shiotch7 の 明日なき暴走

ビートルズを中心に、昭和歌謡からジャズヴォーカルまで、大好きな音楽についてあれこれ書き綴った音楽日記です

虫歯のブルース / サザンオールスターズ

2010-09-27 | J-Rock/Pop
 歯が痛い(>_<) この週末、最初は歯がしみるなぁ...程度だったのがどんどん悪化していって、昨日から痛くて痛くてメシも食えず、仕方なしにお茶漬け、うどん、トロロ汁、ヨーグルト、プリンといった流動食で食いつないでいる。運悪く日曜と言うことで歯医者は休み。歯が痛いと音楽聴いてても集中できへんし、気を紛らわそうと大好きな任侠 DVD を見ても全然のめり込めずに5分で切り上げる始末。もう最悪である。近所の薬局で買ってきたケロリン(←オモロイ名前つけよるなぁ...)という鎮痛剤が効いて少しマシになったが、それでもいつものようにブログを更新する気力も体力もなく悶々としながら週末を過ごしていた。今日やっと歯医者に行って診てもらったら歯髄炎とのこと。患部に薬を塗ってもらってようやく痛みが取れ、何とか通常の生活に戻れそうだ。ということで、今日は私の今の状況にピッタリの「虫歯のブルース」(サザンオールスターズ)をご紹介。
 この曲は「インディアン狂想曲」とのメドレーでシングル「ホテル・パシフィック」のB面に入っていたのだが、B面として埋もれさせてしまうには勿体ないくらいの力作だ。まずは B.B.キングばりのコテコテのブルースに乗せて “歯から血ぃ出た... 歯から歯から血ぃ出た Baby♪” とひとしきり桑田節が炸裂した後、一転してテンポアップ、インディアンのような雄叫びをバックに桑田師匠のザラザラしたラフなヴォーカルが疾走する「インディアン狂想曲」へとなだれ込む。お約束のハンド・クラッピングが曲に更なるドライヴ感を与え、“ウゥ~ ランララ♪” というバックのコーラス・ハーモニーも効果抜群、ビートリィなメロディーが現れては消え、消えては現れる展開がたまらない(^o^)丿
 途中、突如乱入してくるハラボーの “虫歯のブルース?んなもなぁ ダメ!” から “な、な、何でぇ?”(桑田)、 “ほら、だからやめろって言ったでしょ!”(関口)という掛け合いを挟んで、ハラボーのキーボード連打にヒロシの爆裂ドラミングと、凄まじいまでのハイ・テンションな演奏が続く。先のハラボーの声をサンプリングして4分過ぎたあたりから畳み掛けるように “ダメ!ダメ!ダメ!ダメ!...” とサウンド・コラージュ的に挿入処理しているところなんかも天才桑田の面目躍如といったところだろう。
 それにしても「虫歯」をネタにこれだけの傑作を作れる人って、桑田師匠をおいて他にいないんじゃないだろうか?やっぱりこの人は日本音楽界の至宝やね。

FUN サザンオールスターズ?
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