古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

ガールフレンド

2008-11-28 | 水泳
一週間ほど前、いつものプールに、いつもより遅く4時頃出かけました。バタフライで泳いでいると、向こうから女性スィマーがバックで泳いできます。すれ違う時は、腕が当らないようキックだけで進み、すれ違った後腕を回すのですが、この時、目測を誤って、回した手が、彼女の回す腕にバシャンと当たりました。向こうは前が見えませんからね。
“仕舞った”と思いましたが、そのまま泳いで、ターンして戻ると、彼女が壁際で立っていました。
「ゴメンナサイ。腕が当ってしまって」とあやまると、「いえ、私の方こそ」。
そこから、話が始まりました。
彼女「貴方、バタフライが巧いね。50m泳いでくるもの。私はバタは25mしか泳がない。見ていると、貴方はバタが一番早く泳ぐよ。バタが得意なの?」
「得意というわけではないのですが、大会にはバタで出ます。他の種目ではメダルが貰えないですから」。彼女、私の水泳キャップを見て、「あ、名古屋マスターズに出たのね。私も出たのよ。このキャップは1位でもらったの」と、自分の水泳帽を指差す。
見ると、私の帽子と同じ図柄が描かれている。ただ材質が、布でなく、ゴム?ビニール?
「私は、1位と2位だった。これは一位の帽子だけど、2位の帽子も家にある。貴方は何に出たの?」
「100mバタで2位」
「100mも泳いだの?」
「9月のレインボーでは、バタで200m、100mでした。70歳過ぎですから、100m以上泳げばドベでもメダルですから」
この後の彼女の言葉に驚いた。
「70過ぎなの。若いわね。私は83歳よ」と、「あっはは」と笑い方が豪快だ。
(大会に出場するたび出会うH先輩は「NOZUEさん、若いなあ、俺より10年も若い」というが、それ以上だ。)
「レインボーでは貴女は?」」
「私、9月はイギリスに行っていたから出なかったの。で、バタは毎日何mぐらい泳ぐの?」
「最近はプールに来る度、1300m泳ぐのですが、4種目均等に泳ぎますから、バタも325mですね。」
「バタを泳ぐ人、腕の筋肉が盛り上がっているよ。貴方もバタ泳ぐのならもっと肉を付けた方がいいけど、それだけ泳いでいたら、肉が付く暇無いね。」
「肉を付けたらマラソン走れなくなる」
「マラソンもやってるの。私も学校の頃は、陸上やってた。ハイジャンプとリレイ。リレイはいつも第一走者だった」。短距離タイプらしい。
そこへ、私の最高齢のガールフレンドNさんがやってきた。
「ああ、Nさん」
「Hさん、久しぶりね」
83歳と85歳だから、昔はライバルだった?
その後、泳ぎながら、Hさんの泳ぎを見たが、平泳ぎのフォームの見事なことに感嘆!とても83歳には見えなかった。
帰宅後、今年の名古屋マスターズの選手名簿を見て、千種区のMasako.Hさんと知った。50m平泳ぎと50mバックに出ていた。
後期高齢者のガールフレンドが、もう一人できました。