古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

福山マラソンを走る

2010-03-23 | マラソン
 21日は5時に目覚める。「日本列島は大荒れ」と前夜の天気予報だったが、それほどではない。7時に食堂に行く。マラソンに行くらしい人も10人前後いる。セルフサービスで、パン、スープ、飲み物(珈琲、ジュース)、果物(バナナ、オレンジ)などが並んでいる。食事を済ませ、フロントの前を通ると「チェック・アウトは不要です。カードキーはチェック・アウト時刻を過ぎますと自動的に無効になります。よろしければお持ち帰りください。」と出ている。このホテル、チェックインしたとき以外は、泊り客には会っても、従業員にまったく会わなかった。ここまで省人化の徹底したホテルも珍しい。
「少し早いけど出かけるか」と、駅前に行く。トモテツ(トモは鞆の浦の鞆?)というバス会社がマラソン会場行きの臨時バスを出している。7:40に出て芦田川という川に沿って海岸方向に向かう。8時前に竹が端(たけがはな)運動公園に着く。ここの陸上競技場が今日の会場だ。
 受付に行こうと歩き出すと大行列が並んでいる。「何の行列?」聞くと「8時からバラの苗を貰えるのです」。福山はバラの産地らしい。
 受付けで選手名簿などを貰う。選手個人の欄には年齢は出ていないが、年代別出場者数の表があった。ハーフ男子出場者950、うち70代は5名、60代56名です。年齢を見るのは、「今日はドベ5番より前にいればいいんだ」と安心できるからです。
 お天気は曇りと言うのではないが、太陽が霞んでいる。「これは黄砂だ」。昨日のニュースで「明日は黄砂が多い」と報じていた。
 9:15開会式が始まりゲストランナーの千葉真子さんが「おはよーーございまーす」と、例のきんきん声で挨拶した。今日は10kmに出場するとのこと。
 ハーフは11時のスタートなので、更衣室で待っていて、10時40分ごろグランドに出た。風が強く、旗のはためきがすごい。風の所為で黄砂が吹き飛ばされ青空になった。「今日は風に悩まされそうだ」。
10時50分、車椅子マラソン10kmがスタートした。グランド一周して出て行くゴトゴトという車椅子の音は迫力がある。
11時スタートした。コースは、芦田川の河口に出て川沿いの道路を上流に向かう。橋がある。芦田川大橋です。この橋の袂の下を潜るトンネルを抜けて更に上流に行くと小水呑橋という橋がある。これを渡って対岸の川沿い道路を戻ってくる。河口に戻り右折して河口大橋を渡る。このコースを2周するのです。2周が終わって14kmぐらい。今度は左折して3kmほど東に向かって、折り返す。河口に戻り河口大橋を渡り、競技場に戻ってゴールです。
スタートして川沿いの道に出た。心配していたとおり風が強い!上流から河口に向かう風が強く、時には身体が押し戻されるように感ずる。ことに強いのは端を渡るときだ。帽子が吹き飛ばされそうになるので、橋を渡るときだけは帽子を取って手にもつ。橋の真ん中辺りが特に強風だ。昔、瀬戸大橋をウオーキングで渡った時、橋の上はすごい強風に悩んだことを思い起こした。「ここも海に近いから、海の上の橋と同じだ」。
周回を終えると1時間27分。東に向かう。日本化薬などの大工場が並んでいる。ここは埋立地なんだろうなァ。給水場があったので、水を取ると「後6kmだ。頑張れ!」と激励される。「えっまだ6kmもあるの!」。15km走っただけで、まだ6km!と思うことは滅多に無い。それだけ今日の風で体力を消耗しているのだ。17km地点が折り返し。疲れてはいたが「とにかく腕を振れ!」と、自らを叱咤しゴールに向かう。
なんとかフィニッシュ。直ぐ完走記録証を貰いに行く。
「天候晴れ、気温11℃、湿度57%。タイム2時間17分51秒。667位」とあった。
前回(熊本)より2分弱遅かったが、これは強風の所為だ。まだ後が200人以上いるから良しとしよう。
これで広島県では三大会を走ったことになります。能美島みかんマラソン、聖湖マラソン、今回の福山マラソンです。
2時10分の駅行き臨時バスに乗り、福山駅からは3時13分のひかりレールスター、新大阪でひかりに乗り換え5時36分名古屋駅に無事帰着しました。

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