「ロンドン女子マラソン」を5日夜TVで見ました。
残念ながら日本選手は16位、19位、79位と惨敗でした。
スタート時、雨が降り出し気温が14度ということですから、体が冷えて選手は大変だったと思います。
前半は5km17分台のゆっくりしたペースで、日本の3選手も、20kmぐらいまでは、先頭Gについていましたが、
後半、スピードが5km16分台に上がると、みるみるうちに置いていかれました。
ケニアの選手(2位)を振り切って優勝したのは、エチオピアの選手でした。
今年の2月丸亀ハーフマラソンに優勝した選手です。デンソーに所属していた(2007)そうです。
丸亀マラソンのコースは、私も3回走りましたが、平坦でとても走りやすいコースですから、
有名選手が大きな大会の前に、調子を確認するために良く出場します。
最近、日本にマラソン留学するケニアやエチオピヤの選手が多いですね。
高橋Qちゃんや野口みずき選手の活躍で、日本のマラソンが注目され、
日本のマラソン練習を学ぶアフリカの選手が多い。練習が同じになれば、日本人は彼ら(彼女ら)に勝てません。
何しろ、ご先祖がライオンと競争していた民族ですから。
というわけで、レースの興味は半減でしたが、
パッキンガム宮殿やトラファルガー広場など、コースのロンドン市内風景を楽しむことは出来ました。
余談です。
イギリスに詳しい同志社大学の浜矩子教授が、5日の中日に面白いエッセイを寄せている。
LIBOR問題に関し、「シテイがシテイでなくなった」と嘆いた後、
ロンドンオリンピックについて、こう述べていました。
【運営上のドジが多々発生するのはいい。これはいたってイギリス的だ。
詰めは甘いが、何とかしのぐ。そこには相変わらずの海賊(英国)魂が生きている。
だが、問題はメダルの数だ。取りすぎている。
勝負にこだわらないのがイギリスらしさのはずである。
負けて喜んだりする自虐性がイギリス的おかしみに通ずる。だが、このところは感じが違う。
勝利を目指してむやみにギラつく。少しそんなイギリスとなっている。
これもやっぱり、一種の自己喪失だ。気になるところ大である。】
というのですが・・・