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てらまち・ねっと



 鳩山総理が就任して初の沖縄訪問が今日。
 知事・市長や住民らとも会うという。
 今朝4日、朝早く経ったと、テレビニュースが飛行機の映像を写していた。

 お土産の一つは、辺野古沿岸にくい打ち桟橋工法。
 でも、ずっと前に否定された経緯があるらしい。
 報道は基本姿勢が一致
 
 2001年にくい打ち案を含む3工法8案が提示された際も、藻場の減少や工事中の騒音などの影響で、ジュゴンの生態に影響することが予想され、地元から反発も起きていた。
 維持費も埋め立てに対しQIPは2~4倍かかるとされた。
 建設業界関係者が水面下で活発に動き、より地元に恩恵があるのは「埋め立て」との見方もあった。


 もう一つとして分散案が出されている徳之島案。
 地元3町長は首相に「反対」を伝達するという会談は7日。
 その7日に、首相官邸前での集会の企画もあるらしいの最後にリンク。

 誰もが思う疑問は、政権選択選挙での「基地は外へ」との演説。

 ともかく鳩山氏は、
 献金問題にしても、郵政にしても、小沢問題にしても、
 成り行きに任せて、最後の二進も三進も(にっちもさっちも)行かなくなったときに本音を出して登場、
 結局、誰も責任をとらないでいいというタイプなのか。

 決意と迫力無しでは、ひとは説得できないし、動かない。

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今の鳩山政府の案らしきもの/普天間飛行場移設問題/辺野古
2000年2月9日発行676号/防衛施設庁による3工法の説明(要旨) の 図から (週刊MDS に掲載)

■くい打ち桟橋工法
「多数の支柱を海底からたて、波高が及ばない高さに鋼鉄製の上部構造物を支える方式」
上部構造物により太陽光が遮られる区域が存在すること及び複数の支柱の海中設置による海生生物・潮流への影響について検討が必要


■ボンツーン工法(メガフロート)
「静穏な海面に箱形構造物(鋼鉄製)を浮かべ、係留する方式。静穏な海面を確保するため防波堤が必要」
箱形構造物により太陽光が遮られる区域が存在すること、及び箱形構造物の海上設置による海生生物・潮流への影響について検討が必要(付随して必要になる防波堤の影響も検討が必要)

■埋め立て工法
「護岸を築き、その中を土砂で埋め立てて人工地盤を造成する方式」
人工地盤面の形成による海生生物・潮流への影響について検討が必要


●再浮上したくい打ち桟橋 安全、コスト、環境に難点
       琉球新報 2010年5月2日

(上段から)くい打ち桟橋工法 ポンツーン工法 埋め立て工法

 普天間飛行場移設問題で、政府が辺野古沿岸部へのくい打ち桟橋(QIP)方式案による滑走路を建設する案で決着しようという動きを強めている。政府が「環境に優しい」とする同案は、既に日米特別行動委員会(SACO)最終報告のころに、普天間飛行場代替施設協議会で検証され、安全面やコスト面で不採用となった案だ。環境面でも影響が大きいとの指摘もある。

 「本当に無理なのか」。4月30日に官邸で民主党の喜納昌吉参院議員と面談した鳩山由紀夫首相は、喜納氏からQIPは無理だとの言葉を聞き、驚いた表情を見せたという。QIP案で県民は納得する―。そんな誤った情報が首相に挙げられていたことをうかがわせる。

 2001年にくい打ち案を含む3工法8案が提示された際も、藻場の減少や工事中の騒音などの影響で、ジュゴンの生態に影響することが予想され、地元から反発も起きていた。

 今回、くい打ち桟橋案が再浮上する過程で、「埋め立てより影響が少ない」との声が政府内外で上がった。これに対し自然保護団体は、藻場が桟橋方式の滑走路で覆われ光が遮断されると光合成の阻害が起こって藻場が消失し、藻場や砂地を利用する貝類や甲殻類がいなくなると指摘している。

◆02年、協議会で却下 埋め立てが現実的と判断
 普天間飛行場移設問題で政府が最終調整している辺野古沿岸部へのくい打ち桟橋(QIP)工法は、2001年に普天間飛行場代替施設協議会で政府が提案し、採用されなかった経緯がある。同協議会で政府は県側にQIPや「埋め立て工法」など3工法8案を提案し、「埋め立て工法」に決まった。安全面や維持管理費などから、QIPより「埋め立て」の方がより現実的と判断されたようだ。

 QIPは1996年の日米特別行動委員会(SACO)最終報告のころ、浮上し、01、02年に代替施設協議会で検討された。

 政府は当時、QIPについて約2600メートル級でくい支柱を8750本打つリーフ内案と、同級でくい支柱を3564本打つリーフ外案を提示。しかし、同規模の建設実績は世界的になく、技術的観点から安全面での確証が得られないとして却下された。

 当時の計算で、建設費は埋め立てが1400億~9700億円であるのに対し、QIPは4800億~1兆円と高額。維持費も埋め立てに対しQIPは2~4倍かかるとされた。

 一方、県内でも建設業界関係者が水面下で活発に動き、より地元に恩恵があるのは「埋め立て」との見方もあった。

 ほかにも海上浮体(ポンツーン)が検討されたが、ポンツーンは水深が深いリーフ外の外洋への設置となり、防波堤を築く特殊な作業台船もわずかで、建設は困難と指摘されていた。

 02年7月の代替施設協議会で基本計画が策定され、沖合2・2キロメートルを埋め立てる案に決まった。

●迷走鳩山首相苦肉の策 「くい打ち桟橋」の危うさ
        時事 2010/4/30 18:44
難航している米軍普天間基地の移設をめぐり、政府案が大筋でまとまった様子だ。辺野古沖に移設するという点では自民党時代の現行計画と変わらないが、埋め立て方式ではなく「くい打ち桟橋(QIP)」と呼ばれる工法で滑走路を建設することが特徴だ。

QIP工法は「埋め立てに比べれば環境へのダメージが少ない」という利点があるとされるものの、過去にも滑走路建設方式のひとつとして検討されたが、結局は採用されなかったという経緯がある。それだけに、実現までのハードルは高い。

埋め立て方式に比べて維持管理費も高く付く
この政府案の骨子は、新聞各紙が2010年4月29日に報じたもので、(1)現行案を修正して、辺野古沿岸に1800メートルの滑走路をQIP方式で建設する(2)約2500人いるヘリ部隊のうち、1000人を徳之島に移すというもの。QIP工法では数千本の杭を海底に打ち込み、その上に滑走路を建設する。「埋め立てよりは環境への影響が少ない」という点に、政府側は魅力的に感じたようだ。

だが、このQIP工法は、自民党政権時代の00年から02年にかけて正式に検討され、却下されたという経緯がある。01年時点では、防衛施設庁(当時)が、(1)埋め立て(2)QIP(3)ポンツーン(海上浮体施設)の3工法・計8案を提示しているが、02年7月に合意された基本計画では、結局は埋め立て方式が選択されている。

なお、仮にQIP工法を採用した場合、着工から完成までの工期は約7年、建設費は建物や滑走路を除いて約6700億円かかるとみられ、埋め立て方式に比べると2倍以上の工費がかかるとされるのも難点だ。

QIP工法を見送った理由について、政府は03年2月25日の沖縄及び北方問題に関する特別委員会で、下地幹夫議員の質問に対して、
「施設の構造、維持管理、施設の安全対策といった技術的見地」
を挙げている。具体的には、(1)杭が破損した場合は、滑走路が使えなくなる(2)「さび止め」が必要になるなど、埋め立て方式に比べて維持管理費が高く付く、といった点を指していると見られる。

地元への還元が少ないと敬遠
さらに、基本計画が決定した際は、QIPについて
「『地元業者が受注する可能性は低く、地元への還元が少ない』(地元経済人)などの声があった」(02年7月29日、読売新聞)
との指摘もあった。つまり、「地元ゼネコンを潤さない案が敬遠された」というわけで、仮に「辺野古」を受け入れるとしても、自治体側も本音ベースでは消極的だ。

基本合意から8年近く経って「蒸し返された」形のQIP工法だが、02年時点で指摘された問題点を解決する方法は見えないままだ。さらに、QIPでも、海面に日陰が出来る分、サンゴに対する影響が出るのは確実で、やはり地元の反発も予想される。

さらに、連立の一角を占める社民党の福島瑞穂党首も「沖縄の人が納得しない」と強く反発している。鳩山首相は5月4日には沖縄を訪問し、政府案への理解を求める予定だが、地元の納得を得るのは難しい状況だ。

●在日米軍再編:普天間移設 くい打ち案に下地氏も反対
    毎日新聞 2010年5月2日 
 国民新党の下地幹郎国対委員長は1日、米軍普天間飛行場の移設問題で、米軍キャンプ・シュワブ(沖縄県名護市)の沿岸部か、沖合にくい打ち桟橋(QIP)方式で滑走路を建設する案について「(実現)できないものになるだろうから、反対だ」と述べた。下地氏は4月28日からワシントンを訪問、1日に帰国し、成田空港で語った。訪米中は米政府関係者と会談したとみられるが、会談相手は明らかにしなかった。【朝日弘行】

●福島党首メーデーで「くい打ちも反対」
        日刊スポーツ  5月1日
 社民党党首の福島瑞穂消費者行政担当相は1日、都内のメーデー集会であいさつし、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題で、キャンプ・シュワブ沿岸部(名護市辺野古)沖合にくい打ち桟橋(QIP)方式で代替施設を建設する案に反対する考えを重ねて表明した。「埋め立てをしてはならないと(鳩山由紀夫首相が)言うのなら、くい打ちも辺野古の海にすべきでない」と述べた。

 同時に「厳しい中だが、この(鳩山)内閣の下で、問題解決のため渾身(こんしん)の力を込めて頑張る」と述べ、閣内で「国外・県外移設」を主張していく意向を示した。(共同)

●[鳩山首相来県]「県内回帰」を憂慮する
        沖縄  2010年4月29日 09時33分
 鳩山由紀夫首相はゴールデンウイーク期間中の5月4日来県し、普天間問題に関する政府方針を仲井真弘多知事に説明する。

 鳩山首相が仲井真知事に正式に政府案を提示し、協力を求めるのは初めてだ。事態が大きく動き出した。

 だが、伝えられる政府案は、「現行案の修正案」と「徳之島への一部移設案」をセットにしたもので、民意とは大きな隔たりがある。
・・・・・・・
 現行案の修正案は米国が乗りやすい案には違いない。しかし、この案は、1996年の返還合意から14年間の紆余(うよ)曲折を完全に無駄にしてしまうものであり、政治的に取るべき選択肢ではない。

 14年間、翻弄(ほんろう)され続けた県民が再び、普天間問題で翻弄されるようなことがあってはならないのだ。

 日米両政府が民意に反して県内移設を強行すれば県民の失望と怒りは計り知れないものになるだろう。

●普天間移設:政府「くい打ち」示唆 “県内強行”あぜん
     (琉球新報)2010年5月1日
 
 「県民大会で民意を示したのになぜだ」。政府が名護市辺野古沿岸部へのくい打ち桟橋方式による代替施設建設と徳之島への一部移転案で最終調整していることに、関係自治体の住民や市民団体関係者らは驚きを隠さず「とんでもない」と一斉に反発した。鳩山由紀夫首相が4日の来県の際、宜野湾市で住民との対話集会を設けるのに対し、名護市では予定されていないことへの強い批判も噴き出した。
・・・
◆名護市民「素通り」批判 届かない声「なぜ」
・・・
◆「県民無視」憤り 4・25関係者
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◆「県民踏みにじる」首相に抗議声明 ジュゴン見守る会
・・・

●在日米軍再編:普天間移設 徳之島案、会談は7日 3町長、首相に「反対」伝達
     毎日新聞 2010年5月3日 
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、一部部隊などの移設候補地となっている鹿児島県・徳之島の3町長(徳之島、伊仙、天城)と鳩山由紀夫首相の会談は、7日午後に東京で実施されることになった。2日、大久保明・伊仙町長が明らかにした。
 大久保町長によると、「東京で7日午後に行う」と県側から伝えられた。伊藤祐一郎県知事と地元選出の徳田毅衆院議員(自民)も立ち会う予定。

 首相は移設案を説明し、協力を求めるとみられるが、大久保町長は「明確に反対を伝えるだけだ」と話し、交渉に応じない姿勢を示した。

 3町長は政府側との面会を拒否していたが、鳩山首相が在沖米海兵隊のうち、航空部隊最大1000人の徳之島移転などに言及。
 4日には仲井真弘多沖縄県知事との会談で政府案を正式発表する可能性が高いことなどを考慮して方針を転換。「会って早く反対を伝える方が得策」と判断した。【村尾哲】

●普天間基地移設先に「テニアン島」? 北マリアナ連邦が積極誘致へ
        j-cast 2010/4/28 19:20
 続く米軍普天間基地の移設問題に、自ら手を挙げる海外の候補地が浮上した。太平洋・ミクロネシアの米自治領北マリアナ諸島連邦が、上院議会で「普天間誘致」を決議したのだ。下院でも決議されれば、正式に日米両政府に誘致を働きかける模様だ。

沖縄や徳之島で大規模な基地反対集会が開かれ、事態打開の道はほとんど無いとも言われる中で、日本政府にとって土壇場の「逆転ホームラン」となることはあるのか。

全会一致で「テニアン島が移設先として最適」

北マリアナ諸島連邦(以下、北マリアナ)はグアムの北側、サイパンやテニアン、ロタなど14の島で構成される米国の自治領だ。サイパンは、日本人にも観光地としてなじみが深い。

2010年4月16日、北マリアナの上院議会は、普天間基地の移設先としてテニアン島が「最適の場所」として、米国国防省と日本政府に移設の検討を働きかけるとの決議を、全会一致で可決した。

テニアン島は、現在も米国防省が島の3分の2を租借している。4月9日~11日には、社民党の照屋寛徳衆院議員らで構成する党の「沖縄基地問題対策プロジェクトチーム」のメンバーが北マリアナを訪問。テニアン島の米軍租借地内などを視察した。照屋氏は自身のブログで、北マリアナ議会のテノリオ下院議長と会談したときの様子を綴った。

その際議長は、「テニアン島民がこぞって海兵隊移駐を大歓迎している事は事実だ。自分もテニアンへの移駐を支持する」と述べたとしている。テニアン市長をはじめ、意見交換した現地の人からも、部隊移駐による雇用増やインフラ整備に期待するとの話を聞いたと書いた。

今後北マリアナ下院で同様の決議が行われ、両院通過となれば正式に普天間移設の候補地として名乗りを上げることになりそうだ。
テニアン住民に反対の声なし

一方で日本国内をみると、移設先問題は混迷を深めるばかりだ。普天間基地のある沖縄県では4月25日、県内への基地移設に反対する県民大会が開かれ、主催者発表によると約9万人を集めた。また、県外移設先として有力視されている鹿児島県徳之島でも、4月18日に1万5000人が参加しての反対集会が行われている。

鳩山由紀夫首相は、辺野古沿岸部を埋め立てて滑走路を建設する現行案に戻ることは否定している。だが、かねてから発言している「腹案」についてはいまだ実態が明らかにされず、手詰まり感が漂っている。

テニアン島は実際に移転先とはなりえないのだろうか、北マリアナの英字紙「サイパントリビューン」の記者で、「テニアン島に普天間基地を誘致」の記事を執筆したハイディ・ユハニュオ氏はJ-CASTニュースに対して「地元では経済的な利益が得られることを期待しているようだ」と答えた。

ユハニュオ氏が地元の議員らに取材したところ、直接的な金銭的支援も含め、米兵がテニアンに住むことで飲食業などをはじめとした事業が地元経済を潤す効果を考えていたという。また、基地誘致決議に反対するテニアン住民の声は「一切聞こえてきません」とユハニュオ氏は話す。

現地では積極誘致を目指しているようだが、日米両政府からはこの案を検討するという話は聞こえてこない。

辺野古への基地建設を許さない実行委員会

2010年5月07日
(金) 18:30~ 緊急、毎週金曜日連続首相官邸前行動に、多くのご参加を!』

 ”今こそ、沖縄の民意を最優先すべきです
   名護市辺野古への基地建設断念を求めます
         「キャンプ・シュワブ陸上案」も論外です
             普天間基地の無条件返還を求めます”
         *署名の最終提出日です 
  場所  首相官邸前向かいの国会記者会館前集合
       地図
  主催  辺野古への基地建設を許さない実行委員会


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