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てらまち・ねっと



 黒い雨訴訟で、国・県・市が控訴した。
 安倍政権だから決めた「控訴」。 
 広島市と県は国に「控訴の断念を認めて」と要望していたのに。最終的に、国の「黒い雨地域の拡大」という方向に納得させられた形。

 国が方針を変える最適なタイミングなのに、逐一、国民の意志と反する安倍政権。しかも、その度合いが年ごと、日毎に強まる。
 ここ数日前から流れている、安倍政権寄りと評される報道機関の世論調査でも「不支持が最高に」「支持率は発足以来最低」などと流されている。 
 
 そんなことを思いながら、今日の控訴のニュースから各立場のことを記録しておく。
 なお、昨日8月11日の私のブログへのアクセスは「閲覧数4,558 訪問者数1,754」。
 夕方6時からののウォーキングは、昼の猛暑はもちろん、蒸し暑さもなく気分が良かった。

●「黒い雨」訴訟を支援する会/ 2020年7月29日判決 全面勝訴 

●黒い雨訴訟「控訴の断念認めて」 広島市と県が国に要望/朝日 2020年7月31日
●【速報】「黒い雨」訴訟 控訴について安倍首相が発言/tbs 12日

●首相「累次の判決と異なる」 黒い雨訴訟控訴を説明/東京 8月12日
●「誠につらい」広島市長「黒い雨」国・県・市が控訴/テレ朝 8/12
●黒い雨訴訟、国が控訴 厚労相「科学的知見ない」/共同 8.12

●国・県・市の控訴に原告ら落胆 「黒い雨」訴訟、「残念だ」/共同 8/12

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●「黒い雨」訴訟を支援する会 
    20202年7月29日判決 全面勝訴 
「黒い雨」訴訟は、5年前に始まりました。この間、原告84人のうち12人が判決を見ることなく他界。その涙が雨となって迎えた判決となりました。

 判決は、黒い雨の降った地域の拡大を認めた上で、「対象に含まれない地域についても直ちに黒い雨の事実を否定するべきではなく供述などの信用性を慎重に吟味すべき」と指摘、「住民らの陳述内容に不合理な点はなく、原爆の影響との関連が想定される病気にかかったことが認められる」として、原告全員を被爆者と認め、被爆者手帳を交付するよう命じました。

 原告団と弁護団は、国や県・市に控訴断念と速やかな被爆者手帳の交付を求めています。

●黒い雨訴訟「控訴の断念認めて」 広島市と県が国に要望
    朝日 2020年7月31日
 広島への原爆投下後に降った「黒い雨」による健康被害を認め、原告84人全員に被爆者健康手帳を交付するよう広島市と広島県に命じた29日の広島地裁判決を受け、松井一実市長は31日、訴訟に参加する国に対し、控訴を断念する政治判断を求めたことを明らかにした。

黒い雨、疾病あれば被爆認定 判決に政治的解決求める声
 市と県は、国に黒い雨の援護区域拡大を求めてきたが、手帳の交付業務を国から受託する立場のため、原告と争わざるを得なかった。市によると、市と県の幹部が30日に厚生労働省を訪問。「判決を重く受け止め、科学的知見を超えた政治判断を優先し、県と市が控訴しないことを認めてほしい」と求めたという。松井市長は31日の会見で、8月6日の平和宣言でも、黒い雨降雨地域の拡大に向けた政治判断を強く求める考えを示した。

 湯崎英彦知事も「国と協議しながら決める必要があるが、引き続き被爆者援護の立場に立って対応する」との談話を出した。

 また、公明党の斉藤鉄夫幹事長は31日の定例会見で「黒い雨を浴びたということは、非常に強い放射線被曝(ひばく)があったと科学的に言うこともできる。私は率直に、国は認めるべきだと思っている」と語った。

 厚労省健康局総務課の担当者は取材に対し、「コメントは差し控えるが、今後も市と県と協議していきたい」と話した。

●【速報】「黒い雨」訴訟 控訴について安倍首相が発言
       tbs 12日 13時41分
 一審の判決で原告全員が被爆者と認められたいわゆる「黒い雨」訴訟で国が控訴したことについて、安倍総理は12日午後、次のように述べました。
 「本日、上訴審の判断を仰ぐことといたしました。同時に広島県、広島市のご要望も踏まえまして、厚生労働省において黒い雨地域の拡大も視野に入れ、検証することと致しました」(安倍首相)
 そのうえで、安倍総理は引き続き、被爆者に対する支援に取り組んで行く考えを示しました。

●首相「累次の判決と異なる」 黒い雨訴訟控訴を説明
      東京 2020年8月12日 14時02分 (共同通信)
 安倍晋三首相は12日、広島地裁の「黒い雨」訴訟判決で控訴した理由について「累次の最高裁判決とも異なることから、上訴審の判断を仰ぐこととした」と説明した。官邸で記者団の質問に答えた。
 同時に「被爆者は過酷な状況の中で、筆舌に尽くし難い経験をされた。今後もしっかり援護策に取り組む」と強調した。厚生労働省が援護対象地域の拡大も視野に、検証を進めると表明した。

●「誠につらい」広島市長「黒い雨」国・県・市が控訴
      テレ朝 2020/08/12 12:02
 国に対して控訴断念という「政治決断」をするよう求めていた広島市の松井市長は12日午前に記者会見しました。
 広島市・松井一実市長:「原告の方々のお気持ちを思う時、誠につらい思いではありますが、国に対しては訴訟の対応とは別途で黒い雨を体験された方々の援護を早急に進めることを強く求めたい」

 また、広島市とともに制度上、被告となっている広島県の湯崎英彦知事も午後、対応について説明する方針です。原告団の高野正明団長(82)は「また時間がかかるので大変なことになったが、真実に変わりはない。命がある限り受けて立つ」と力を込めました。原告側は午後2時から会見を行う予定です。

●黒い雨訴訟、国が控訴 厚労相「科学的知見ない」
        共同 2020.8.12 12:55
広島市への原爆投下直後に降った放射性物質を含んだ「黒い雨」を巡り、国の援護対象区域外にいた原告84人全員(死亡者含む)を被爆者と認めた広島地裁判決について、加藤勝信厚生労働相は12日、広島県、広島市と共に控訴したと表明した。控訴理由を「十分な科学的知見に基づく判決とは言えない」と述べた。

●国・県・市の控訴に原告ら落胆 「黒い雨」訴訟、「残念だ」
     共同 2020/8/12 13:20
 国と広島県、広島市が12日、「黒い雨」訴訟で控訴したことに対し、原告や支援者からは「一緒に援護拡大に向け頑張ってきたのに、残念だ」と落胆の声が聞かれた。もう一つの被爆地、長崎からも「原告は高齢化しており、もう時間がない」と憤りの声が上がった。

 原告団長の高野正明さん(82)は「県や市には控訴断念を国に強く迫ってほしかった」と肩を落とした。一方で「最後まで受けて立つという気持ち。絶対に諦めない」と全面勝訴の確定に向け、高裁でも闘い抜く覚悟を示した。

 原告の一人、広島市佐伯区の沖昌子さん(79)は、「また裁判が始まるのか」と訴訟の長期化への不安を口にした。

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