古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

養老先生語録

2004-03-05 | 読書
 養老先生の本を読み進むと、更に、こういうくだりがありました。
【『平家物語』の「諸行無常」の意味もはっきりしてくる。万物はすべて移り変わる
というのは、人間が変わっていくからなのである。人間の身体は7年たてば細胞はほ
とんど入れ替わる。『方丈記』の「ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水に
あらず」というのは、人間のことでなのである。】
 前便で、「1年で身体の中身が入れ替わる」と記しましたが、私の勘違いらしく、
正しくは「7年で入れ替わる」。身体の細胞は約60兆あるそうですから、やっぱり
7年ぐらいかかるんですね。
 退職してから、もう7年半ですから、現役時代の身体はすっかり入れ替わったこと
になります。
 でも、どうせ入れ替わるのなら、若い細胞に入れ替わると良いのですが、老人の細
胞は老いた細胞に代わるようです。どういうメカニズムなのでしょう。
 分子生物学の教科書をひもとくと、「テロメヤ」なる言葉が出てきました。染色体
の末端部分にある、短い塩基配列の繰り返し。このテロメヤは細胞分裂を繰り返すた
びに短くなる。ある限度以下に短くなると、もう細胞分裂をしないのだそうで、これ

老化と関係するのでは?と言われていますが、正確なことはまだわかりません。、
 


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