古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

南信州の旅(1)

2008-11-02 | マラソン
 10月31日、11月1日と、D社名古屋地区OB会の旅行会で、南信州の昼神温泉に出かけました。中央道の恵那山トンネルをくぐって直ぐです。

 31日11時20分、大曽根駅に集合、駅ビルの昼食会から始まりました。旅館のバスが迎えに来て、旅館周辺の観光地を回るという企画。ガソリン代が上がりバス代が高くつくので、幹事が考えた苦肉の策らしい。

 このOB会の楽しみは、久しぶりに会った先輩や後輩との会話です。

 先輩のOさんに、「もう後期高齢者になりましたか?」「とっくになったよ」

「奥さんの分と二人分保険料を払わないといけないですね」

「そうだよ。介護保険料も高くなったしね。定額減税の還付金を待ってるんだ。あんなものあてにしてちゃ駄目だけど」

 後輩のSさんは健保組合の元理事長。

「D社の健保組合は赤字なの?」

「赤字は赤字だけど、積立金を取り崩しているから大丈夫。」

「どうして?」

「今、健保組合を解散すると、積立金は総て政府に没収されます。だから、解散するなら積立金を使い尽くしてからでないと損です。」

「西濃運輸が、後期高齢者分担金の負担で、健保組合を解散したね」

「西濃の負担金は年間予算の30%になった。30%も分担金を負担させられたら、組合健保のメリットはないですよ。

政府はもう信用できない。法律1本で、何でもありですから。」

「D社の健保組合の高齢者医療負担は何%になってるの?」

「後期高齢者だけでなく、前期高齢者(65~74歳)の負担もありますから、合わせて20%くらいですね」

 小生、西濃の健保組合解散を聞いて、これだけ後期高齢者の負担を押し付けられたら、解散するのは当然。他の組合は、どうして解散しないのか?と思っていたが、積立金の問題があったからだ。

 西濃健保解散のニュースをTVで見てた時、厚労省のお役人のインタビューがあった。

 「一部の組合の解散は、“想定内”です」と、平然として言った。“想定内”?どうして?と思ったが、

「積立金があるから全部が解散することはない」の意味だったのだ。

 では、総ての組合が積立金を使い果たして解散したら?

 その時には、くだんのお役人は退職して、どこかへ天下りしている。まさに“想定内”。

 結局、「後期高齢者医療制度」なるものは、本来国が負担すべき医療費を、高齢者と組合に押し付けるものだった?(続く)