害件数/落雷とは?特徴や豆知識と備え | 災害対策 | 三井住友海上
●雷雨時の危険行動 |身を守る| 雷の知識 | 雷(らい)ぶらり

●雷の基礎知識/鳥取県庁危機管理局 危機管理政策課
●各地で相次ぐ落雷! 雷から身を守るために最低限知っておきたいこと/GetNavi web 2017/8/26
●雷から命を守るための心得/日本大気電気学会
●雷から身を守るには/気象庁
●知らないと危険!雷から身を守る方法/moshimo ストック 2020/07/01

 なお、昨日8月23日の私のブログへのアクセスは「閲覧数4,031 訪問者数1,973」。

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● 役に立つリンク先の例
    ★ 中部電力 雷情報
    ★ 気象庁 | レーダー・ナウキャスト(降水・雷・竜巻)

●竜巻・落雷から身を守る  ★ 熊本防災 熊本県知事公室危機管理防災課 
 
  避難できない場合は、物陰やくぼみに身をふせましょう

 ●車庫・物置・プレハブ・木の下への避難は大変危険ですので絶対にやめましょう。

       DANGER! 危険!  雨宿りで木の下に入るのは危険です

全国の月別落雷被害件数
    ★ 落雷とは?特徴や豆知識と備え | 災害対策 | 三井住友海上
 雷について / 雷は、雲の中で電気が発生し、プラスとマイナスの間に電流が流れたときに発生する現象です。
雲と地上の間で放電が発生すると、落雷になります。

日本では、2005年~2017年の12年間で1,540件以上の落雷が発生しており(※)、4月~10月は太平洋側で多く、11月~3月は日本海側で多くなる傾向があります。
※気象官署から報告のあった落雷害の数。

雷雨時の危険行動   ★ 身を守る| 雷の知識 | 雷(らい)ぶらり
雷雨時の危険行動  危険性が極めて高い行動を覚えておきましょう
 
物を高くかかげることや木のそば・木造建築の軒下での避難はとても危険です。
頭より高く物をかかげる
前項で述べたとおり、雷は電気の通しやすさとは無関係に地面からの突出物に目がけて落ちる性質があります。そのため、傘やゴルフクラブなど長い物を頭より高くかかげた場合と低い位置で携帯した場合では、前者の方がより雷を誘引する効果が増し、自らが直撃をうける危険性が高くなります。
実際、過去に発生した落雷事故には、高い位置に掲げたゴルフクラブ、傘、釣竿などが雷を誘引し、直撃をうけたと結論付けられる事例が多数あります。
たとえ雨が降っていても傘はささず、安全な場所に避難する際にも、できる限りその場に置いて移動した方が良いでしょう。

木の下での待機
同じ高さの物体があれば、木も鉄塔も素材によらず落雷を引き寄せる効果は同じです。しかし、鉄塔などの電流を通しやすい物体が雷の電流をそのまま大地へと流すのとは異なり、木は本来電流を通しにくいため、傍に人がいた場合に、より電気を通しやすい人への側撃が非常に起こりやすくなります。この場合、人は直撃を受けたのと同等の電流を体に受けることになり、死亡する確率が極めて高くなります。
落雷時に、枝や葉も含め木の付近に近寄ることは危険行為です。落雷時には、まず木の付近からは速やかに離れるようにしましょう。

※大橋正次郎著「電撃傷」には、木の下に立った姿勢で側撃を受けたすべての調査例において、1人以上の死者がでていることが述べられ、その危険性が指摘されています。また、同書の落雷死亡事故状況の調査結果(下記)によると、木の下の雨宿りは、開けた場所での直撃に次いで多く、全体の25%を占めるとされています。

●雷の基礎知識 鳥取県庁危機管理局 危機管理政策課
 雷に遭遇した場合は安全な空間へ避難
 グラウンドやゴルフ場、屋外プール、堤防や砂浜、海上などの開けた場所や、山頂や屋根などの高いところでは、人に落雷しやすくなるので、できるだけ早く安全な空間に避難して下さい。
鉄筋コンクリート建築、屋根付きの自動車、バス、列車の内部は比較的安全な空間です。また、木造建築の内部も基本的に安全ですが、全ての電気器具、天井・壁から1m以上離れれば更に安全です。

 安全な空間に避難できない場合の対応
近くに安全な空間が無い場合は、電柱、煙突、鉄塔、建築物などの高い物体のてっぺんを45度以上の角度で見上げ、4m以上離れた範囲(保護範囲)に退避して下さい。高い木の近くは危険ですから、最低でも木の全ての幹、枝、葉から2m以上は離れてください。姿勢を低くして、持ち物は体より高く突き出さないようにして下さい。雷の活動が止み、20分以上経過してから安全な空間へ移動して下さい。

●各地で相次ぐ落雷! 雷から身を守るために最低限知っておきたいこと
     GetNavi web 2017/8/26
花火、バーベキュー、野外ライブ、屋外イベントがめじろおしの夏につきものの災害に「落雷」があります。夏に生じる印象が強い災害であり、事実夏の発達した積乱雲(いわゆる入道雲)には無数の雷が観測されます。しかし落雷は冬場、特に東北~北陸の日本海沿岸部でもよく生じており、必ずしも夏限定の現象ではありません。1年を通じて意識をすることが必要な、身近な災害であるといえます。

■人体に影響をもたらす落雷の種類
生死に関わる被害をもたらす落雷は、大きく分けると2種類あります。
「直撃雷(ちょくげきらい)」
雷の直撃を受けるのが直撃雷です。雷は「相対的に高い場所」へ落ちやすいという性質を持つため、何もない平地、海岸、砂浜、木に覆われていない山頂や尾根、グラウンド、ゴルフ場など、周囲が開けている場所では、「最も高い場所」となる人間に向かって雷が落ちやすくなります。

落雷は上空と地上の最短距離をとろうとしますので、うずくまっているより立っている方が、気をつけの姿勢よりも、傘・釣竿・ゴルフクラブなどを持ち上げている方が、当然ながら直撃雷を受ける可能性は高くなります。できるだけ姿勢を低くすることが落雷を避けるポイントです。

「側撃雷(そくげきらい)」
落雷を受けた樹木や住居の軒先に接近していると、「とばっちり(再放電)」を受けて命を落とすことがあります。木の下や家の軒下で雨宿りをすれば、人より高い樹木などが雷を引き受けて安全なように見えますが、接近しすぎているとこの側撃雷の被害をうけることがあるのです。

側撃雷を回避するためには、物体から4メートル以上距離をとることが必要です。樹木の場合は木の幹だけでなく枝や葉などの末端から、住居の場合は壁や屋根から4メートル離れなければなりません。ですから、落雷を伴う大雨時には、木の下や軒下での雨宿りは避けるべきです。

なお「雷は金属に落ちるから、メガネやアクセサリーを捨てれば安全」とか、「ゴムは電気を通さないからゴム長靴を履いていれば大丈夫」といった対策を見聞きすることもありますが間違いです。雷は金属の有無に関わりなく高い場所に落ちる、ゴム製品を身につけていても黒焦げにになる、というのが現実です。

■落雷から生命を守る方法(屋内への避難)
落雷から身を守る最良の手段は、建物や乗り物の中へ避難することです。屋内にいれば基本的に雷の被害を受けることはほとんどありませんが、建物自体やその至近に落雷した場合、アンテナ・電線・水道管・外壁などを経由して感電する恐れが希にあるため、万全を期すのであれば、電化製品や天井から1メートル以上離れた部屋の中央に座っているのが安全です。

建物と同様に安全な場所が乗り物の中です。ただしバイクやオープンカーではなく、完全に閉めきることができる鉄製の乗り物、乗用車・バス・電車・飛行機の中が対象です。乗り物の中が安全な理由は、乗り物に落雷しないからではなく、落雷しても電流が金属のボディーを伝わって地面に流れるからです。そのため、乗り物の中に入ったらできるだけ金属面には触れないようにしましょう。

■落雷から生命を守る方法(屋外での対処)
周囲に逃げ込める建物や乗り物がなく、短時間での移動も難しいという場合は、少しでも安全性が高い場所で落雷を避けることになります。直撃雷を避けるためには、自分よりも高い樹木や建造物の近くにいる必要がありますが、4メートル以内に接近すると側撃雷を受ける可能性が高まるため、ほどほどの距離をとる必要があります。

高さ30メートル以上の建物や鉄塔がある場合、「その建物から4メートル以上離れ、かつ30メートル以内」の場所であれば、雷は建物側に落ち、かつ側撃雷も回避できるため安全な場所となります。(※30メートル以上のビルやマンションがあればその近くも同様に安全ですが、その場合は建物の中に避難した方がよほど安全です。)

樹木や電柱など、30メートル以下のものしかない場合は、「4メートル以上離れ、かつ頂点を斜め45度の角度で見られる範囲(直角二等辺三角形になるので、対象物の高さと同じ距離の範囲)」が比較的安全な場所となります。また電線の下も安全な場所になります。(※ただし前述の通り、逃げ込める建物があるならば斜め45度云々にはこだわらず、走って避難してください。)

■屋外で落雷を避ける際の注意点
姿勢を低くするあまり、地面にうつ伏せになるのはやめてください。至近に落雷した際、身体に流れる電流が多くなり危険になる場合があります。傘を差さず、雨はポンチョやレインウェアでしのぎ、できるだけ姿勢を低くして雷が収まるのを待ってください。もちろん屋内に移動できるのであればそれが一番安全です。

夏場に落雷をもたらす発達した積乱雲は、いわゆるゲリラ豪雨をもたらす要因とおなじものです。落雷が生じる場合、同時に大雨や雹(ひょう)が降る可能性も高いといえます。落雷を避けるには低い場所に移動することが重要ですが、同時に増水を避ける必要があるため、用水路や水の流れる溝などに入り込むことは避けてください。

■落雷を避けるための情報収集について
空から「ゴロゴロ」という音が聞こえ始めた際には、雷雲はすぐそこまで近づいています。基本的に屋外において絶対安全な場所は存在しません。雷鳴が聞こえると言うことはいつ落雷が生じてもおかしくない状況ですので、近くに建物や乗り物があればすぐに入れるようにする、逃げ込める場所がなければ安全な場所まで移動を開始するという対応が必要です。
また気象庁がWebサイトで公開している「雷ナウキャスト」は、最新の落雷の状況と雨雲の分布から、リアルタイムの落雷危険情報を知ることができますので、こうしたサイトを参照するのもよいでしょう。

【著者プロフィール】高荷智也
ソナエルワークス代表、備え・防災アドバイザー。「備え・防災は日本のライフスタイル」をテーマに「自分と家族が死なないための防災対策」と「経営改善にもつながる中小企業の身の丈BCP」のポイントを解説するフリーの専門家サービスを提供。分かりやすく実践的なアドバイスに定評があり、講演・執筆・メディア出演など実績多数。著書に『中小企業のためのBCP策定パーフェクトガイド』など。
備える.jp:http://sonaeru.jp/ 

●雷から命を守るための心得   日本大気電気学会
雷は高い所へ落ちる!
 雷は高い所へ落ちる傾向が強い。平地で立った人と、低姿勢の人が並んでいた場合は、立った人へ落ちるとほぼ断定できる。しかし、ほぼ同じ身長の二人が並んで立つと、どちらの人に落ちるか、二人へ分かれて落ちるかは偶然に決まると考えてよい。避雷針は落雷を誘雷するものであるが、100% 避雷針に落ちるわけではない。雷の放電路は、下向きだけでなく、上向き放電や、水平な放電も発生する。

家の中は絶対安全ではない!
 家の中は基本的には安全であり、落雷時には建物内に避難するのが最も安全な退避行動といえる。ただし、電灯線・電話線の回路を介した落雷電流や、テレビアンテナへの落雷によりテレビの損傷、極まれな例として、金属製パイブの水道管へ雷電流が流れ込む危険性が考えられる。落雷による住家の火災はしばしば発生している。特に、雷電流の継続時間が長い冬季雷では、このような危険性が高まる。また、コンピュータのハードディスクなどの電子機器は、普段から雷対策(瞬断など)を講じておく。

林や森の中も危険!
 木の下は、木への落雷による側撃雷の危険性が高い。落雷による死亡原因は、開けた平地に立っていた場合が最も多く、第2位が木の下の雨宿りであり、この二つの場合が全落雷死の半数以上を占める。たとえ林や森の中に居たとしても、同様に危険である。
 落雷に対して絶対安全な空間は、ファラデー・ケージ(Faraday cage)といわれる導電性の高い金属製のカゴの中である。ゴルフ場などでは、この条件を満たす避雷東屋の設置が望ましい。

高い物体のそばは安全?
 建物や車など周囲に何もない所では、コンクリート製の電柱のそばが安全といえる。物体が電気の伝導体で完全接地(アース)されていれば、そのそばの安全性は高い。但し、完全に接地されていない金属製柱や、フエンスのそばでは安全は保障されない。そのフエンスや金属柱からの側撃を受ける危険性がある。

「保護範囲」とは!?
 一般に、高さ4 m 以上20 m までの物体、例えば、電柱などの頂点を45度の角度にみる空間は、「保護範囲」とよばれ、ほぼ安全といえる。ただし、立ち木は4 m でも側撃を受ける危険性があるため、とにかく近寄らないようにする。高さ4〜20 m の電線については、その電線を屋根の棟と見なし、底辺の幅4〜20 m の三角錐の空間内が保護範囲に対応している。完全な保護範囲は、ファラデ―・ケージ内である。

車の中は安全?
 車の中は安全空間といえる。キャンプ、登山、海水浴、屋外スポーツなどで周囲に避難場所がみあたらない時には車の中に逃げる。周りに何もない時は車に逃げるのが最善の策であるが、周囲に建物があればそちらを選択する。直撃を受けても中の人は大丈夫だが、相当の衝撃を受け、窓が割れたり一部焼き焦げたりすることもある。また、落雷が集中するような嵐の中では、しばしば竜巻などの突風も発生し、乗用車は横転する危険がある。飛行機や電車の中も雷に対して安全な場所といえる。

海、山のレジャーは要注意 !
 落雷に対して最も危険な場所は「広く開けた場所」であるので、海・山のレジャーに際しては、前もって気象情報に十分に注意する。最近はラジオ・テレビ以外にも、携帯電話などで気象情報をチェックして、雷雲の接近を確認することができる。定時的な気象情報に注意し、行動の中止・延期・帰宅を含む予定の変更をためらってはならない。

直撃雷は九死に一生?早い蘇生措置を!
 たとえ直撃雷や側撃雷を受けても、早い蘇生措置により一命を取り留める場合がある。また、"ジッパー効果"(例えば上半身に沿う傘の金属軸が体内を流れる雷電流のバイパスとなり体内の雷電流を減らす)により助かる場合もある。但し、ジッパー効果は、常に期待出来る訳ではなく、雷雨中に傘を差す事は絶対に避ける。

逃げる場所がない所での基本姿勢は?
 万が一逃げ込む所がない時は、両足を揃えて膝を充分に折って上半身は前かがみになり、両拇指で耳の穴を塞ぎ鼓膜が爆風で破れるのを予防し、残りの指で頭をかかえ下げ、雷雨の通過を待つ。地面に腹ばいになるのは、近くの地面への落雷電流による歩幅電圧・地面と体表面の間の沿面放電による心室細動(心停止)の危険性がある。
 嵐の中でこのような姿勢を取るのは、恐怖を伴い現実的には難しい。周りの構造物に逃げ込む、車の中に入る、山であれば尾根から谷に移動するなどの行動をまず考えるべきである。

天気情報が最善の危機回避行動!
 学校行事、公共の野外活動、あるいは屋外イベントに際しては、しかるべき気象情報会社に継時的な情報提供を依頼する、あるいはリアルタイムの雷雲情報を携帯電話で検索するなど情報の収集を行う。雷雨の接近情報を入手したら、速やかに中断して避難させる。雷雨の可能性が予想される場合は、早めに行事を中止する。近年、屋外の落雷事故で責任を問われることもある。
 雷鳴後30分経過しても、次の雷鳴を聞かなくなったら、中断した屋外行事を再開してもよい。その場合にも、各種メディアで気象情報を入手し、周囲に雷雲がないか、接近する雷雲がないかを確認すべきである。

●雷から身を守るには    気象庁
 雷鳴が聞こえるなど雷雲が近づく様子があるときは、落雷が差し迫っています。以下のことを念頭に速やかに安全な場所へ避難することが、雷から身を守るために有効です。

雷に遭遇した場合は安全な空間へ避難
 雷は、雷雲の位置次第で、海面、平野、山岳などところを選ばずに落ちます。近くに高いものがあると、これを通って落ちる傾向があります。グランドやゴルフ場、屋外プール、堤防や砂浜、海上などの開けた場所や、山頂や尾根などの高いところなどでは、人に落雷しやすくなるので、できるだけ早く安全な空間に避難して下さい。
 鉄筋コンクリート建築、自動車(オープンカーは不可)、バス、列車の内部は比較的安全な空間です。また、木造建築の内部も基本的に安全ですが、全ての電気器具、天井・壁から1m以上離れれば更に安全です。

安全な空間に避難できない場合の対応
保護範囲
 近くに安全な空間が無い場合は、電柱、煙突、鉄塔、建築物などの高い物体のてっぺんを45度以上の角度で見上げる範囲で、その物体から4m以上離れたところ(保護範囲)に退避します。高い木の近くは危険ですから、最低でも木の全ての幹、枝、葉から2m以上は離れてください。姿勢を低くして、持ち物は体より高く突き出さないようにします。雷の活動が止み、20分以上経過してから安全な空間へ移動します。
 なお、保護範囲に退避していても、落雷地点の近くで座ったり寝ころんでいたりしていると、地面に接触している身体の部分に、しびれ、痛み、ヤケドが発生し、ときには歩けなくなることがあります。
(雷から身を守るには ― 安全対策Q&A ― :日本大気電気学会 から引用)
 「急な大雨や雷・竜巻から身を守るために」 も併せてご覧ください。

●知らないと危険!雷から身を守る方法   moshimo ストック 公開日: 2020/07/01
日本では年間100万回も発生している雷。地球温暖化の影響でゲリラ豪雨が増えるとともに、雷による被害も年々増えています。直撃してしまうと致命傷になるのはもちろん、遠くに落ちた雷でも電源線やアンテナなどを通って自宅の電子機器が壊れるなどのリスクもあります。正しい雷対策を確認して、いざという時に備えておきましょう。

雷っていつ起きるの?
雷は年中発生する可能性がありますが、中でも6月~8月の夏期、特に8月が最も発生しやすいと言われています。雲の中にある氷の粒がぶつかり合って起こった電気が少しずつ溜まっていき、溜めきれなくなった電気を地面に向かって逃がすときに発生するのが雷です。

気象庁では、雷が発生する位置や時間などの情報が分かる雷レーダーを持っており、雷レーダーの情報を元に、雷の強さや、雷の発生する可能性を10分ごとに教えてくれています。

雷雲が迫ってきたら…
雷は、高いところや高く突き出たものを通って落ちる傾向がありますが、グランドやゴルフ場などの開けた場所や、山頂や尾根など標高の高いところでは、人に落雷しやすくなります。雷鳴が聞こえたり、雷雲が近づいているときは速やかに安全な場所に避難しましょう。光ってからゴロゴロ鳴る間隔が長い場合も安全とは言えません。雷雲の下であれば、いつどこに落雷してもおかしくない状態です。

[安全な場所]
鉄筋コンクリート 建築や、屋根のある車、バス、列車の中は比較的安全です。雷が落ちても電機は外側を通って地面に逃げるからです。ただし、車内などでは、金属部分には絶対触らず、なるべく中心部に身を寄せるようにしましょう。建物内では、電気器具や天井、壁から1m以上離れることができればより安全度が高まります。

[危険な場所]
反対に、高い木の近くはとても危険です。最低でも気の全ての幹、枝、葉から2m以上離れましょう。雷の電気は外壁を伝うので、建物の軒下での雨宿りも危険です。
また、雷の時に傘をさしたり、ゴルフクラブや釣竿を高く振りかざすのはやめましょう自分自身が避雷針になり、雷を呼び寄せるきっかけになってしまいます。

近くに安全な場所がない場合は、電柱、煙突などの頂点を45度の角度にみる範囲で4m以上離れた「保護範囲」に退避しましょう。

姿勢を低く、持ち物は体より高くつきださないようにじっとします。雷がおさまって20分以上たってから建物内などさらに安全な場所に移動しましょう。
できるだけ低い姿勢になることが大切ですが、座ったり、寝転んだりするのは地面と接地面積が大きくなるので危険です。落雷地点の近くでは、地面に触れている体にしびれ、痛み、やけどなどが発生して、歩行困難になる可能性もあります。

また、登山やハイキング中など完全に開けた場所で雷雲に遭遇してしまったら、とっさに身を守る「雷しゃがみ」というポーズをとりましょう。数人いる場合は、お互いに30m以上離れましょう。

[雷しゃがみ]
できるだけ姿勢を低くして、頭下にする。
両手で耳をふさぐ
足のかかとどうしを合わせる
つま先で立つ(かかとを地面から浮かせる)
両足のかかとを合わせる理由は、雷の電気が足から侵入しても、片足から反対側の足へ電気を流し、上半身まで電気が流れてこないようにするためです。

つま先で立つ理由は地面との接点を可能な限り小さくし、電気の侵入を最小にするためです。

雷で電化製品が壊れる?テレビやパソコンに落雷対策しよう
落雷のあった場所だけではなく、その周辺に大きな電流や強い電気の力が短時間で発生することがあります。これを雷サージといいます。

雷サージは、電線やアンテナなどから家の中に流れてきて、家の中にあるテレビやパソコン、電子レンジなどの電気製品を壊してしまうことがあります。特にインターネット機器など、電源線と回線など外部との接続が2つ以上あるもので、かつ高性能化され省電力化された電子機器は、高い電圧への抵抗力が弱く、雷サージの被害を受けやすいと言われています。

建築法上、地上20m以上の建物には避雷針の設置が義務付けられていますが、避雷針は主に人身事故や火災防止が役割のため、建物の中にある電子機器を守ることはできません。建物の中にある機器を守るためには、別に避雷器が必要になります。

避雷器とは、雷の被害から電気設備を守るためのものです。簡単に誰でもできる対策としては、延長コードなど電源タップに避雷器が内蔵しているものを使用するのがおすすめです。家電量販店やネット通販で比較的安く入手できます。
また、しっかり対策をしたい場合は、工事をして家庭用の分電盤や電話線、アンテナに避雷器を設置することもできます。

もし、事前に対策をしていない時に雷雲が近づいてきてしまったら、電子機器の電源コンセントを抜いて一時的にしのぎましょう。


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