古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

バーゲン品のGET!

2008-07-12 | 経済と世相
 ボーナス商戦花盛りです。1週間前、ジャスコを覗いていたら、腕時計の掘り出し物を見つけました。

 ソーラー電池付き、電波で時刻調整の腕時計が、定価¥14000を¥5,980で売っていたのです。「電池交換不要・時刻調整不要」が売り文句になっています。私のような無精者に最適。「これは廉い」と、思わず買ってしまいました。

 帰宅して、包装を紐解き、商品をひっくり返してみたら、裏蓋に『Made in China』とあったんです。

 電波で時刻を調整する時計、などというハイテク商品は日本製に決まっていると思い込んでいたので、何国製?など聞いてもみませんでした。

 中に入っていた説明書を開いてみたら、文末に『シチズンシービーエム株式会社』と社名がある。どうやら、シチズン時計の技術を入れた会社のようです。

 説明書の細かい文字は読む気がしないので、そのまましまっておこうかとした時、赤い警告・注意が目に入りました。

 【この表示の欄は、「死亡または重傷などを負う可能性が想定される」内容です。】と、赤字。

 腕時計ごときに、「死亡または重傷」など、穏やかでない。



 どうやら該当事項は以下の箇所らしい。

【二次電池の取り扱いについて

 時計から二次電池を取り出さないでください。

 やむを得ず取り出した場合は、幼児の誤飲防止のため、幼児の手の届かない場所に保管・・

 サウナなど時計が高温になる場所では、火傷の恐れがあります。使用しないでください。】



 なるほど、国際商品になると、あらゆるケースを想定した注意を記入しなければならないのだ。

 それにしても、中国の製造業もハイテクの時代になってくるのですね。8,9日のNHKの「クローズアップ現代」が中国経済を取り上げていました。

 単なる労働集約型の企業は、もう中国では歓迎されない。人件費の廉さをねらう企業はヴェトナムなどに進出し始めている。という内容でしたが、中国がハイテク製造業に進出し始めたら、さて、日本の製造業は、どうなっていくんだろう?

 野口悠紀雄さんが、「日本は製造業にいつまでもこだわるな。今までに稼いだ外貨を活用し、金融で稼ぐようにならないといけない」と言っていました。

 日本は、金融業って得意でないのが問題ですね。でも、金融業で稼がざるを得ないと覚悟すれば、得意になるかも知れません。

 以上、バーゲン商品をGETして思ったことです。

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