古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

水泳と水中カメラ

2012-08-08 | 水泳
「競泳日本に水面下の支え」という記事が5日の中日紙に載っていました。

【日本競泳人のメダル量産の理由は「水面下の争い」を制したことにもあった。

秘密兵器は市販品を元に作った簡易型の水中カメラ。

今までは一部のプールでしかできなかった水中撮影がどの会場でも可能になり

、選手のフォーム改良が効率的に進んだ。】

【入江陵介は、今春のシンガポール合宿などでこの水中カメラを活用した。・・・

水上からでは正確に撮れないドルフィンキックや水をかく手の動きなどを確認し、

理想の泳ぎ方にたどりついた。

 水中カメラを使った分析は米国やオーストラリヤなど強豪国でも行われているが、

使っているのは防水のために半径30センチほどの透明ドームで覆ったプール設置型が大半。

価格は500万円ほどする。

 「持ち運べるカメラがあれば、選手はもっと映像分析に興味を持ってくれるのでは」

2年前にそう考えたのは、国立スポーツ科学センター(JISS)の岩原研究員だった。

 秋葉原の電気街で、店頭にあったF1マシンなどに載せる防水カメラに着目。

録画もできる携帯型モニターを接続し、カメラ用の一脚の先にくくりつけてプールで使えるようにした。

費用は約8万円。多くの選手が現場に持ち出して使えるようになった。

 JISSのスタッフが国内外の合宿に持ち込んで使ってみると、

「泳ぎのよしあしがその場で分かる」と好評。有力選手のほとんどが使うようになった。

寺川綾は「映像を分析することで、どういう体幹トレーニングが必要かわかった」。

松田丈志は「映像をくわしく分析した上で、自分の感覚も題字にしながら泳いだ」。】



これって、いいですね。テレビで選手の泳ぎを見ていて、一番参考になるのは、水中の画像です。

泳いでいる方は分かりますが、他人の泳ぎの上手・下手は直ぐ分かりますが、

自分の泳ぎ方の欠点はなかなか分からない。自分の泳ぎを、自分が見ることが出来ないからです。

10数年前のことですが、プール仲間が大会のプールにビデオを持ち込んで、

仲間の泳ぎを撮してくれた。

自分の泳ぎを見て「感想は?」と聞かれ、「もう少し上手に泳いでいると思った!」

8万円なら各水泳スクールで皆揃えられる。

日本のアマチャー選手のレベルが大幅に向上すると思います。