大有研のイベントの下見で羽曳野にある飛鳥ワインさんを訪問。
もともと、大阪は葡萄の生産が盛ん。昭和3年には栽培面積が1,000ヘクタールを超えて、山梨県を抜いて全国一位になったこともあります。
この羽曳野飛鳥とい土は、水はけが良く・温暖で少雨・多照であるなど葡萄栽培に適した環境で、昔から糖度の高い良質の葡萄を実らせて、全国的にも高い評価を受けてきたそうです。
今での日本で作られるワインのほとんどが食味用のデラウェアなどから作られたものです。飛鳥ワインさんでもこのような品種を使ったものでもワインを作られていますが、シャルドネやカルベネ・ソービニヨンなどの欧州系葡萄でのワイン作りにも取り組まれています。
苗を接木から育て、1年が経過した状態。良質な葡萄を取るために、一度縦に伸びた茎を切り落として、また短い状態に戻して茎を太くするそうです。一人前の葡萄が実るまで5年程必要で、木の寿命は約50~60年くらいだそうです。この欧州系の葡萄栽培を学ぶために山梨の生産者さんや国の醸造試験場などでいろいろと学ばれたそうです。
少し分かり辛い画像かもしれませんが、飛鳥ワインさんは国産ワインコンクールでも入賞する程。
飛鳥ワインの中村さんご夫妻にワイン作りについての想いをいろいろとお聞きすることができました。ワインは純粋に葡萄の果汁で作られるので、他のお酒よりも素材の良し悪しが大切になること。欧州系の栽培など、より美味しいワイン作りへの想い。100%自家生産・自家醸造への目標。やはり、自分で育てるからこそ、より美味しいワイン作りに臨む事が出来る。出来てくる葡萄への想いが、ヒシヒシと伝わりました。
その想いが、商品となったのが飛鳥ビンテージというワイン。100%自社農園葡萄で作られた生ワイン。まだまだ、ロット数は少ないそうですが、仲村さんの思いを現実にしたこだわりのワインです。私は、メルロー2003年の赤を購入。チーズと一緒に楽しむ事を進めてもらいましたので、今からとても楽しみです。
今回は、下見ということでまだ実際のワイン作りの工程を見ることがありませんでした。是非、晩夏に訪れて、ワインの出来る過程をみたいと思っています。また、一つ大阪でこだわりの食材に出会えそうなので、とても嬉しいです。感謝。。