古稀の青春・喜寿傘寿の青春

「青春は人生のある時期でなく心の持ち方である。
信念とともに若く疑惑とともに老いる」を座右の銘に書き続けます。

しまなみ海道 1

2004-12-02 | 旅行
 28日、ホテルをチェックアウト、コンビニでお握りと茶を調達しリュックに詰め
る。8時半のバス大浜行き乗車、展望台入口で下りると、「サンライズ糸山」なるレ
ンタル自転車屋はすぐ傍。日曜だし、天気は絶好とあって、客が大勢押しかけてい
る。早速手続きして、マウンテンバイクのタイヤを細くしたタイプの軽快車を借り
る。料金は借り料¥500、乗り捨て料¥1000、通行料のチケットが尾道まで行
くと¥500.合計¥2000だ。
 9:07出発。「糸山」は来島海峡大橋の袂。だから、早速上り坂をエンコラサと
乗り上げる。橋は6橋渡ることになるが、いずれも高い場所に架橋されているので、
橋の入口は相当な急坂である。スタート直後はまだ元気一杯だからなんなく橋の入口
まで上って、是ぞ名にし負う来島海峡か、と橋上から見下ろす。まさに絶景である。
一番心配していたのは、海の上では相当横風が強いのではないか?しかし、今日はほ
とんど無風に等しい。
 11年前、瀬戸大橋の開業5周年のイベントで、瀬戸大橋を渡るマラソン大会とウ
オーキング大会が開かれ、参加者を抽選で募った。両方申し込んだが、マラソンは抽
選外れ、ウオーキングは籤が当って参加したが、鷲羽山側から坂出まで歩いたのだ
が、陸上ではたいした風でなかったのに、橋の上ではすごい強風で、身体を風の側に
倒さないと真っ直ぐに立って歩けなかった体験がある。今日はそれがない。
 6年前にも、明石海峡大橋の開橋記念ハーフマラソン大会に参加し、明石・淡路島
間を往復走った。
だから、今日、この”しまなみ海道”を走破すれば、瀬戸内海の3大橋を人力で通過
出来たことになる。
本当は走って走破できると良いのだが、80Kmを完走する自信はない(実際、福山
城から今治城までの100Kmウルトラマラソンがあるのだが)。そこで、自転車で
走破する計画を組んだのです。
 来島海峡大橋を渡ると、大島。吉海町、宮窪町と通過。次は伯方・大島大橋を渡っ
て、伯方島に入る。
ここで、最初のチョンボをやってしまった。伯方大橋を駆け下りて伯方島の一般道に
入った時、道なり真っ直ぐに走ってしまった。一般道に下りた時、ハンドルを逆に切
らねばならなかったのだろう。つまり、逆方向に走った。多分どこかで「ムキを変え
よ」という標識があったのだろが見落とした。なんとなくおかしいなアと思って停車
したが、もう10分走っている。軽快車で10分走ると3Kmは走ってしまう。コー

には「しまなみ海道」のグリーンの表示が一定間隔にあるのに、それが全く見られな
い。横の畑で働いていたお百姓さんに「大三島橋はどちら?」と聞くと、「反対方向
だよ!」。
 橋から一般道に下りた時は必ず停車して、方向を確認しないといけない。と気付い
たが、後の祭り。これは予定外のミスだった。「予定外のことが起きるのが人生だ」
と諦めて、また10分かけて橋の出口に戻る。出口を過ぎたら、なるほど沢山「しま
なみ海道」の表示がある。(続)