前便で言及した本(ガセネッタ&シモネッタ)に『石の花』(坂口尚、講談社漫画文庫)について記載されていましたので、喫茶店で漫画本等をお読みの方々に紹介します。
【 『石の花』は、第二次大戦のユーゴスラヴィアを舞台にした内戦と対独レジスタンスを物語る漫画です。初版は1988年ですが、その2年後に勃発した民族戦争を予言するような終り方をしています。島国の我々には何度聞いてもわかりずらい入り組んだ多民族国家の歴史が、手に汗握る波乱万丈の物語と激動期を生きる人間たちの姿を通して、心と頭にしっかりと刻み込まれるんですね。
あまりに感動したので、20セットぐらい買いこんで、友人たちに配ったんです
(笑)。・・・しばらくして、その中の一人から電話がかかって来たんです。地方紙の政治部の記者で、『石の花』を、当時、外務大臣だった某政治家(Aさんとします)に送ったそうです。外務大臣になった以上、『石の花』を読んで、ユーゴスラヴィア情勢を勉強したら、というつもりで。すると、m、あもなくAさんから、あの本のおかげで助かったよ、とお礼の電話がかかってきたそうです。
ちょうど、ユーゴスラヴィアで戦争が勃発して半年ぐらいで、外務大臣のAさんは天皇陛下にお会いする機会があった。その時、陛下に、ユーゴ情勢は、セルビヤとかクロアチヤとかボスニヤとかわかり難い、ちょっと解説してほしい、と言われたAさんは、『石の花』で仕入れた知識を総動員して、すべて説明しきった(笑)。陛下はすっかり感心して、その該博なる知識はどこで身に付けたのかとお尋ねになった。Aさんは正直に、実は『石の花』という漫画がありまして、とお答えしたわけです。早速、陛下もすぐに取り寄せて、お読みになった・・・・とか。】
漫画で、民族紛争問題など天皇陛下にならって・・・お勉強!はいかがでしょうか!
【 『石の花』は、第二次大戦のユーゴスラヴィアを舞台にした内戦と対独レジスタンスを物語る漫画です。初版は1988年ですが、その2年後に勃発した民族戦争を予言するような終り方をしています。島国の我々には何度聞いてもわかりずらい入り組んだ多民族国家の歴史が、手に汗握る波乱万丈の物語と激動期を生きる人間たちの姿を通して、心と頭にしっかりと刻み込まれるんですね。
あまりに感動したので、20セットぐらい買いこんで、友人たちに配ったんです
(笑)。・・・しばらくして、その中の一人から電話がかかって来たんです。地方紙の政治部の記者で、『石の花』を、当時、外務大臣だった某政治家(Aさんとします)に送ったそうです。外務大臣になった以上、『石の花』を読んで、ユーゴスラヴィア情勢を勉強したら、というつもりで。すると、m、あもなくAさんから、あの本のおかげで助かったよ、とお礼の電話がかかってきたそうです。
ちょうど、ユーゴスラヴィアで戦争が勃発して半年ぐらいで、外務大臣のAさんは天皇陛下にお会いする機会があった。その時、陛下に、ユーゴ情勢は、セルビヤとかクロアチヤとかボスニヤとかわかり難い、ちょっと解説してほしい、と言われたAさんは、『石の花』で仕入れた知識を総動員して、すべて説明しきった(笑)。陛下はすっかり感心して、その該博なる知識はどこで身に付けたのかとお尋ねになった。Aさんは正直に、実は『石の花』という漫画がありまして、とお答えしたわけです。早速、陛下もすぐに取り寄せて、お読みになった・・・・とか。】
漫画で、民族紛争問題など天皇陛下にならって・・・お勉強!はいかがでしょうか!