高麗橋桜花 徒然日記ー料理人はどこまでできるのか ー

「高麗橋桜花」店主・「大阪食文化研究所」主宰森田龍彦のブログです。どうぞご贔屓にお願い申し上ます。

市島生産者ツアー その2.

2007-09-04 | 生産者訪問

生産者見学ツアーの料理編です。

 今回は現地の下見無し・下準備無しで、ぶっつけ本番。
どんなハプニングに見舞われるか、逆に不都合なから中から新たな発見もあるかもしれないし・・、とにかく楽しみ。 自分の料理のベストは無理だけど、与えられた環境でのベストを尽くしたい。
  と、格好良い事を言ったものの、やはり火口が2台しかなく、調味料や器具が思ったようにそろわなくて、後半はバタバタしてしまいました。
 予定では25人分×11品を作る予定でしたが、9品に変更。
自分本来の優しい味付けの料理にはならなかったけど、皆さんに喜んでもらえたようで安心しました。

Dscn3031  献立の内容は
 夏野菜と冷やしそうめんジュレかけ・胡瓜の醤油漬け・青唐とじゃこ煮・トマトの胡瓜のガスパチョ モロヘイヤを浮かべて・苦瓜のビシソワーズ・橋本さんの玉子の出しまき・さつまいもご飯・鶏肉のソテー ブルーベリーのソース・大葉のシャーベット。 追加で橋本さんの玉子スープ。

 今日の料理は収穫したての野菜ばかり。完熟を迎えてもがれるトマトやブルーベリーはちろんのこと、茄子や大葉、平街飼いの玉子もありました。
 
 市島の生産者の皆の野菜を大切に、食べてくれる方が野菜のおいしさを感じてもらえるように、そして自分が想像した味に近づけることが出来るように、一生懸命作りました。

 地道に野菜を作る人がいて、一生懸命料理をする人がいて、それを大切に食べてくれる人がいる。そういう集まりの中に身をおくと、少しはこれからの食にも明るいものを感じることが出来ます。

 市島のアミーゴが最後に「大変な事をお願いして、申し訳ない。」と言ってくれました。「お互い、そういうことをお願いできる仲間でしょ。」と返事しました。
 
 確かに大変だったけど、いろいろと発見も出来たし、つながりも感じたし、心が満腹になる一日でした。
 このイベントを企画してくれた風雲のスタッフの皆さん、参加してくれた皆さん、市島の生産者の皆さん、お手伝い頂いた皆さん、本当に有難う!!

 最後に大葉シャーベットの作り方
 薄蜜に蜂蜜を混ぜて、凍らす。大葉をきざんだものと薄蜜をミキサーにかけて、良く混ぜる。2度ほど繰り返して、完成。
 薄蜜ー水400cc:三温糖100g はちみつ10g:大葉10枚

コメント (2)
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