5月17日の中日に面白いコラムがありました。“古希”についてです。
【この言葉は中国・唐の時代の詩人杜甫の詩の一節「人生70古来稀」が出典で、70歳のことです。ところがこの前の一節は「酒債尋常行処有」で、「酒の借金はどこにでもある」といった意味で、詩全体としては、「長生きする人はそんなにいないのだから、生きているうちに借金してでも酒を飲んで楽しもう」ということをいっています。
また、「歳月人を待たず」という言葉も前の「時に及んでまさに勉励すべし」という一節とともに「いつまでも若くないのだからしっかり勉強しなさいよ」とお説教のタネにされそうですが、実際は「年を取ったときに後悔しないように楽しみなさい」という意味する唐の詩人陶淵明の詩が出典です。
いい言葉は、元の文脈を離れて使われるもののようですね。】
“古希”の本来の意味は、『70歳まで生きられる確率は低いから、50代、60代の人は大いに楽しもう。借金してでも酒を飲もうではないか!』 ということらしいですね。
【この言葉は中国・唐の時代の詩人杜甫の詩の一節「人生70古来稀」が出典で、70歳のことです。ところがこの前の一節は「酒債尋常行処有」で、「酒の借金はどこにでもある」といった意味で、詩全体としては、「長生きする人はそんなにいないのだから、生きているうちに借金してでも酒を飲んで楽しもう」ということをいっています。
また、「歳月人を待たず」という言葉も前の「時に及んでまさに勉励すべし」という一節とともに「いつまでも若くないのだからしっかり勉強しなさいよ」とお説教のタネにされそうですが、実際は「年を取ったときに後悔しないように楽しみなさい」という意味する唐の詩人陶淵明の詩が出典です。
いい言葉は、元の文脈を離れて使われるもののようですね。】
“古希”の本来の意味は、『70歳まで生きられる確率は低いから、50代、60代の人は大いに楽しもう。借金してでも酒を飲もうではないか!』 ということらしいですね。