古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

クラウド・コンピューテイング

2009-02-23 | 読書
「クラウド・コンピューテイング」(西田宗千佳著、朝日新書、09年1月刊)という本を読みました。「クラウド」とは雲(CLOUD)、GoogleのCEO、エリック・シュミット氏の言葉「“雲”のような、巨大なインターネットにアクセスすれば、その利益、恵みの雨を受けられる時代になっています」から来たようです。

 とだけ言っても、ピンとこないと思いますが、私流に簡単に言うと、「自分のPCにデイスクが要らない。アプリケーシヨン・ソフトがなくても良い。ネットの活用で、自由自在にパソコンを駆使できる」という意味です。

 つまり、自分用のデータをハードデイスクに保存しなくても、インターネットに保存できるということから始まって、データをネットに保存するなら、そのデータの加工も、インターネットにあるソフトを使って加工すれば良いという使い方が、これからのPCの使い方の主流になる。というお話の本です。

 データを自分のPCのデイスクでなく、ネットに保存するメリットは、自分で保存する場合、バックアップの手間が要らないということ、データの検索がネットの検索システムを使えるので実に簡単だということ。それに、自分のデイスク・ドライブの故障やデイスク自体の破損の心配が要らないこと。更に、自宅外でも、インターネットにアクセスできる環境があれば、PCの仕事が出来るということです。

 私の場合、この本に書かれているほど本格的なクラウド・コンピューテイングはやっていませんが、その“はしり”ぐらいはやっていますので、以下に書いて見ます。

 メールの保存:グーグルのGメールにユーザー登録して、メールアドレスを取得。このメールアドレスに、自分の送信したメールをBCCで、またメールを受信して保存が必要と判断したら転送で、送信します。自分で保存管理する手間が省けます。

 余談ですが、Gメールは04年4月に一人当たり1GB容量で発足しましたが、現在は7GBほど使えるそうです。(Gメールの革新性は、単に容量の大きさだけでなく、メールソフトの操作性が良いこと。それまで、こうしたウェブソフトは操作の度に時間がかかっていたのが、快適に動くようになった。)

 ファイルの保存:グーグルのグーグル・ドキュメントというウェブ(Google Docs&Spreadsheets)に、保存しておきたいWORD,EXCELなどのファイルを保存しています。例えば、放送大学の卒論などは、ここに保管しています。ファイルの編集も、ここで可能です。

 写真の保存:私個人としては、写真のウェブ保存はやっていません。しかし、わが住宅のPCクラブのメール送信では、主宰者が設定した会員用のホームページがあって、そこに写真保存室があります。ですから、このメールクラブに送信した写真については、そこに保存することにしています。

 この本によると、写真専用の保管庫を提供するサービス(有料も無料も)もあるようです。

こうしたウェブ・サービスの展開が、いわゆる500ドルPCの背景にあるようです。

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